保温性の高いお布団を買ったはずなのに騙された・・・?
なんとか改善したいけど、どうすればいいのかわからない・・・
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさんが解説します。
せっかく暖かい羽毛布団を買ったはずなのに、寒くて眠れない・・・
冬場になると底冷えしてツラい・・・
こんな経験をしている人は多いんじゃないでしょうか?
実はこの問題は比較的簡単に、安く改善することができます。
結論として、敷き寝具を見直してみてください。
まずは布団に入って底冷えして寒く感じる原因を解説しつつ具体的な解決策をお話します。
わりと簡単に対策できるのに効果が高い方法なのでおすすめですよ。
ぜひ試してみてください。
お布団に入っても底冷えして寒い3つの原因と対策
お布団に入っても底冷えして寝付けない人は多くいます。
まずはその原因をしっかり把握して、対策をしていきましょう。
寒いときは掛け布団や毛布などで対策しがちですが、大事なのは敷き寝具です。
ここを正しく見直せば簡単に改善できます。
この記事では具体的に3つのパターンで解説するので底冷え対策の参考にしてみてください。
すでに家にあるもので対策できる場合もありますし、新たに追加で購入する場合でも比較的安いもので対策できるので、ぜひ試してみてください。
フローリングや畳の上に敷き布団を直敷きしている
まず1番多い底冷えの原因としてフローリングや畳の上に敷き布団やマットレスを敷いて寝ている場合です。
フローリングに使われている素材は熱伝導率が高く、熱をすぐに吸収してしまいます。
お布団の中で温まった空気もすぐに床に吸収されてしまうので、これではいつまでも布団の中は暖かくなりません。
畳の場合はフローリングよりはマシですが、それでも底冷えすることが多いです。
特に築年数の経っている古い家屋の場合だと、換気を良くするために畳の下にある板は隙間があけられていることもあります。
そうなると冷たい空気も通ることになるので、底冷えの原因になります。
フローリングの場合でも畳の場合でも共通して言えますが、一戸建てで1階部分で寝ている人は2階で寝ることによって底冷えが改善する場合があります。
冷たい空気は下にいきやすく、暖かい空気は上にいきやすい性質があるので、1階はそもそも冷えやすい環境です。
同じフローリングや畳の上にお布団を敷く場合でも、1階で寝るのと2階で寝るのでは温度差があります。
2階建て以上の一戸建てに住んでいる人は試してみてください。
マンションに住んでいる人はどうすればいいの?
大丈夫です!改善策はあります!
もちろん、マンションなどワンフロアで生活をしている人にも対策はあります。
キャンプなどアウトドアをしている人は知っているかもしれませんが、アルミシートやアルミマットを利用すると底冷えが改善されます。
アルミシートは断熱効果があるので床からの冷気を防いでくれるので、底冷え対策にはうってつけのアイテムです。
通販で買ってもいいですし、ホームセンターなどでも売っていることが多いのでどこでも買えるメリットもあります。
サイズはいろいろありますが、ぴったりサイズあわせようと思うならシングルサイズのお布団を使っている人であれば100cm×200cm程度のものを選ぶと無難です。
寝相が悪い人はもうワンサイズ大きいものを選ぶとズレ落ちにくくなりますよ。
布団からアルミシートやアルミマットがはみ出るので少し不格好ですけどね。
他にもあったか系の敷きパッドを使用することでも改善が見込めます。
ただ、こちらはどちらかというとベッドを使用している人やアルミシートを敷いていても寒いと感じる人におすすめの方法です。
わざわざ敷きパッドを買うのが面倒だなと思う人は毛布を敷き布団の上に敷いて使うのもアリですよ。
敷き布団のサイズにぴったりフィットというワケにはいきませんが十分効果があります。
毛布を持っている人は試してみてください。
アルミシートを使用しても改善しない場合や底冷えとまでは言わないけど、寒くて寝れないという人は購入を検討してみてください。
あとはベッドを導入したり、床にラグやカーペットなど敷いたりといった対策もありますが、費用が高くついたり手間がかかるので、この記事では割愛します。
掛け布団と体の間に隙間ができている
掛け布団がの素材がポリエステルなど比較的しっかりとした素材の場合、お布団と首元の間に隙間ができて寒い思いをしている人もいるでしょう。
隙間から冷たい空気が入ってきて寒い・・・
これも改善できます!
