日本製のダウンケットと中国製のダウンケットの違いってなに?
あんまり安いものだと逆にちょっと・・・コスパがいいのを教えて!
この記事ではこんな疑問にお答えします。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさん(@lipton0507)が解説します。
夏場におすすめの寝具であるダウンケットですが、安いものはほとんど中国製です。
そんなダウンケットや羽毛肌掛け布団でも品質にもこだわりたいといった人には日本製のダウンケットをおすすめします。
とくに日本製のダウンケットでも値段と品質のバランスがいいと思うコスパ重視で選んで解説します。
ネットで買える純粋におすすめできるものを紹介しますので、参考にしてみてください。
値段重視でとにかく安いものが欲しいという人はジャパネットで買うか中国製の安いものを選ぶといいです。
そのかわり品質も値段なりですけどね。
そもそも日本製のダウンケットと中国製のダウンケットって何が違うの?という疑問を解説しておすすめの日本製ダウンケットの紹介と解説をしていきます。
ちなみに日本製のものが多くなっていますが、2024年のおすすめのダウンケットを【2024年版】寝具指導士が選ぶダウンケットのおすすめランキング【コスパ重視】という記事でランキング形式で紹介しています。
手っ取り早くおすすめのダウンケットが知りたいという人はこちらの記事をご覧ください。
この記事で紹介しているダウンケットもランクインしていますよ。
日本製ダウンケットと中国製ダウンケットの違い
おすすめを紹介する前に先に日本製と中国製の違いについて解説しておきます。
まずは大きな違いをまとめておきます。
- 値段の違い
- 品質の違い
- 検品の違い


主に3つの違いがありますので順番に解説していきます。
値段については結構な金額が変わるので気をつけてください。
中国製のダウンケットであれば安いものは4,000円ぐらいから買うことができますが、日本製のダウンケットであれば6,000円程度からが相場になってきます。
なぜ、こんなに値段が違うかというと人件費と素材の品質が違います。
中国の人件費も上がってはきていますが、それでも日本と比べるとまだまだ安いです。
また品質については側生地や羽毛の品質が変わります。
安い中国製のダウンケットや羽毛肌掛け布団は側生地や中身の羽毛も中国のものを使ったお布団が多いですが、日本製のダウンケットは生地も国内で作って縫製も国内でというものがあります。
ただ日本製のダウンケットでも安いものは側生地は中国から輸入しているケースも多いですけどね。
日本製のダウンケットは中の羽毛にしても国内で洗っていたりしますし、ダウンの産地も中国産ではなくハンガリーなどのヨーロッパ産のものが使われます。
あと安い中国製のダウンケットで多いのはダウン率が50%と羽毛の品質としては最低クラスですが、日本製のダウンケットではダウン率が50%のものもありますがダウン率が90%の高級クラスのものもあり、グースを使用したものもあります。


ダウン率が50%だと残りの半分はなにが入っているの?
こんな風に思いますよね。
残りはフェザーとよばれる羽根が入っています。
簡単に書くとフェザーは羽軸とよばれる硬めの芯があるのでチクチクと感じます。
チクチクとした感触が嫌な人はダウン率が高めのものを選ぶ方がおすすめです。
ダウンとフェザーの違いについてもっと知りたいという人は羽毛布団と羽根布団の違いと特徴を比較【簡単な見分け方を解説】という記事でダウンとフェザーの特徴について解説していますので参考にしてみてください。
とはいえ日本製のダウンケットでも値段ばかり気にしてダウン率が50%のものだとあまりいい品質のものではないので選ぶときは注意してみてくださいね。
これだけ見れば別の中国などの海外製でも問題ないように思うかもしれませんが、ダウンのような羽毛を使う場合、海外製の場合は臭いの問題が日本製のものと比べると多くなります。
羽毛が臭うと寝室全体が臭くて寝れないということもありえますので注意が必要です。
中国などの海外製の場合、匂いの感覚が違うのか臭いものも混じってくることがあります。
日本製のダウンケットの場合、羽毛を充填する前に工場の人が臭いに気づいて出荷をストップしたり対策してくれるので臭いの部分では非常に安心ですよ。
そういった意味でも最終検品をしている場所が日本というのは非常に重要です。
この他にも下の記事でダウンケットの値段が違うと何が変わるのかを解説していますので、あわせてご覧ください。
日本製の洗えるダウンケットのおすすめ3選
さてこの記事の本題である日本製の洗えるダウンケットを3つご紹介します。
純粋にこれいいなと思ったものを3つに絞って紹介しますので、全部おすすめできますよ。
おすすめの理由についても解説しているので、日本製の洗えるダウンケットを探しているのであれば参考にしてみてくださいね。
日本製でもコスパ抜群の洗えるダウンケット
まずは値段はなるべく安くてお得に買いたい!という人にはこちらのダウンケットがおすすめです。
おすすめポイントをまとめるとこんな感じです。
- 家庭で洗える
- ダウン率が85%
- 中身の量が3パターンから選べる
- 受注生産でできたてが工場から直送
- 1枚でも送料無料
おすすめ!


