・羽毛布団のサイズの選び方がわからない
・2人で寝るにはダブルサイズの羽毛布団で大丈夫?
・背が高くて足がはみ出て寒い・・・こんな場合はどうすればいいの?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業マンのしーさんが解説します。
羽毛布団を買うとき、「シングルとセミダブルどっちがいいんだろう」「ダブルって2人で使えるの?」とサイズで迷いますよね。
いや、いきなりシングルだのダブルだのって言われてもサイズ感わからんし・・・ってなったりしませんか?
そこでこの記事の結論です。
- 羽毛布団のサイズは、幅が20cm刻み・長さは210cmが基本。
- サイズ名はベッド(マットレス)と共通で、シングル→キングまで5種類が基本。
- 選び方は「ベッドや敷布団と同じサイズ名かワンサイズ上を検討」
この記事では羽毛布団のサイズ一覧とサイズ別の選び方を解説します。
読み終われば自分に合うサイズがわかりますよ。
サイズごとのメリットやデメリットも解説するので参考にしてみてください。
羽毛布団選びが難しいという人には、羽毛布団のおすすめランキング記事で、業界目線で厳選した羽毛布団をまとめています。
布団選びの参考にしてみてください。
羽毛布団のサイズ一覧【5サイズのcm規格表】

まずは一覧表で全体を確認してください。
| サイズ名 | 表記 | 幅×長さ | 主な用途 | 商品の多さ |
| シングル | SL | 150×210cm | 1人用 | ◎ 最も多い |
| セミダブル | SDL | 170×210cm | 1人でゆったり | △ 少ない |
| ダブル | DL | 190×210cm | 2人用 | ○ シングル次点 |
| クイーン | QL | 210×210cm | 2人でゆったり | △ 少ない |
| キング | KL | 230×210cm | 大柄2人・3人用 | △ 少ない |
ポイントは次の3つです。
- 幅は20cm刻みで広がる(150→170→190→210→230cm)
- 長さは210cmが基本(長身向けに230cm規格も存在・後述します)
- 「セミダブル」「クイーン」「キング」は既成品が少ない
なお、上の5サイズ以外にも、細身の2人や子ども2人向けに「ワイドダブル」(掛け200×210cm)という規格が存在します。
数は多くないので、まずは5サイズを押さえておけば問題ありません。
羽毛布団のサイズ別の選び方

