いくつかは買おうと思っているけど、全部揃えるのはちょっと・・・
本当に必要なものだけ知りたい!
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさんが解説します。
いる、いらないがご家庭によってすごく分かれるベビー布団ですが、必要ですよ。
とはいえ、なんでもかんでも必要かと言われるとそうでもありません。
業界の人間がこんな記事を書くと一気にステマくさくなるのですが、営業抜きにして本当に必要なものだけを厳選して紹介していきます。
結論から書くと、ベビー用の敷き布団、ベビー用の布団カバー、防水シーツの3つは買っておくのがおすすめです。
もちろんベビー布団セットなどに入っているものはあれば便利だったりするのですが、使える期間が短かったり自分の赤ちゃんにはあわなくてほとんど使わなかったという話もよく聞きます。
そこで必要なものだけ最低限揃えて、必要であれば後から買い足していくと考えていればOK。
正直なところ他のもので代用できるものもありますしね。
この3つはなぜ必要なのかもあわせて解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。
そもそもベビー布団は必要?いらない?
そもそも前提としてベビー布団は本当に必要なの?いらないの?と疑問に思っている人も多いでしょう。
実際にベビー布団のセットを購入しても使わなかったものも多くないですか?
出産経験がある人は共感できる部分もあると思いますが、初めての出産では何が必要かわからず、とりあえずセットで揃えておけば安心ということでベビー布団セットを購入する人も多くいます。
寝具業界の人間からすればベビー布団セットを購入してもらうと大変ありがたい話なのですが、正直なところ全部が全部必要というワケではありません。
もちろん、あれば便利なものがほとんどですが、必須ではないといった感じですね。
実際に使わないケースも多いですし、使える期間が短かったり、他のものでも代用できるものが多く入っています。
大事な赤ちゃんに使うものでコスパという言葉はあまり使いたくはないですが、それでも出来る限り無駄な出費は抑えたいですよね。
実際に周りの友達や知人に話を聞いていても、初めての赤ちゃんの時は不安もあったのでセットで全部揃えたけど、使わないものも多かったという話は本当によく聞く話です。
本当に必要なものだけ買って、あとは他のもので代用したりレンタルで十分ですよ。
ベビー布団で最低限必要なもの3つだけ
実際にベビー布団でこれだけは買っておいた方がいいというものを3つに絞って紹介します。
本当に必要なものはベビー用敷き布団、ベビー用布団カバー、防水シーツの3つ。
特にこの3つに関しては出産前に購入して準備しておくといいと思います。
周りの友達に聞いていてもこの3つは使わずに後悔する可能性の低いもので、あると役立ちます。
もちろん、選んだものによっては使い勝手が微妙ということもあるので注意が必要ですけどね。
それではこのベビー用敷き布団、ベビー用布団カバー、防水シーツの3つがなぜ必要なのかという理由と簡単におすすめを紹介していきます。
ベビー敷き布団が必要な理由
ベビー敷き布団は大人が使っている敷き布団やマットレスと違い、硬めに作られています。
これは赤ちゃんの体型や寝姿勢、成長を考えて作られており大人用のものとは別物です。
ふかふかの柔らかいお布団で赤ちゃんを寝かせると体が沈み込んでしまい正しい姿勢で寝ることができません。
このような状態が続いてしまうと正しい寝姿勢が確保できずに最悪の場合、骨が歪んでしまったり血流が悪くなってしまうこともあります。
また寝返りができるようになってくると柔らかいお布団で寝ていると窒息の危険性もあるのでおすすめできません。
大切な赤ちゃんを守るためにも適切な硬さをもったベビー敷き布団を使用するのがおすすめです。
