羽毛の産地と羽毛ふとんの選び方について

おふとん

こんにちは!

駿です。

今回も引き続き羽毛の話をしていきます。

前回の話では羽毛のメリットやデメリット、種類についてお話ししましたが、今回は産地と選び方のポイントについてお話ししていきますね。

前回の内容がわからない方は↓をどうぞー。

羽毛のメリットとデメリット、鳥の種類について

店頭やネットで見ていると「ハンガリー産ホワイトグース90%使用!」「フランス産ホワイトダック85%使用!」などいろんな産地の羽毛製品が売られていると思います。

なんとなくヨーロッパ産の羽毛を使っているとなったら良い商品に見えてきますよね?

では実際に「なにがいいの?」「どこがいいの?」と思う方もいるでしょう。

そんな疑問に答えていきます!

羽毛の産地について

羽毛の産地ですが、大きく分けてヨーロッパ産と中国産の原料が大きなシェアを占めています。

他にもダウンジャケットで有名になったカナダ産の羽毛などがあります。

ここ数年流行っているカナダグースは偽物も出回ったりしているみたいですね。

ニュースなんかを見ていると縫製が雑だったりするみたいなので見比べるとすぐわかるんでしょうね。

話が逸れましたが、これだけ羽毛ふとんやダウンジャケットが普及している日本ですが、日本では羽毛の生産はされておらず羽毛原料に関しては100%海外からの輸入に頼っています。
そこで今回は羽毛ふとんでよく使われている産地についてみていきましょう。

ヨーロッパ産の羽毛

まずヨーロッパ産ですが、フランス産、ハンガリー産、ポーランド産などが大きなシェアを占めています。

ヨーロッパでは古くから羽毛の生産が行われ、技術的にも素晴らしいものがあります。

実際、羽毛の洗いの設備なんかは日本のメーカーも輸入してたりするぐらいですしね。

一般的に寒い地方で育ったダックやグースの方が一個あたりのダウンボール(羽毛の綿毛)が大きくなりやすいです。

鳥も生き物ですから寒い地方で育てば、その環境にあった成長をしていきます。

結果ダウンボールが大きくなります。

店頭で質問された方はそうゆう風に説明を受けたと思います。

たしかにこれは間違いではありませんし、事実です。

ただこれだけでヨーロッパ産の羽毛ふとんを選ぶポイントにするのは少し問題です。

どこが問題なのかは中国産の羽毛をお話しして羽毛ふとんの選び方のポイントのところでまとめます。

中国産の羽毛

みなさん中国産と聞けばどんなイメージを持ちますか?

正直あまりいいイメージを持ちませんよね?

実際安価な羽毛もたくさん日本に輸入されてきています。

でもね、探せば中国産の羽毛でもいいものもあるんです!

というより中国ならではの方法でいい羽毛を作っているところもあります。

中国ならではの方法とは人の手によって1つ1つダウンボールを目で見て手で選別していく方法です。

これは人口が多くまだまだ賃金も安い中国でも農村部でしかできません。

ヨーロッパでも一部でこのやり方をやっているところがありますが、正直そこの羽毛はバカ高いです。

中国だとこの選別方法でもそこそこリーズナブルな価格で輸入することができます。

ですので、中国産だからといって安価で品質が劣るものとは限りません。

ではどうやって選べばいいのかというポイントを次で見ていきます。

羽毛ふとんの選び方

先ほど主だった羽毛の産地についてはお話ししましたが、実際に選ぶ時のポイントをお話しします。

これからお話しするポイントは僕が実際に羽毛ふとんを買う時や友達に勧める時にしている話です。

今までこの選び方で文句は言われたことはないです。笑

誰だって変なものを摑まされたくはないですからね。笑

低価格帯の羽毛ふとん(10,000〜30,000円)の選び方

まず避けて欲しいのが海外製の羽毛ふとん。

主に中国やベトナムからの輸入が多いかな。

「あれ?さっき言ってたのと違うじゃん!」となるかもしれません。

たしかに羽毛自体は悪くないかもしれません。ただし中国やベトナムから羽毛ふとんの製品で輸入してくる場合は別です。

中国から羽毛ふとんの製品で輸入してくる場合、コンテナに詰められて船で輸入されてくることがほとんどです。

中国からの輸入の場合、輸送期間や通関処理で約1週間程度はコンテナに詰められた状態です。

もちろん、バッグに入れてダンボールに入れられて輸入してくるのでほとんどないですが、稀に臭いがするものがあります。

特に湿気の多い時期に臭いが発生しやすいです。

誰だって臭いがするものは避けたいですよね?