ここからは、5サイズそれぞれの「cm・使える人数・選ぶときの注意」を解説します。
サイズが上がると、必要な羽毛の充填量(重さ)も上がります。
重さと充填量の詳しい目安は、羽毛布団の重さの目安を解説した記事で解説しているので、あわせて参考にしてください。
シングル(150×210cm)|1人ならまずこれ
1人で寝るなら、よほど大柄な人でない限りシングルで問題ありません。
- 幅150cmに対して1人あたりの目安は約85cm。150cmあれば寝返りを打っても十分な幅があります
- 商品の種類が最も豊富で、1〜3万円帯の選択肢がほぼ集まっているのもシングルです
- 小学生〜中学生のお子さんなら、ジュニア(120×180cm)からシングルへ切り替えるタイミングでもあります
ちなみに寝具業界で営業として働いている感覚で言えば、やっぱり販売数量もこのシングルサイズが圧倒的に多いです。
販売数量の割合で言えば、シングルサイズが8割~9割弱で、その次に多いのがダブルサイズ。
ダブルサイズでも全体の1割強といったところですかね。
上記2サイズ以外で残りって感じです。
セミダブル(170×210cm)|1人でゆったり・ただし既成品は少ない
幅170cmで、1人がゆったり寝れるサイズです。
- 大柄な人や、布団の上でゴロゴロ動く人向け
- ただし、既成品の流通が少なく、受注・オーダーになることも多いのが実情です。1〜3万円の価格帯だと選択肢がかなり絞られます。
業界の立場として言いにくいのですが、セミダブルは「中途半端で売れにくい」ため、店舗もメーカーも在庫を持ちたがらないサイズです。
安さ重視なら現実的にはシングルかダブルをおすすめします。
と言いたいところなんですが、なんとなく最近セミダブルの販売数量が増えてきているような気がしています。
ちょっとこれは売ってる人間の肌感覚なので、間違ってたらすいません。
個人的には一人でもゆったり寝たいという人が増えてきていて、このサイズを選ぶ人も多くなってきたのかな?と思っています。
ダブル(190×210cm)|2人用の最小構成
幅190cm。小柄な2人、または大柄な人と小柄な人の組み合わせなら2人で使えるサイズです。
- 1人あたり約85cmとしても、190cmは2人ギリギリ。体格によっては少し狭く感じます
- 布団からの冷気を防ぐため、ダブルのベッド(マットレス140cm)より約50cm大きいのは設計上しかたない部分です(理由は後述します)
- 2人で使うと「真ん中に隙間ができないか」気になりますが、羽毛布団は敷布団より広いぶん、垂れ下がらせることで隙間を減らせます(あくまで減らせるといったレベル)
このサイズは個人的には正直あまりおすすめしていません。
一人で寝るには大きすぎるし、二人で寝るにはやっぱり手狭になります。
大人と小さな子供であれば全然問題ないと思うのですが、大人二人が寝るには窮屈さを感じます。
どちらかが寝返りをうつと隙間から冷気が入ったり、どちらかの寝相が悪いと布団を取られたりして寒い思いをすることも・・・
地味だけど、毎日のことなのでケンカの原因になったりもするんですよね。
そんな理由で僕はこのサイズをおすすめしていません。
クイーン(210×210cm)|2人でゆったり・こちらも既成品は少なめ
幅210cm。普通体型の2人がゆったり使えるサイズです。
- 大柄な人と小柄な人、または2人+小さい子ども1人まで対応できます。
- 正方形に近い形なので、掛けたときの安定感があります。
- ただしセミダブル同様、既成品が少ないサイズです。商品は見つかりますが、低価格帯の在庫はあまりない傾向です。
- メーカーによっては220cmのものもあり、名称が違うこともあります。
2人で寝るのであればこのサイズをおすすめします。
ダブルサイズと比べて20cm余裕ができ、寝返りを打ってももう1人が寒くなりにくいので安心して使えます。
よく布団を抱き枕のように巻き込んで寝てしまう人もいますが、このサイズ感だと巻き込むとかなりのボリュームになるので巻き込みにくくなります。
それに多少巻き込んだとしても幅がしっかりあるので、布団を全部取られた・・・なんてことにはなりにくいと思います。
ケンカせずにゆっくり寝ましょうね。
キング(230×210cm)|大柄2人・3人用
幅230cm。羽毛布団の標準サイズでは最大です。
- 大柄な人2人、普通体型2人+小さな子ども1人という使い方が目安です
- シングルベッド2台を並べたベッドにも対応する幅です
- 幅230cmを敷布団・マットレスと揃えるにはベッド側のサイズ確認が必須です
さらにゆったり大人2人で寝たいという人にはこのサイズがいいと思います。
ただ、さすがにここまで大きくなくてもいいかなといったのが僕の正直な意見です。
どうしても同じお布団で寝たいという人にはおすすめですが、シングルベッド2台を並べて寝る人には素直にシングルの羽毛布団を2枚使う方がストレスも少なくゆっくり眠れると思います。
布団の取り合いにならなくて済むしね。
実際、販売枚数もそこまで多くないですし、お店の在庫も少ないサイズで割高になりやすい傾向にあります。
そもそも売っていないことも多いサイズなので、選択肢も少なくコスパが悪いサイズと言えます。
【雑学】JIS規格と流通サイズは違う【実寸は必ず確認すべし】
ここでちょっと雑学。
実は「シングル」「ダブル」という呼び名に対して、寸法を統一する規定は寝具業界に存在しません。
シングルって表記されているものとシングルロングって表記されているものが、よくよく見るとサイズが一緒だったりしますしね。
「じゃあ規格はないのか」というと、実は国の規格(JIS)自体は存在します。
日本産業規格のJIS L 4403「ふとん」が、既製の掛けふとん・敷きふとん等の寸法を規定しています。
ところが、このJISの掛けふとんの寸法は、S(シングル)= 135×195cm、M1 = 150×195cm、M2 = 160×195cm など、一般に流通している羽毛布団の寸法(150×210cm等)と全く違う数値になっています。
布団店側も「規格表の数値はJISとは違うが、流通している布団はほぼこの表通り」と明言しています。
つまりこういうことになります。
- JISの寸法:既製ふとんの国の規格。ただし流通している羽毛布団とは別の数値体系
- 流通サイズ:業界で事実上定着している「150×210cm」等の寸法。メーカー差が5〜10cm程度ある
この事実から、この記事を読んでくれている人への実務的なアドバイスは2つに絞れます。
- 幅・長さの実寸(cm)を必ず確認する
- カバーは実寸に合わせて買う。メーカー差5〜10cm程度であれば布団・カバーとも問題なく使えますが、それ以上の差があると入りません
「シングルだから150×210cmのはず」という思い込みは、ネット購入では一番よくある失敗につながります。
商品ページのcm表記を先に見るくせをつけておくと失敗が減りますよ。
ベッド派・敷布団派それぞれのサイズの考え方