ただ、自分が使っているマットレスが沈み込まない硬さのあるスプリングのマットレスやエアウィーヴのような通気性のよいマットレスを使用している場合は添い寝する場合もあるかと思います。
そんな人は買わなくてもいいと思うかもしれませんが、買っておくとお昼寝布団としても使えますし、サイズも小さくコンパクトに収納でき、さらにモノによっては簡単に洗うことができるので買っておいて損はありませんよ。
お値段的にも有名メーカーのものでなければそこまで負担になる金額のものではないので、ベビー敷き布団はぜひ用意していただきたいものです。
それではおすすめのベビー敷き布団を3つほど紹介しておきます。
まずはファルスカのベッドインベッド。
敷き布団といっていいのかは微妙なところですが、赤ちゃんと添い寝をして育てていきたいという人にはかなりおすすめです。
このファルスカのベッドインベッドのおすすめポイントは夜寝ている時に赤ちゃんがミルクやおむつの交換を求めてきた時にすぐに気づけるところ。
横で添い寝をしているので、母乳をあげる場合はその場ですぐに授乳してあげることができます。
わざわざ起き上がって赤ちゃんのところまでいかなくてもいいのは助かりますよね。
かなりおすすめですよ。
おすすめポイントは値段の安さとコンパクトな収納性。
コスパという面ではこれが1番おすすめです。
最後に紹介するのがサンデシカの洗えるベビー布団。
おすすめポイントは洗濯機で洗うことができるところ。
このサンデシカの洗えるベビー布団は中綿が2枚に分かれるので洗濯機にも入りやすく、乾きやすいのが特徴です。
頻繁に洗いたい、洗うかもと思う人は洗いやすく乾きやすいこのお布団がおすすめです。
ベビー布団カバーが必要な理由
赤ちゃんは汗をよくかくので、しっかりと汗を吸収して快適に眠れるように布団カバーは必要です。
他にも赤ちゃんの吐き戻しやおしっこ、うんち対策としても使えるので出産前に事前に用意しておくことをおすすめします。
よくあるのがベビー布団カバーの洗い替えは必要?という質問がありますが、こちらは基本的には必要ないと思います。
赤ちゃんの体質や汚す頻度にもよりますし、出産の時期・季節にもよりますが、基本的には汚れたりすれば洗えばすぐに乾きます。
洗っている間ぐらいであればタオルなどで代用すれば十分だと思いますよ。
とはいえ、不安に思う人や洗っても乾きにくい季節の場合だともう1枚買ってもいいかもしれませんね。
とりあえず最初に1枚購入しておき、様子を見つつ必要であればもう1枚追加で購入するといった感じで大丈夫ですよ。
それではここでもおすすめのベビー布団カバーを紹介しておきます。
素材やデザイン性、値段のバランスを考えたらこのナイスデイ mofua(モフア) ベビー布団カバーがおすすめです。
一体型のフィットシーツなのでセットするのも簡単ですし、素材も綿100%ということで寝汗もしっかりと吸収してくれます。
値段もそこまで高くなくデザイン性も高いのでおすすめの1枚です。
防水シーツが必要な理由
防水シーツは本当に必須なアイテムです。
赤ちゃんは吐く、おしっこやうんちが漏れるなんてことは当たり前のように起こります。
他にも溢乳や吐乳で汚れるケースもありますし、持っておいて損はありません。
赤ちゃんはいろんな液状のものを出してくれるので、持っておくと全く使わなかったということはほぼないはずです。
赤ちゃんの衛生面はもちろんですが、育児をするお父さんやお母さんの為にもぜひとも購入しておいてください。
値段的にもそんなに高いものではないですしね。
ちなみに防水シーツをどこにセットすればいいかわからないという人は下からベビー敷き布団→防水シーツ→キルトバッド→布団カバーの順番にセットすれば大丈夫ですよ。
それでは防水シーツのおすすめも紹介しておきます。
正直なところ、防水シーツに関してはどれがいいとかはないので自分の好みのものを選んでも大丈夫です。