でしたら不要なリスクは避けた方がいいです。

金額的にも海外製だからといって半額になるわけでもないですし。

あとはこっちのポイントの方が海外製の羽毛ふとんを避けた方がいい大きな理由ですが、羽毛ふとんを作る時に誰が確認してるの?というところ。

いくら日本人が現地に行って指導したとしても日本人の感覚と海外の感覚は違います。

海外の人は気にならない羽毛の臭いや縫製の歪みなんかでも日本人は気付きます。

その点、日本製のものであれば生産段階で臭いがあれば報告が上がってきてその時点でその羽毛を使うことをやめます。

縫製の不良でも報告が上がってきます。

その場合も不良品扱いです。

やっぱり育ちも文化も違う海外製のものより日本人が日本人に向けて作る方が日本人にあいます。

羽毛や生地は海外製でもいいですが、生産と検品は必ず日本で行なっている日本製の羽毛ふとんがオススメです。

その為、必ず羽毛ふとんを買う時は日本製を選びましょう!

中価格帯(30,000〜100,000円)の羽毛ふとんの選び方

このクラスになってくるとほぼ日本製の羽毛ふとんになってきます。

ですので、低価格帯のところでみたポイントはほぼクリアしていると思います。

もちろんチェックはしておいてくださいね。

ここからは選択肢が増えてきます。

羽毛の種類(ダック、グース、マザーグースなど)や側生地(お布団の生地)の素材など組み合わせが豊富になってきます。

側生地の素材に関しては別ページで紹介します。

先ほどの低価格帯では羽毛はダックが圧倒的に多く側生地はポリエステル100%かポリエステル85%綿15%のものがほとんどだったかと思います。

このクラスからは羽毛もグースを使用したものや側生地も綿100%のものも選択肢に入ります。

ではどのように選べばいいか?

