ダウン量はどれくらい違うの?
室温で使い分けるって聞くけど、何度を目安にすればいいの?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさんが解説しています。
結論から言うと、本掛け・合掛け・肌掛けの違いは「中に入っている羽毛の量」です。
シングルサイズなら本掛けは1.0kg以上、合掛けは0.6〜1.0kg前後、肌掛けは0.3kg前後が目安で、量が多いほど暖かくなります。
そして選び方の正解は「季節」ではなく「寝室の室温」で使い分けること。
この記事を読み終える頃には、自分の寝室にどの1枚が必要かが分かりますよ。
本掛け・合掛け・肌掛けの違いは羽毛の量

羽毛布団は、中に入っている羽毛(ダウン+フェザー)の量が多いほど空気を多く含み、暖かくなります。
肌掛け・合掛け・本掛けを比べると、基本的には 肌掛け < 合掛け < 本掛け の順で羽毛量が多くなります。
呼び名は「布団の厚みのカテゴリー」を指しているだけで、実体は羽毛の充填量の違いなんですね。
3種類の比較表(ダウン量・使う時期・室温の目安)
| 種類 | シングルの羽毛量の目安 | 使う時期 | 室温の目安 |
|---|---|---|---|
| 肌掛け(ダウンケット) | 0.3kg前後 | 真夏 | 24℃以上 |
| 合掛け | 0.6〜1.0kg前後 | 春・秋 | 16〜23℃ |
| 本掛け | 1.0kg以上(dp400なら約1.2kg、440dpなら約1.1kg) | 冬 | 15℃以下 |
- 肌掛けはシングルで0.3〜0.4kgほど、ダウンケットの詰め物はシングルで0.3kg前後
- 合掛けはシングルで0.6〜0.8kgが一般的、0.7〜1.0kg前後という説もあり、春秋用は600〜1,000g
- 本掛けは冬用で1,000g以上、dp別の目安では400dpで1,200g・440dpで1,100g
- 室温別のおすすめは「〜15度なら本掛け◎・合掛け○・肌掛け×/16〜23度なら本掛け○・合掛け◎・肌掛け△/24度〜なら肌掛け◎」
※充填量はあくまで目安です。
ダウンの品質が高いほど少ない量でも暖かいため、量だけでなくダウンパワー(dp)もセットで確認しましょう。
本掛けとは?冬の本命羽毛布団
本掛けは、冬に1枚で使うことを想定した、もっとも羽毛量が多いタイプです。
シングルで1.0kg以上、一般的なdp400の羽毛なら1.1kg前後が目安です。
「羽毛布団」というとこの本掛けを指すことが多く、羽毛布団の寿命は10〜15年。
長く使う1枚だからこそ、ダウンパワー400以上・ダウン率90%以上・側生地は綿100%という選び方の基本を押さえておきたいところです。
https://saboriman.com/2020/05/09/umoufutonservicelife101/
https://saboriman.com/2019/04/30/howtochoosetheduvetsummary/
合掛けとは?春秋の中間期に活躍する1枚
合掛け(合い掛け)は、本掛けより薄い春秋用の羽毛布団です。
シングルで0.6〜0.8kg前後が一般的で、本掛け(1,000g以上)より軽く、やや肌寒い季節に使用されます。
「最低気温15度前後になったら秋・春向けの布団に切り替える」というのが気温の目安で、羽毛布団を出すタイミングの記事で解説した「合掛けに切り替える時期」と同じラインです。
室温ベースなら16〜23℃の部屋で合掛けがベスト。
羽毛布団を出すタイミングについては下の記事で詳しく解説しているので、そちらも参考にしてみてください。
https://saboriman.com/2026/09/27/when-do-you-start-using-it145/
肌掛けとは?夏に使うダウンケット
肌掛けはもっとも羽毛量が少なく、シングルで0.3〜0.4kgほど。ダウンケットとも呼ばれる夏用の羽毛布団で、薄くて詰め物も少なめなので、洗えるタイプが多いのが特徴です。
夏のエアコン冷房で腹が冷える…という人には肌掛け1枚がちょうどいい厚みです。
おすすめの商品はダウンケットのランキング記事で詳しく紹介しています。
https://saboriman.com/2021/04/11/downket-ranking121/
室温で使い分けるのが正解
| 室温 | おすすめの1枚 |
|---|---|
| 〜15℃ | 本掛け |
| 16〜23℃ | 合掛け |
| 24℃〜 | 肌掛け |
「〇月からは本掛け」と月で管理するより、寝室の室温で判断するのが確実です。
快適な寝床内環境は温度33±1℃・湿度50±5%とされ、その前提となる室温がズレると、羽毛量が合っていても暑すぎたり寒すぎたりします。
冷え性の人・寒がりの人が気をつけること
同じ室温でも、冷え性の人は上の段階から1つ暖かい側(合掛けで使っているなら本掛けへ)に振ると安心です。
ただし、羽毛布団の上に毛布や電気毛布を重ねる使い方には注意点があるので、重ね順の記事を参考にしてください。
寒さ対策を補うなら、羽毛布団のお手入れと正しい使い方で保温力を維持する方が効率的です。
https://saboriman.com/2018/12/31/futoncarestorage/
暑がりの人が気をつけること
逆に暑がりの人は、冬でも室温が高めの寝室(暖房を切らないマンションなど)なら、本掛けだと汗をかいて逆効果になることがあります。
室温16〜23℃に保てるなら合掛け1枚の方が快適に眠れるケースもあります。
暖かい室内環境向けに「室温11〜13℃前後の寝室用」と充填量を絞った商品もあるように、自宅の室温実態に合わせて選ぶのが失敗しないコツです。
2枚合わせ羽毛布団なら1年中使える