今回は値段も比較的安く2枚組かつ綿パイルを使用しているこちらの防水シーツをおすすめしておきます。
本当にここは自分の好みや予算で選んでもらっても大丈夫ですよ。
防水シーツについてはそこまで詳しくはないのですが、おそらくほとんど中国製かつ品質もそこまで変わらないと思いますし。
状況によっては買い足した方がいいもの
必須ではないけど、状況によっては使った方が良いものも紹介しておきます。
状況によって買い足した方がいいと思うアイテムはベビー用枕とスリーパーです。
特にスリーパーは産後すぐに必要というワケではありませんが、赤ちゃんがある程度動くようになってくれば必要だと思います。
特に寒い時期だとなおさらあった方がいいかなといった感じ。
それではどんな状況なら買った方がいいのかを簡単に解説していきます。
ベビー枕
基本的に赤ちゃんに枕は必要ありません。
ただ、赤ちゃんは音や光がある方へ向いてしまいがちなので、同じ方向ばかり向いてしまうことがります。
このような状態が続くと頭の形にも影響を与えてしまい、頭の形が悪くなってしまうことがあります。
そのような場合の対策としてドーナツ枕があるといいかなと思います。
とはいえ、実際に買って使ってみたものの長い期間を使うことはなかったという声もよく聞く話ですので、気になる人は検討したらいいかなといった感じ。
それにこの枕を使ったからといって頭の形が良くなるワケではありませんしね。
気休め程度に考えておけばいいですよ。
スリーパー
スリーパーは着るお布団といったイメージをもってもらえればOK。
これは産後に少し大きくなってきてから購入するのがおすすめです。
赤ちゃんって結構寝相が悪くありませんか?
足をバタバタさせたり、少しずつ動くようになってくればお布団から飛び出してしまうこともあります。
そんなお布団から飛び出したときの寝冷え防止にも役立ちます。
このスリーパーは寒い時期は寝冷え防止の必須アイテムですし、夏場でもエアコンをガンガンかけて寝ている場合はあった方がいいですよ。
選ぶ時の注意点として、ついつい長い期間を使いたいと考えて大きめのサイズを選んでしまいがちですが、あまり大きなサイズを選んでしまうと赤ちゃんがハイハイしている時に裾を踏んづけて顔をケガしたりすることがあります。
選ぶ際には足首がしっかりと出る長さのものを選ぶのがおすすめです。
産後、赤ちゃんが大きくなってきたら購入を検討してみてください。
ベビー用寝具で買わなくても代用できるもの
わざわざ買わなくてもいいかなと思うベビー用寝具も紹介しておきます。
ちなみにここで紹介するもは買ってはいけないというワケではなく、必要な人や欲しいと思う人は買って使ってみてください。
自分の赤ちゃんにはより良い環境で育てたいと思う人は買っていただいてもOKです。
家庭にある他のもので代用できるものも多いので、わざわざ買わなくていいものを紹介しつつ代用品の例も挙げていきます。
ベビーキルトパッドや敷きパッド
ベビー用のキルトパッドや敷きパッドはあればあったで使い勝手はいいのですが、これはバスタオルでも代用可能です。
あまりふかふかのバスタオルはおすすめしませんが、ベビー用のキルトパッドや敷きパッドは洗い替えまで用意するとそこそこの金額になってしまいます。
その点、バスタオルはご家庭に複数枚ありますし、子供が大きくなってからでも何かと使い道があります。
どうせ買うならキルトパッドや敷きパッドを買わずにバスタオルを買い足す方がコスパはよくなると思いますよ。
個人的にもこれで十分だと思っています。
ベビー掛け布団
ベビー用の掛け布団は赤ちゃんが生まれるタイミングにもよりますが、基本的にはわざわざ買わなくてもいいかなと思います。
冬に生まれる場合はあってもいいかもしれませんが、夏場だとほとんど必要ありませんし、赤ちゃんが大きくなってきたら一緒に寝ている場合だと大人のお布団に潜り込んでくるようになります。