羽毛はグースでできればマザーグースを選ぶといいです。

側生地は綿100%のものがオススメです。

綿100%がオススメな理由としては肌触りの良さと吸湿性が優れている為です。

寝ている間のムレ感を軽減してくれます。

羽毛はグースがオススメな理由は前回の記事の羽毛のところでも説明した通り基本的にはグースの方がダウンボール(羽毛)が大きく空気を多く含むので保温力が高いです。

ですのでグースがオススメになってくるのですが、グースにも産地やパーセンテージが表示されています。

知らない人が見てもなんのことかサッパリわかりません。

同じ93%でも値段が違うことが多々あります。

ではどうやって良し悪しを判断するかですが、DP(ダウンパワー)を見ます。

DPとは羽毛のかさ高を数値化したもので、かさ高が大きなものほどよく膨らみ空気をより多く含みます。

より多く空気を含む羽毛ほど保温力が高いです。

ですのでこの数値が1つの目安になります。

DPについては↓の記事で説明してますのでよかったらどうそー。

羽毛のDP(ダウンパワー)とラベルについて

このクラスの羽毛ですと最低でもDP400以上のものがいいですね。

逆にDPが表示されていないものは避けた方が無難かもしれません。

産地だけは謳い文句であってもDPが低いものもありますので、そこは注意が必要です。

DPもよければそれも謳い文句にしますし。

逆に中国産の羽毛でもDPが440とかであればオススメできます。

ですので産地だけではなく必ずDPも見るようにしましょう。

高価格帯(100,000円〜)の羽毛ふとんの選び方

価格が高くても良いもので眠りたい!といった方にオススメするクラスです。

このクラスになってくると羽毛はマザーグースやアイダーダック、側生地は綿100%でも軽量のものや合繊でもブランドや機能性が高いものが使われるようになってきます。

羽毛に関していえばマザーグースのDP440以上で国内洗浄のものがオススメですね。

羽毛はほぼ海外からの輸入が多く、羽毛の洗浄も海外で行っていることが多いです。

日本では河田フェザーという会社のように羽毛の洗浄を国内で行っている会社もあります。

ちなみに河田フェザーさんは日本羽毛製品協同組合の理事長もやっておられます。

下の記事で日本羽毛製品協同組合について説明してますので興味があれば↓をどうぞー。

羽毛のDP(ダウンパワー)とラベルについて

河田フェザーさんでは良質な羽毛を海外から仕入れ、自社で洗浄、精毛し徹底した羽毛の品質管理がされています。

価格にこだわらないというのであれば河田フェザーさんの羽毛を使用しているものがオススメですね。

専門店で購入を検討する場合、河田フェザーさんの羽毛を使ってるか聞いてみるといいですよ。

専門店なら河田フェザーさんの名前は知ってると思いますし。

もちろん他の羽毛もいいのですが、業界内でも羽毛の部分では河田フェザーさんが頭ひとつ抜けているような印象でした。

側生地の部分ではいろいろあって難しいですが、個人的にはリヨセル(テンセル)がオススメですね。

もちろん綿100%もオススメなんですが、このクラスならではのところを紹介していきます。

リヨセル(テンセル)の詳しい説明なんかは別のページの側生地の素材でお話ししますのでここでは簡単に説明します。

量販店ではリヨセル(テンセル)の羽毛ふとんはあまり見かけないので知らない方もいると思いますが、シャツなんかでは使われている素材です。

特徴としては光沢があり抜群の肌触りです。

また吸湿性も高いのでムレ感も軽減してくれます。

個人的な感想ですが、ずっと触っていたいぐらいトロトロで気持ちいい肌触りです!

見た目もかなり高級で最初に見た時はシルクかと思いました。笑

他にもオススメなものもたくさんありますが書ききれないので、随時紹介・更新していきます!

まとめ

如何でしたでしょうか?

①選ぶ時のポイントは羽毛は産地だけじゃなくてDPを見る!

羽毛の産地だけで選ぶのではなくDPを見てください。

この記事では中国産の羽毛がいいよーみたいな感じになってしまいましたが、ヨーロッパ産の羽毛ももちろん良い羽毛はたくさんありますからね!

ただヨーロッパ産の羽毛は良いイメージが先行して、それだけで高級品!安心!って思うのはやめた方がいいですよってお話です。

逆も然りで、中国産の羽毛だからって安物!粗悪品!って思うのもやめた方がいいです。

中国産の羽毛でも良いものはたくさんありますし、羽毛ふとんの品質表示のところに羽毛の産地が書いてないもののほとんどは中国産ですから。笑

もし今使っている羽毛ふとんが中国産の羽毛や産地が書いていない羽毛ふとんで不満があればヨーロッパ産の羽毛を使用した羽毛ふとんに買い替えを検討してみてください。

不満がなければ中国産の羽毛でも十分満足できるクオリティーだってことです。

ね?悪くないでしょ?

②羽毛ふとんの生産国が海外製か日本製かを見る!

くどいようですが、ここは本当に大事だと思います。

日本人の性格や日本人の性質を理解できるのは日本人だけです。

海外の生産している現場の人はとりあえず日本に出荷したらお仕事終了ー!みたいなとこがマジでありますからね。

もちろんその後はクレームで海外の営業担当が地獄を見ることになるんですが・・・笑

日本で生産していてもクレームが起きる可能性はもちろんありますが、遥かに少ないです。

ですので、僕はあくまで日本製の羽毛ふとんをオススメします!

長くなっちゃいましたが、とりあえず最低でもこの2点は必ず押さえておいて欲しいポイントです。

他にもいろいろとポイントはあるのですが、予算や体型、体質などもありますし一概には言えないです。

体質やお悩みがあるなら専門店で相談してみるといいですよ。

親身になって相談に乗ってくれると思います。

ただ商売熱心な人で高いものばかり勧めてくる人もいるので、予算や検討中であることをハッキリと伝えると比較的しつこさは無くなります。笑

なんで服屋や布団屋ってあんなストーカーみたいな接客してくるんだろう?

個人的にはあの接客方法されんの大嫌いですけどね。笑

いつか調べてみたいと思います。笑

ほな、また!

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