これもお布団を買い替えずに改善する方法があります。
お布団の買い替えを考えると羽毛布団の場合だと何万円もするので、痛い出費ですよね・・・
そこでこの記事では毛布を使って改善します。
隙間を改善することだけを考えるのであれば、今使っているお布団の上に毛布をかけてあげることで物理的に隙間をつぶすのが1番簡単で効果的です。
ただ、なんでもかんでもお布団の上に毛布を掛けるのではなく向き不向きがあります。
まずは自分が持っている毛布の素材を確認してください。
ポリエステルやアクリルなどの化学繊維の場合はお布団の上に毛布かけてください。
綿毛布やウールなどの天然素材の毛布の場合は掛け布団の下で毛布を使ってください。
素材によって順番が変わるのは、それぞれの素材の持っている吸湿性や放湿性に関係があります。
天然繊維のものであれば吸湿性も放湿性もあるので、体から出る寝汗や湿気もしっかりと吸収してくれるので、快適に眠ることができます。
それにお布団と違い毛布は柔らかいので、体にしっかり沿ってフィットしてくれますしね。
逆に化学繊維のものは特殊な加工がされていない限り吸湿性がないので、お布団の内側で使うちムレて不快になります。
こんな感じで書くとイメージは悪いですが、安いものも多く使い勝手は悪くありませんよ。
ですので、ポリエステル毛布などはお布団の上からかけるようにしてください。
ちなみに今説明した毛布をかける順番は羽毛布団用の例になります。
綿わた布団の場合は布団の上に毛布をかけてもあまり暖かくならないと思います。
すいません、最近は僕自身も綿わた布団を扱ってないので確証はないですが・・・
もし寒く感じるようであれば、お布団の上に毛布をかけてみたり、お布団の内側で毛布を使ってみたりいろいろ試してみてください。
寒さ対策としては毛布と敷きパッドをあったか系に変えると効果は高くなります。
個別に買うのもいいですが、セットで買うとデザインや色の統一感もあっておすすめですよ。
寝汗をかいて冷えてしまっている
これはあまり多くはないパターンですが、寝汗をかいて体が冷えて目が覚めることがあります。
この場合の原因は寝具だけではなく体調やストレスなどの要因もあります。
体調やストレスなどのメンタル面については専門外なので、触れないでおきます。
この記事では寝具などの寝室環境に注目して解説していきます。
寝汗をかいて体が冷えて目が覚めるというのは、寝具やパジャマが寝汗を吸収していないのが原因です。
これは吸湿性のないポリエステルなどの化学繊維のパジャマや寝具を使っている人に多い傾向にあります。
体調不良やメンタルに原因がある場合を除き、寝汗をかいているということはお布団自体は暖かく眠れています。
問題は体から出る湿気や寝汗をパジャマや寝具が吸収できていないことです。
体から発生する湿気や寝汗は吸収されずに体の表面に残っていると体の熱を奪い、表面体温を下げていきます。
このような状態で寝ていると体が冷えて目が覚めてしまいます。
このままにしていると風邪など体調不良の原因や肌荒れ、パジャマや寝具の臭いの原因にもなるのでなるべく早く改善しましょう。
改善策は簡単でお布団のカバーやシーツ、敷きパッドなどの体に触れる部分の素材を天然素材のものに変えることです。
もちろんパジャマも綿素材のものが良いですね。
天然繊維のものだと吸湿性や放湿性が高いので、寝汗をかいてもしっかりと吸収してくれますし、吸収した水分もしっかりと発散してくれます。
綿100%など天然繊維が望ましいですが、それだと選択肢が限られてくるので綿とポリエステルの混合のような多少でも綿などの天然素材が入っているものを選ぶのがおすすめです。
モコモコのポリエステル100%のパジャマやルームウェアも着ていて暖かいですし気持ちいいのですが、寝るときは着替えたほうが寝心地はよくなりますよ。
まずは自分の使っているパジャマや寝具の素材を見直すところから始めてみてください。
ちなみに僕が今使っているのが下のカバーですが、かなり気持ちいいです。
詳しくは【レビュー】綿100%のダブルガーゼの掛け布団カバーが気持ちよすぎる!【肌触り抜群】という記事で解説しているので興味がある人は参考にしてみてください。
布団に入っても底冷えして寒い原因と対策のまとめ
布団に入っても寒い原因と解決策について解説しました。
一日の終わりのベッドタイムが寒かったりするとなかなか寝付けずにツラい思いをします。
出来る限り簡単で安く解決できる方法で対策を書いてみました。
他にもベッドを買って地面から高い位置で寝ることで底冷えの解消をしたりする方法もありますが、その場合だとスペースやお金の面でも大変です。
まずは比較的簡単に試せる方法から試していってください。
アルミシートが安く簡単に試せるのでおすすめですが、それでも解決できない場合は敷きパッドや毛布を使うことで改善してみてください。
この方法だとかなりの割合で解決できると思います。
みなさんが知っている他にも良い解決策があれば是非教えてください。
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