買ったとしても実際に使える期間が短いので、そこまで必要はないかといった感じ。
特にエアコンなどで空調で室温をある程度管理している場合だと、バスタオルやブランケット、ハーフケットなどでも十分に代用可能です。
ただ、他のもので代用する場合は赤ちゃんの呼吸や手足を動かす邪魔にならないように大きすぎず重すぎないものを選ぶのがおすすめ。
ただし、あまり夏でも冬でもエアコンなどで室温の管理をしない場合は掛け布団を使った方がいいですよ。
その点だけは注意してくださいね。
ベビー用の毛布
ベビー用の毛布もわざわざ買わなくてもひざ掛けやハーフケット、ブランケットなどでも十分に代用可能です。
デザインなど気に入ったものがあれば別ですが、あえて買う必要のないものだと思います。
もし購入する場合は寝汗や体から出る湿気を吸収しやすい綿毛布を選ぶことをおすすめします。
ベビーベッドは場所を取るのでレンタルで十分
どうしようか悩むのがベビーベッド。
ベビーベッドは場所も取るし、購入した場合は処分も大変なのでおすすめはしていません。
お値段も結構しますし・・・
1年も使わないですし今の時代はモノを買うことよりも処分する方が大変ですからね。
ただ、ご家庭でペットを飼っている環境だと赤ちゃんとペットの安心安全の為、ベビーベッドは必要かなと思います。
他にもホコリが気になる人やまだまだ小さな上の子がいてる場合もあった方がいいかも。
とはいえ、わざわざ大きく動かしにくいベビーベッドは買う必要はないと思います。
必要な場合はレンタルで十分です。
ベビーベッドのレンタルの場合、6か月程度を目安にすればいいですよ。
ただ、赤ちゃんがベッドでちゃんと寝てくれるかはわからないので、最初は1か月で頼んで延長できるところがいいかなと思います。
それと注意しておきたいのが、レンタルする時は往復の送料。
大きいものや遠方からの送料はかなり高くなってしまうので・・・
検索するときは「ベビーベッド レンタル 自分の住んでいる都道府県」などで検索してみるのがおすすめですよ。
あまり知名度がない会社でレンタルするのはちょっと怖いという人は楽天市場などでもレンタルすることができます。
楽天市場などであれば出店時の審査もあるので、あまり変な会社は弾かれていますし。
気になるお店があれば口コミなどもチェックしてみてくださいね。
やっぱり人が使ったものはちょっと・・・という人もいるでしょう。
購入で考えているなら個人的にはファルスカのベッドサイドベッドがおすすめです。
ベッドで寝ている人だと自分の使っているベッドの高さにあわせることができ、自分が寝ている横にベビーベッドを拡張して置けるので添い寝ができるベビーベッドです。
自分の寝るスペースもしっかり確保できますし、赤ちゃんが泣いたりした場合でもわざわざ起き上がってベビーベッドまで見に行く必要がないので、親の負担も減ります。
個人的にも僕はベッドで寝ているので買うならこれかなと思います。
赤ちゃん用のベビー布団はいらないのまとめ
赤ちゃん用のベビー布団はいらないものも多くあります。
正確に書くならいらないというよりほかのものでも代用できるので、あえて買う必要はないといったところでしょうか。
とはいえ、この記事で紹介したものの中でもベビー敷き布団、ベビー布団カバー、防水シーツの3つはぜひとも赤ちゃんが生まれる前に用意しておいた方がいいものです。
この3点は周りの子育てを経験している友人や知人に聞いていてもしっかりと使うことが多く、ないと不便に感じるものです。
出来る限り子育てへの不安や手間を減らすといった意味でも参考にしてみてください。
もう少し子供が大きくなってきたら保育園用にお昼寝布団を用意しないといけません。
お昼寝布団の選び方については【保育園】失敗しないお昼寝布団の選び方!【値段の違いについても解説】という記事で解説しているので参考にしてみてください。
コメント