梅雨の湿気対策が気になる・・・
家の中でもできる布団の湿気対策が知りたい。
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業マンのしーさんが解説します。
梅雨の時期など雨が続くと布団が干せなくて、気持ち悪くなってきますよね。
お布団に湿気がたまると寝心地が悪くなることはもちろん、ダニの温床にもなってしまいます。
そんな梅雨時期の湿気対策をこの記事ではまとめてみました。
基本的に雨の日に家の中で完結する簡単な方法をまとめてみましたので参考にしてみてください。
梅雨に行うべきお布団の湿気対策5選
雨の日が続く梅雨の時期に行うべきお布団の湿気対策を5つにまとめてみました。
家の中でできることなので、自分が試しやすいものから試してみてください。
基本的におすすめかつ効果の高いもの順に紹介していくので、参考にしてみてください。
布団乾燥機を使う
1番効果が高く実感ができるのが、布団乾燥機を使う方法。
道具さえあれば、これが1番おすすめです。
とはいえ、湿気対策だけに布団乾燥機を買うのはなかなか勇気がいりますよね。
買った場合は収納スペースの確保も必要ですし。
ただ、布団乾燥機は布団を乾燥させる以外にもメリットはいろいろとあります。
ただメリットだけ紹介するのもフェアじゃないので、デメリットもふくめて布団乾燥機のメリットデメリットをまとめてみます。
- 湿気の除去ができる
- 布団を暖めることができる
- 衣類の乾燥もできる
- 靴やブーツの乾燥もできる
- ダニの除去ができるものもある
- 羽毛布団のふくらみを取り戻すことがある
- 収納スペースが必要
- 音がうるさいものもある
- 30分~1時間程度の時間がかかる
- マットありタイプはセットするのが面倒
- 電気代がかかる
ざっくりとメリデメをまとめるとこんな感じ。
メリットとしては布団を乾燥させて湿気を飛ばすだけでなく、他の用途にも使えるところが考えられます。
使おうと思うとオールシーズン使えますしね。
一方デメリットは置く場所と手間が挙げられます。
布団乾燥機を収納するスペースが必要になりますし、セットする手間と乾燥機を使用している間はお布団が使えないというデメリットもあります。
ダニ対策にも有効なマット付きのタイプではセットするのはかなり面倒で、めんどくさがりな人には正直ちょっとおすすめできません。
一方マット無しタイプの方は省スペースで使い勝手も良くおすすめですが、乾燥機能を考えるとマット付きタイプよりも乾燥のムラが出やすいという特徴もあります。
正直、このあたりは一長一短で個人の好みで選んでもらえれば大丈夫かと思います。
ただ布団乾燥機を使うことで雨が続く梅雨の時期だけでなく、寒い時期の寝る前の布団の暖めにも適していますし、ダニ対策もできるので持っておいて損のないものですよ。
布団の湿気対策という意味ではこれが1番おすすめになります。
エアコンの除湿機能や除湿器を使う
手軽にできる湿気対策がエアコンの除湿機能や除湿器を使う方法になります。
もはやほとんどの家庭にあるとエアコンを使う方法が1番取り掛かりやすい方法かなとも思います。
外から湿気が入らないようにドアや窓を閉め切り、掛け布団はひろげてイスにかけたり布団干しにかけるなどし、敷き布団やマットレスは窓から離れた壁にたてかけることで風通しの良い環境を作り除湿してください。
その際、1時間に1度ぐらいのペースでお布団の表裏を入れ替えてあげるとより効果的です。
この後で紹介する扇風機と併用することでさらに効果は高まりますよ。
扇風機を使って風を通す
エアコンは電気代が気になる・・・いや家にエアコンがないという人は扇風機を使う方法もおすすめです。
先ほどのエアコンの除湿機能や除湿器を使うのと同じシチュエーションで、掛け布団はイスや布団干しにかけ、敷き布団やマットレスは壁に立てかけるなどしたあと、扇風機をお布団にあててください。
これだけでも何もしないよりはるかに効果があります。
こちらも定期的にお布団の表と裏を変えつつまんべんなく風が当たるようにしましょう。
起きたら布団をめくったままで放置する
正直、これは湿気を取るというよりは湿気をたまりにくくする方法で、ちょっと行儀が悪いように思うかもしれませんが毎日の習慣として取り入れるのはありです。
イメージしにくいかもしれませんのでこれは下の画像を参考にしてみてください。
お布団から出る時は頭側から下半身の方へ掛け布団を半分にたたんで出る人が多いと思います。
出た後に綺麗に整えている人もいるかもしれませんが、あえてそれをせずに掛け布団を半分にたたんだ状態のままにしておいてください。
そうすることで、半分だけでも空気に触れる面が作れるので空気が通りやすくなり、湿気がこもりにくくなります。
毎日同じたたみ方だとそこばかりが空気に触れることになってしまうので、二つ折りのたたみ方を変更しつつ、まんべんなく空気を通してあげると湿気のたまり具合を分散させることができます。
もちろん、毎日お布団を上げ下げしている人はこの方法はやらなくても大丈夫です。
この方法はどちらかというと普段はベッド使いの人で掛け布団を収納することがない人におすすめの方法です。
布団をクリーニングに出す
究極の湿気対策は布団をクリーニングに出すという方法もありです。
ただ、これは根本的な湿気対策にはならないんですけどね。
とはいえ、湿気がたまったお布団をクリーニングに出すことで湿気はもちろん、汚れもとれますし、高温で乾燥させることでダニも死滅しますのでお布団のメンテナンスとして優秀な方法ですよ。
僕もお布団のクリーニングに出したりもしますし。
実際にお布団のクリーニングに出した感想や見た目については羽毛布団を宅配クリーニングのフレスコで洗った感想を写真付きで解説!【評判や口コミも】という記事で詳しく解説しているのでそちらを参考にしてみてください。
とはいえ、クリーニングに出すと費用もかかるし、どれぐらいの頻度で出せばいいのかわからないという人は羽毛布団のクリーニングの正しい頻度は?頻繁に洗った場合の2つのリスクという記事で解説しているのでそちらも参考にしてみてください。
梅雨に行うべきお布団の湿気対策5選のまとめ
梅雨など雨が続いた場合のお布団のお手入れ方法について解説しました。
布団乾燥機があれば便利ですが、わざわざ買うのもちょっと・・・って人はエアコンの除湿で十分問題ありませんよ。
僕もめんどくさがりなので基本的に梅雨の時期はお布団は部屋のエアコンで除湿をまわしていることが多いですし。
それで特にカビが生えたり、お布団が傷んだということもないですしね。
ただ、寒がりな人で寝る前にお布団を暖めたいという人や家族の靴を洗ったりして乾かすのが大変と感じている人は布団乾燥機を買うのは全然アリです。
個人的には布団の湿気対策に乾燥させたいだけであれば、布団乾燥機は必要ないと思います。
ただ、寝る前にお布団を暖めたいという人や洗濯ものの乾燥に使いたいという人は買っても後悔しませんよ。
意外と手間のかかるお布団の湿気対策ですが、湿気対策をしているのとしていないのではお布団の耐久性も変わりますし、衛生面で考えてもしっかりと湿気対策はしてくださいね。
他にも寝具のことで気になることがあるのであれば、下の記事で羽毛布団や枕、敷き布団のことをまとめているので参考にしてみてください。
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