羽毛布団のクリーニングの正しい頻度は?頻繁に洗った場合の2つのリスク

羽毛布団のクリーニングの頻度アイキャッチ羽毛布団のクリーニング
羽毛布団ってどれくらいの頻度でクリーニングに出せばいいの?
いろいろ調べたけど、書いてあることがバラバラでどれを信用していいかわからない・・・
仮に洗い過ぎるとどうなるの?リスクも知っておきたい!

 

この記事ではこんな疑問にお答えします。

 

睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさん(@lipton0507)が解説します。

 

羽毛布団のクリーニングの頻度っていろいろ調べていても、毎年出せばいいって書いてあるところもあれば3年に1度ぐらいでいいってところもあってわかりにくいですよね。

 

結論、羽毛布団のクリーニングの頻度はどの立場から書いているかで変わります。

 

ちなみに寝具業界にいて羽毛布団を売っている立場の僕の結論は、3年~5年に1度の頻度で洗うことをおすすめします。

 

これには明確な理由もあります。

 

この記事では羽毛布団をクリーニングに出す頻度はどれくらいがいいのか、頻繁に出すとどんなデメリットがあるのかを解説します。

 

羽毛布団をクリーニングに出す頻度を正しく理解することで羽毛布団を長く使うことができますよ。

 

この記事でわかる内容
  • 羽毛布団のクリーニングの頻度
  • 羽毛布団を洗い過ぎた場合のリスク
  • 羽毛布団のクリーニングに出すタイミング
これがわかる!
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羽毛布団をクリーニングに出す頻度はどれくらい?

疑問のイメージ

冒頭でも書きましたが、羽毛布団のクリーニングの頻度って調べてみても書いてあることがバラバラで結局何を信じていいのかわかりませんよね。

 

これはどの業界の人間が書いたかで変わります。

 

僕は寝具業界の人間なので、寝具業界よりの書き方になってしまいますが出来るだけ客観的なデータも交えつつ解説します。

 

逆にクリーニング業界の立場は自分で調べたことをまとめているので少し内容としては薄めになるかもです。

 

それでは業界ごとに個別に解説していきます。

 

寝具業界の人間から見た場合のクリーニングの頻度

寝具業界の人間の立場から書くなら、羽毛布団の最適なクリーニングの頻度は3年~5年に1度がおすすめです。

 

3年~5年と幅があるのは羽毛布団の使い方や汗っかきなどの体質による要素もあるからですね。

 

そこまで汗をかくこともなく汚れもない場合や、羽毛のふくらみもしっかりとある場合は5年に1度ぐらいの頻度でも十分大丈夫です。

 

逆に汗っかきの人や汚れが気になる人、羽毛のふくらみが無くなって寒く感じるといった人は3年に1度ぐらいのペースでもいいかもしれません。

 

なぜこれぐらいの頻度がいいのかというと洗い過ぎると生地も羽毛もダメージを受けてしまうんですよね。

 

詳しくはこの後に書く羽毛布団を洗い過ぎた場合のリスクで解説します。

 

クリーニング業界の人間から見た場合のクリーニングの頻度

いろいろ調べていると下記のようなことが書かれていました。

 

  • 寝汗を吸って衛生的ではない
  • カビやダニが出るので毎年洗った方が衛生的

 

上記の理由で毎年シーズン終わりに洗うのがベストという風に書かれていました。

 

寝汗を吸って衛生的ではないというのはわかります。

実際、寝汗はかきますし汚れはどうしても付着してしまいますしね。

 

ただし、ポリエステル100%のような羽毛布団でない限り、吸湿性と放湿性のある素材を組み合わせた生地が使われています。

 

吸湿性や放湿性と書くと難しく感じるかもしれませんが、要するに湿気を吸って発散してくれるんですよ。

 

熱が出たときのように大量の汗をかいた場合を除けば、普段の寝汗ぐらいの湿気は干すぐらいで十分解消できます。

 

羽毛布団は基本的に生きたダニをお布団の中に通しません。

これは羽毛布団の生地屋のデータでも証明されています。

 

羽毛布団の生地にはダウンプルーフ加工と呼ばれる目つぶし加工がされているのでダニが元々通りにくいのでそこまで気にしなくてもいいかも。

 

羽毛布団にカビが生えるってそもそもクリーニング以前に保管方法や使い方が悪い可能性が高いと思います。

 

そんな人はクリーニングに出して返ってきてもまたカビが生えてきそうな気がします。

これに関してはそんな状況の人と話したことがないので、わかりませんけどね。

 

羽毛布団を洗い過ぎた場合の2つのリスク

リスク

寝具業界の人間から見て、羽毛布団のクリーニングやコインランドリーで洗い過ぎた場合に起こるリスクについても詳しく解説します。

 

リスクは明確に2つあります。

 

ひとつは実際のデータの一部も公開しつつ解説しますので信ぴょう性はあるかと。

それではひとつずつ解説します。

 

羽毛が傷む可能性がある

羽毛は動物の羽なので油脂分というものを含んでいます。

これが臭いの原因になることもあるのですが、完璧に取り除いてしまうとパサパサのふくらみのない羽毛になってしまいます。

 

仮に洗い過ぎたり下手に洗剤を使って、油脂分を落としてふくらみのない羽毛になってしまうと保温性が下がってしまい、使っていても暖かくない羽毛布団になってしまう可能性があります。

 

羽毛布団のクリーニングのノウハウをしっかりと持っているところであれば、必要な油脂分を残して洗ってくれます。

 

あまり羽毛布団のクリーニングの取り扱い経験がないようなところに出したりするのは逆にリスクですよ。

 

それに毎年のようにクリーニングに出していたり、コインランドリーで毎シーズン洗っていると油脂分が落ちてしまってパサパサになりがちなので注意しておいた方がいいですよ。