羽毛布団のサイズを決めるときは、下に敷くもの(敷布団かマットレス)との関係で考えます。
まずは比較表で全体を見てください。
| サイズ | 掛け布団(羽毛布団) | 敷布団 | マットレス |
| シングル | 150×210cm | 100×210cm | 98×195cm |
| セミダブル | 170×210cm | 120×210cm | 120×195cm |
| ダブル | 190×210cm | 140×210cm | 140×195cm |
| クイーン | 210×210cm | 160×210cm | 160×195cm |
| キング | 230×210cm | 170〜200×210cm | 180×195cm |
この表で注目してほしいのは、掛け布団(羽毛布団)は敷布団・マットレスより約50cm大きいこと。
これはメーカー公式の解説でも説明されていて、布団の左右から入る冷気を防ぐために、垂れ下がるぶんをあらかじめ作り込んだ設計になっています。
この前提で、ベッド派と敷布団派の考え方を整理します。
- ベッド派:サイズ名はマットレスと共通ですが、同じサイズ名を選ぶと幅が足りず、マットレスの両サイドから冷気が入ることがあります。ベッドで羽毛布団を使うなら、基本はワンサイズ上を検討するのがおすすめです(例:セミダブルベッド→ダブルの羽毛布団)
- 敷布団派:敷布団はマットレスより幅があるので、掛け布団との幅の差は約50cm以内。ベッドほどワンサイズ上を強く意識しなくても、同じサイズ名で隙なく使えます。ただし敷布団を2枚並べるような場合は、掛け布団の幅が足りなくなるので実寸確認が必要です
ワンサイズ上を買うときの注意は「サイズアップで充填量(重さ)と価格が上がる」ことです。
マットレスの場合、マットレスのサイズよりワンサイズ上をおすすめと書きましたが、普通の人であれば同じサイズでも十分ですよ。
ただ、寒がりな人には冷気が入りにくいようにワンサイズ上がおすすめです。
幅が20cm広がるごとに、羽毛の量も目安表どおり増えていきます。
サイズと重さの対応は、羽毛布団の重さの目安記事の一覧表をご覧ください。

身長が高い人は長さ230cmの規格も選択肢に入れるべき

長さ210cmで足りないと感じる人の目安は、製造工場の解説では「羽毛布団の丈=身長+30〜40cm」とされています。
この目安で計算すると、
- 身長170cm → 200〜210cm:210cmで足りる
- 身長180〜190cm前後 → 210cmでは足が出やすい
- 身長185cm以上 → 丈長(230cm)規格が必要という判断が目安
長さ230cmの規格は、メーカーや店舗によって呼び方が変わります。
「スーパーロング」とか「超ロング」、「シングルロングロング」など本当に呼び方がいろいろあります。
ネットで検索する時は「羽毛布団 230」なんかで検索すると見つかりやすかったりします。
長身の方は「羽毛布団なのに足元が寒い」で失敗しがちなので、身長を基準に先に丈を決めてから幅を選ぶのがおすすめです。
よくあるサイズ選びの失敗と回避法
サイズで選びで失敗した・・・とならないようによくある失敗の例をまとめてみました。
ここをチェックして間違えないようにしてみてください。
失敗1:小さすぎて隙間から冷気が入る
- 起きる原因:ベッド(マットレス)と同じサイズ名の羽毛布団を選んだ/2人用にシングルを選んだ
- 回避法:ベッド派はワンサイズ上を検討する。2人で使うならダブル以上(クイーンを推奨)。迷う場合は幅を20cm広めに取る方が、冷気対策として安全と言えます
失敗2:大きすぎて収納・カバーに困る
- 起きる原因:「大きい方が暖かいだろう」と必要以上のサイズを選んだ
- 回避法:大きいサイズは収納場所を取り、必要な充填量も増え、値段も高くなります。2人で使うならクイーン・キングがおすすめで体格を見て判断し、1人ならシングルもしくはセミダブルに寄せるのが現実的です。まずは実寸(cm)を書き出して比較するのが確実です
失敗3:カバーが入らない・サイズが合わない
- 起きる原因:JIS規格と流通サイズの違い、メーカー差(SDL175cm等)を見てカバーを選んだ
- 回避法:カバーは布団についている品質表示を確認して選ぶ。5〜10cm程度の差なら使えますが、それ以上は入らないと考えるのが安全です