「本掛け・合掛け・肌掛けを全部買うのは予算的に厳しい」という人には、2枚合わせ(合掛け+肌掛けのセット)がおすすめです。
- 夏は肌掛けふとんのみ、春秋は合掛けふとんのみ、冬は肌掛け+合掛けと、シーズンや室内の気温に合わせて3パターンの組み合わせができる
- 商品例では合掛け0.7kg+肌掛け0.3kgという組み合わせがある
- 2枚で3枚分の役割を果たし、押し入れの省スペースにもなる
2枚合わせのメリット・デメリットは下の記事で詳しく解説しています。
https://saboriman.com/2020/01/13/duettypeumoufuton64/
重ねる順番は「合掛けが下・肌掛けが上」
2枚重ねて使う時の順番、「肌」掛けという呼び名から肌掛けが下だと思っている方も多いのですが、合掛けを下、肌掛けを上にするのが正解です。
羽毛の量が多い合掛けが体側にある方が保温力を発揮します。
本掛け・合掛け・肌掛けのよくある質問(FAQ)
Q. 本掛けと合掛け、どっちを買うべき?
A. 寝室の冬の室温が15℃以下になるなら本掛け、16〜23℃で保たれるなら合掛けが目安です。判断できないなら、3パターンで使える2枚合わせが失敗しにくい選択です。
Q. 肌掛けだけで冬を越せる?
A. 室温が高い寝室なら可能ですが、本掛け(1.0kg以上)と肌掛け(0.3kg前後)では羽毛量が大きく違うため、一般的な冬の寝室では肌掛け1枚では暖かさが足りません。
Q. 合掛けのダウン量は何グラムがいい?
A. シングルで0.6〜0.8kgが一般的とされ、0.7〜1.0kg前後という商品もあります。量が多いほど暖かくなりますが、ダウンの品質(dp)が高いほど少ない量でも暖かいため、量と品質の両方を確認しましょう。
Q. 2枚合わせを重ねる時、肌掛けは上?下?
A. 合掛けが下・肌掛けが上です。肌掛けが下だと間違えられがちですが、羽毛量が多い合掛けを体側に置くのが正解です。
Q. ダウン量とダウンパワー、どちらを優先すべき?
A. 両方確認するのが前提ですが、同じ暖かさなら高dpの方が充填量を少なくできるため、重く感じにくいのが利点です。充填量の考え方は重さの目安の記事で解説しています。
まとめ

- 本掛け・合掛け・肌掛けの違いは羽毛の量。シングルなら本掛け1.0kg以上/合掛け0.6〜1.0kg前後/肌掛け0.3kg前後が目安
- 使い分けは暦ではなく寝室の室温で。〜15℃なら本掛け、16〜23℃なら合掛け、24℃以上なら肌掛け
- 冷え性は1つ暖かい側へ、暑がりは合掛け1枚も検討
- 全部買い揃えるのが難しければ、2枚合わせ(合掛け+肌掛け)で夏・春秋・冬の3パターンをカバー。重ね順は合掛けが下・肌掛けが上
人生の3分の1は睡眠と言われますが、残りの3分の2の活動を充実させるためにも、自分の寝室の室温に合った1枚を選んで正しく使ってくださいね。
おすすめの羽毛布団をランキング形式で紹介しています。
他のサイトとは違う内容になっているこなっていることも多いのでぜひ見てみてください。

コメント