 

生地が傷む可能性がある

個人的にはこちらのデメリットの方が強いかなと思っていて、羽毛布団の側生地は洗う事に弱いです。

 

羽毛布団の側生地を洗うことで起こるデメリットは2つあります。

 

  • 側生地が縮む
  • 側生地から羽毛が飛び出す可能性がある

 

実際にデータを見てみましょう。

 

ポリエステル混の生地検査データ

こちらはネットや量販店で多く採用されているポリエステル85%綿15%の生地のデータです。

多少の数値の前後はあってもだいたいこれに近い数値になります。

 

もうひとつ綿100%の生地のデータもご覧ください。

 

綿100%の60サテンの生地検査データ

※上記2つのデータは一般財団法人ボーケンで取ったデータの一部です。

 

これも綿100%で使われることの多い60サテンの生地検査のデータになります。

 

この2つのデータで見て欲しいのが通気性と寸法変化率です。

通気性は羽毛の飛び出しに繋がりますし、寸法変化率はお布団の縮みに繋がります。

 

通気性の部分ですが、数字が大きいほど通気性がよくなります。

ただし、羽毛布団の場合は通気性が高くなりすぎると羽毛が飛び出してきます。

 

2つ目の綿100%の生地の場合だと洗濯後の通気性が3.2になっています。

正直3.2ぐらいであれば問題ないのですが、これが4とかを超えてくると羽毛が飛び出してきます。

 

じゃぁ、逆に通気度が低いとどうなるの?

 

通気度が低いお布団だと肌触りが硬くなりますし、空気が通らないので羽毛がふくらみにくいです。

となると硬く暖かくない羽毛布団が出来上がってしまうんですよね。

 

ちょっと話が逸れましたが、羽毛布団は洗うことで生地の目がゆるんできて、その小さな隙間から羽毛が飛び出してきます。

 

しかもこの通気度って洗ったら緩んで高くなっていきますが、後から改善する方法はありません。

何度も洗っているとどんどん緩んでいくので、結果的に羽毛も抜けやすくなります。

 

これが羽毛布団のクリーニングを毎年のようにするのはおすすめしない理由のひとつです。

 

寸法変化率の方はわかりやすくて、お布団でも洗濯物でも洗うと縮みますよね。

このデータを見てもらってもわかる通り、綿100%の方だとよこが-3.2%となっています。

 

たかだか3%と思うかもしれませんが、羽毛布団はサイズが大きいので3%縮んだだけでも約5㎝も縮むことになります。

 

5㎝縮むとなるとさすがに気になるかも・・・

 

これは洗うことで綿が収縮してしまって縮んでしまいますが、使っているうちに少しは戻ります。

とはいえ、完璧に戻ることはないですけどね。

 

身長が高い人の場合はお布団が縮んでしまうと足が出てしまったり寒く感じるかもしれません。

縮むことのメリットって何一つありませんよね。

 

繰り返し洗うことで羽毛布団が縮んでしまうのも、クリーニングを頻繁にすることをおすすめしない理由になります。

 

基本的な寝心地自体は綿100%>ポリエステル混の生地なんですが、洗うという面ではポリエステル混の生地の方が向いていますよ。

 

頻繁にクリーニングに出したいと考えているのであればポリエステル混の生地の方がおすすめです。

 

羽毛布団のクリーニングはいつ出すのがいい?

いつ?のイメージ

羽毛布団をクリーニングに出すかタイミングも悩みますよね。

 

これは羽毛布団を使う前がベストだと思っています。

 

というのも、羽毛布団を使い終わったタイミングで出すと戻ってきてからしばらくは押し入れやクローゼットの中で保管しておかないといけませんよね。

 

場合によっては湿気がたまってしまうこともあるので、湿気を取り除くという意味でも使う前にクリーニングに出すのがおすすめです。

 

もし羽毛布団を使い終わってすぐに出したいという場合は、保管もしてくれるクリーニング業者に依頼するといいですよ。

 

保管してくれるクリーニング業者であれば、収納スペース的にもメリットはありますし、綺麗な状態で必要なときに送ってくれるのでおすすめです。

 

羽毛布団のクリーニングの頻度についてまとめ

まとめのイメージ

羽毛布団のクリーニングの頻度について寝具業界の立場からの考えを書きました。

 

基本的に羽毛布団のクリーニングは毎シーズンは必要ないかなと思っています。

あまり洗い過ぎてしまうと生地の方がダメージすごくてデメリットが多いですしね。

 

僕の意見は、羽毛布団のクリーニングの頻度は3年~5年に1回で大丈夫ということ。

 

もちろん極端に汚れてしまって嫌だという場合や羽毛のふくらみがなくなって寒い思いをしているという場合はもっと早い頻度でクリーニングをしてもいいですよ。

 

あくまでひとつの意見ですが、羽毛布団をクリーニングに出す頻度の目安にしてみてください。

 

実際に僕が羽毛布団をクリーニングに出した実体験を羽毛布団を宅配クリーニングのフレスコで洗った感想を写真付きで解説!【評判や口コミも】という記事でレビューしているので参考にしてください。

 

 

他にも羽毛布団のクリーニングに関して【2020年】羽毛布団の宅配クリーニングのまとめ!【頻度や料金相場までまるごと解説】という記事でまとめています。

 

羽毛布団をクリーニングに出すメリットやデメリット、頻度や料金相場を知りたいという人はこちらを参考にしてみてください。

 

 

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プロフィール
このブログを書いた人
しーさん

30代の寝具業界の営業マン。
睡眠環境・寝具指導士の資格あり。
寝具に疑問や不満を感じている人の手助けができればいいなと思いブログを立ち上げ情報を発信中。

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