このダウンケットはかなりコスパがいいです。
安いダウンケットだとダウン率が50%~70%程度のものが多いのに85%もダウンが入っているので、ダウンの羽軸がチクチクしたりすることも少ないのもおすすめです。
人によっては寒さの感じ方も違うので中身の充填量であたたかさを調整できるというのは受注生産の強みですよね。
もちろん送料が無料というのもポイントが高いです。
安く買ったつもりが送料を含めると高かった・・・なんてこともありますからね。
いいところばかり挙げていても説得力がないと思うので、デメリットも挙げておきます。
といってもデメリットはほとんどなくて、受注生産なので即日発送が難しいという点ぐらいです。
それでも5~7日間程度で発送してもらえるので、1か月待ち!みたいなことにはならないのでそこまで気にもなりませんよね。
ほんとにデメリットってこんな程度です。
他にあげるとすれば最近では円安の影響もあり、羽毛などの原材料の価格が上がってきているので、毎年値段が上がっているのが気になるぐらいですね。
とはいえ、完全におすすめです。
高品質でホテルのような洗える日本製ダウンケット
高品質でホテルライクな感じの日本製の洗えるダウンケットのおすすめがこの「日本製 洗えるダウンケット ホワイトダック90%
おすすめポイントを下にまとめますね。
- 家庭で洗える
- 洗いやすくムレにくい吸水速乾
- 防ダニ加工
- ダウン率が90%と高い
- レビュー投稿で枕カバーをプレゼント
おすすめ!


しかも洗いやすく清潔感を保ちやすいように吸水速乾加工も施してあるのもポイントが高い!
ダニシャットという防ダニ加工も施されているので、お布団のダニが気になる人でも問題なしです。
ちなみに羽毛の臭いが気になるという人でも僕はこの会社を知っていて、製品の臭いを嗅いだことがあるのですが問題なしで安心しておすすめできます。
臭いだけでなく、ダウン率も90%と高くチクチク、ゴワゴワ感もなく肌触りとしても最高クラスですよ。
さらにレビュー投稿で枕カバーももらえるのでコスパアップですよ。
柄はこちらで選べないですけど、おしゃれな北欧柄でどれがきてもハズレはないかなといった感じです。
綿100%なので単純に枕カバーとしてもおすすめできますしね。
デメリットはほとんどなく、色が白しかないというところぐらいですかね。
値段はちょっと変わりますが、柄がある方がいい人は北欧デザインのものもあるのでそちらもおすすめですよ。
高品質でホテルライクなシンプルで洗えるダウンケットが欲しい人や失敗するのは嫌だなと思う人にはこのダウンケットがおすすめです。
品質にもしっかりこだわった日本製の洗えるダウンケット
先に挙げた2つは日本製でも値段が安いものを紹介しましたが、品質にもしっかりとこだわったいいダウンケットが欲しいという人にはこの「ダウンケット シングル 日本製 ポーランド産ホワイトグースダウン90%
おすすめポイントは5つあります。
- 家庭で洗える
- ポーランド産ホワイトグースダウン90%
- 側生地は綿100%60サテン
- 48マスもの細かなキルティング
- 綿100%なのでムレにくく快適
おすすめ!


ダウンケットに使われる羽毛はダックがほとんどなのですが、このダウンケットはグースが使われています。
ダックとグースの大きな違いはダウンボールの大きさが違うのですが、グースを使っているので少ないダウンの充填量でもしっかりとあたたかいです。
ダックとグースについては【羽毛布団】羽毛のメリットやデメリットを解説!ダックやグースで何か変わるの?という記事で解説しているのでここでは省略しますが、興味がある人は読んでみてください。
側生地では先ほどまではポリエステルが入っている生地でしたが、このダウンケットは綿100%ということで吸湿性に優れています。
ポリエステル混の生地の場合はどうしてもムレ感があったりするのですが、綿100%の吸湿力だと軽減されますよ。
汗も吸ってくれるので汗疹が気になる人は生地の素材は綿100%がおすすめです。
このダウンケットはキルティングもしっかりとしていて、48マスもの細かなキルティングが採用されています。
キルティングが細かいと身体へのフィット感が高くなりますし、体とお布団の隙間ができにくくなるので寝冷えしにくくなりますよ。
他にもダウンケットは洗う機会が多いですが、洗った場合の羽毛の偏りが少なくなるといったメリットもあります。
こまめに洗いたいという人にはおすすめのキルティングです。
ちなみにダウンケットの一般的なマス目は30マスが主流で、ここまでマス目が細かいものはあまり多くはありません。
あと何気に気になる人は気になる要素ですが、ポリエステル混の生地の場合はカシャカシャと音が鳴ることがあってそれが気になる人がいますが綿100%の場合はその音の心配はしなくていいですよ。
ここまでがメリットです。
次はデメリットも説明しておきます。
綿100%なのでポリエステル混の生地と比べると最初は少しゴワゴワとしたように感じるかもしれません。
あとは綿100%ということで少し重たく感じるかもしれません。
ただこれも極端に重たいワケではなくそこまで大きくは変わりませんよ。
逆にしっかりとしているお布団がいい人にはおすすめにもなる要素ですしね。
デメリットはこんなところです。
しっかりと品質にこだわりたい人におすすめのダウンケットです。
おまけ シングルサイズの2枚組で無地でもいいからコスパ高いものが欲しい人におすすめの日本製ダウンケット
シングルサイズで白無地しかラインナップにありませんが、高品質で安い日本製のダウンケットが欲しい人はこの「2枚組 日本製 洗えるダウンケット ホワイトダック90%
おすすめポイントをまとめると下の7つ。
- 家庭で洗える
- ダウン率が90%
- ダニを通さないダニシャット加工
- 静電気防止・吸水速乾加工
- ダイヤモンド起毛加工で肌触りが良い
- 2枚組でコスパ高い
- レビュー投稿で買った枚数分の枕カバーがもらえる
おすすめ!