サイズ別:合う人・合わない人
簡単にサイズ別に合う人・合わない人をまとめておきます。
| サイズ | 合う人 | 合わない人 |
| シングル | 1人暮らし・子どもの1人寝 | 布団でゴロゴロ動く人・大柄な人 |
| セミダブル | 1人でゆったり寝たい人 | 安さ最優先の人(既成品が少ない) |
| ダブル | 小柄な2人・幅に余裕が欲しい1人 | 1人あたりの幅を最大化したい2人 |
| クイーン | 普通体型の2人・2人+子ども1人 | 低価格帯で探したい人(在庫が流動的) |
| キング | 大柄2人・3人で使う人 | シングルベッド1台で使う人 |
迷っている人は、下に敷くもの(マットレス・敷布団)の実寸を品質表示を見て、そのサイズ名から判断するのが最短です。
羽毛布団のサイズについてよくある質問(FAQ)
- 羽毛布団のシングルは何cmですか?
-
幅150cm×長さ210cmが一般的な目安です。
羽毛布団の幅は20cm刻みで広がり、長さは210cmが基本です。
ただしサイズ名に対する統一規定はないため、購入前に商品ページの実寸(cm)を確認することをおすすめします。 - ダブルの羽毛布団は2人で使えますか?
-
幅190cmなので、小柄な2人や大柄な人と小柄な人の組み合わせなら2人で使えます。
普通体型の2人がゆったり使うならクイーン(210×210cm)以上が目安です。
羽毛布団は下のベッドや敷布団より約20cm大きく作られている点も参考にしてください。 - ベッドと羽毛布団は同じサイズ名でいいの?
-
サイズ名は共通ですが、同じ名前を選ぶとマットレスの両サイドから冷気が入りやすくなります。
羽毛布団はもともと垂れ下がるぶんを含めた設計なので、ベッドで使うならワンサイズ上を検討するのがおすすめです。 - 身長180cmですが、長さ210cmの羽毛布団で足りますか?
-
羽毛布団の丈の目安は「身長+30〜40cm」なので、身長180cmだと210cmは結構ぎりぎりです。
180〜190cm前後の方は210cmで足が出やすいとされています。
心配な方は、長さ230cmの長尺規格(スーパーロング・シングルロングロング)を検討してみてください。
羽毛布団のサイズ一覧のまとめ
最後にこの記事の内容をまとめておきます。
- 羽毛布団のサイズは幅20cm刻み・長さ210cmが基本。シングル150→セミダブル170→ダブル190→クイーン210→キング230cm
- サイズ名はベッド(マットレス)と共通だが、ベッドで使うならワンサイズ上が寒がりな人におすすめの冷気対策
- セミダブル・クイーン・キングは既成品が少ない。値段も割高になりがちで選択肢も多くはない
- 長身の人(身長185cm以上が目安)は長さ230cm規格(スーパーロング・シングルロングロング)を選択肢に入れる
- サイズが上がると充填量(重さ)も上がる。サイズと重さの対応は重さの目安記事の一覧表で確認できる
サイズが決まったら、次は中身の羽毛の質を選ぶ番です。
具体的な商品の選び方は、羽毛布団のおすすめランキング記事で解説しているので参考にしてみてください。



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