デメリットは冒頭でも書いた通り、シングルサイズの白無地しかないことがデメリットですが、それでもいいという人にはかなりおすすめできる内容ですよ。
白無地とはいえ、汚れが気になる人でも洗って使えば問題ありませんし、見た目が気になるのであればカバーをかけてもいいですしね。
実質デメリットはほとんどありません。
このダウンケットは産地の記載がないので中国産だとは思いますが、ホワイトダック90%を0.3㎏入れているので50%のものと比較してもふんわりしています。
羽根のチクチク感やゴワゴワ感はほとんどないと思ってもらって大丈夫ですよ。
産地こそ書いていないもののDP(ダウンパワー)は350と記載されているので 、ダウンケットに使われる羽毛の品質としては十分以上に合格点です。
このダウンケットをおすすめする理由はどちらかというと生地にあって、ダウンケットに多いポリエステル100%やポリエステル85%のものと比べてもこのダウンケットはかなり肌触りが良い。
これは僕が仕事で実際にこの生地を触ったことがあるので間違いないです。
記載されているポリエステル85%綿15%という内容は他のダウンケットと同じなのですが、ダイヤモンド起毛加工がされているので、普通のポリエステル生地よりもツルツル感がかなり軽減されていますよ。
他にもこの生地に使われているポリエステル糸は特殊な糸を使っているので、吸水速乾性に優れています。
普通のポリエステルは吸水性がないのでムレを感じやすいのですが、このダウンケットはムレ感も軽減されますよ。
寝ているときにムレて目が覚めるといった人にはかなりおすすめです。
他にもダニを通過させないダニシャット加工や静電気を軽減する静電防止加工がされているのもプラスポイント。
ダニシャットは薬剤を使わない加工なので、薬剤を使用しているかどうかが気になる人にも安心です。
いつまで続くかわかりませんが、レビュー投稿で枕カバーがもらえるのも嬉しいですね。
このショップは最近オープンしたばかりのようなので、レビュー件数が少なく不安になるかもしれませんが、しっかりした会社なので安心して大丈夫ですよ。
僕も本業の方でお世話になっている知っている会社ですし。笑
ただ、お布団の評価は贔屓なしでしているので安心してください。
シングルサイズのダウンケットを探していて白無地でもいいという人はこの「2枚組 日本製 洗えるダウンケット ホワイトダック90%
日本製の洗えるダウンケットについてのまとめ
今回は日本製の洗えるダウンケットのおすすめを紹介しましたが、基本的には日本製のダウンケットをおすすめしています。
やはり匂いの問題は気になりますし、少しでもそのリスクが少ないものがいいと思うので。
本当に臭いのは臭いですからね。
普通のダウンケットでは寒く感じるという人は【エアコンの風が寒い】増量タイプのダウンケットのおすすめ3選【ケンカしない為に】という記事で増量タイプのダウンケットを紹介しつつ解説しているのでそちらも参考にどうぞ。
2024年のおすすめのダウンケットを比較して選んでみました。
【2024年版】寝具指導士が選ぶダウンケットのおすすめランキング【コスパ重視】という記事で紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
まとめ記事ではダウンケットの使い方から選び方、おすすめのダウンケットやカバーのことまでまとめていますのであわせてご覧ください。
他にも夏におすすめで1枚持っていると年中使いまわしのきく真綿布団があります。
真綿布団については真綿布団とは?どんな人に向いてる?メリットやデメリットを解説【綿の1.5倍ムレにくい】という記事で解説していますので参考にしてみてください。
夏に一緒に使うと快適なのが麻の敷きパッド。
詳しくは麻の敷きパッドを比較!値段が違うと何が変わる?【具体例でおすすめ紹介】という記事で解説しているので参考にどうぞ。



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