CILギャランティーラベルがついている羽毛布団のおすすめが知りたい・・・
ゴールドラベルと比較した場合、どちらがいいの?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士の資格を持ち、寝具業界で働くしーさんが解説します。
ネット通販などでよく見かけるCILラベルというものがあります。
お布団の専門店や量販店など見かけることは少ないラベルですが、ネット通販では売れている羽毛布団によく付属しています。
そんなCILラベルですが、この記事では本当に大丈夫?と疑問に思ったり、買うならどれがおすすめかを解説していきます。
ちなみに寝具業界で有名なゴールドラベルと比較した場合、どちらがおすすめなのかは、品質的にはゴールドラベルを個人的におすすめしています。
何故そう思うのかは高級な羽毛布団についているラベルは信用できるのか?ゴールドラベルとCILラベルの違いを解説!という記事で詳しく解説しているので先にこちらの記事をご覧ください。
ちなみに値段などのコスパを考えるとCILギャランティーラベルの方が安いものが多いのが特徴です。
初めて羽毛布団を買うという人や出来る限り安く羽毛布団を試してみたい人はCILラベルの羽毛布団もありだと思いますよ。
それでは解説していきます。
そもそもCILギャランティーラベルってなに?
CILギャランティーラベルはComfort Index Lab(快適睡眠環境研究所)が発行しているラベルで加盟している企業の数は12です。
ネットではよく見かけるラベルですが、まだまだ参加している企業の数も多くありませんし、店頭で見かけることも少ないラベルになります。
実際にどんなラベルがついているのかは下の画像を参考にしてください。
かなり細かく分類されているので、ラベルの種類も豊富です。
とはいえ、下段にラベルはランクが低すぎて正直なところ必要性があるのか微妙です。
低品質なところを保証されても・・・って個人的には思うんですけどね。
低品質です!って保証されても誰も喜ばないよね・・・
CILラベルを比較する場合はダウンパワーを中心に見ていくといいですよ。
リサイクル羽毛に付属するラベルもありますが、正直気にしなくても大丈夫です。
リサイクル羽毛を使った羽毛布団はまだまだ数も多くないですからね。
このCILラベルが付属することで消費者が得られるメリットは下の4つになります。
- 羽毛の品質をランク分けしているので比較しやすくなる
- 10種類に分けられているので、細かく比較できる
- ラベルに記載されているシリアルナンバーで羽毛原料の合格認定日と品質がわかる
- 全ロットの羽毛品質を検査している
これ
最大のメリットは全ロットの羽毛を検査しており、ラベルに記載されているシリアルナンバーで羽毛原料の品質や合格認定日が調べられること。
これはゴールドラベルにはないメリットです。
ただし、これも過度な信用は厳禁かなと個人的には思っています。
正直なところ、ごまかそうと思えばごまかせますしね。
ちなみにこれはゴールドラベルにも言えることですが・・・
それだったら試買テストをして怪しい業者や何度も引っかかるような業者を排除するゴールドラベルの方がまだ信用できるかなという気もします。
とはいえ、メーカー側からすれば産地や羽毛の品質をごまかしても発覚した時のリスクが高すぎるのでやらないと思いますけどね。
数年前に発覚したメーカーがありましたが、大問題になり大きく売上を落としてましたし。
CILラベルはまだまだ加盟している企業の数も少なく、ネット通販中心で展開されているラベルです。
今後どういった風に展開していくのかが楽しみなラベルでもあります。
CILギャランティーラベルのおすすめの羽毛布団3選
値段が安い羽毛布団についていることが多いCILラベルですが、その中でもおすすめの羽毛布団を3つ厳選して紹介します。
初めて羽毛布団を買う人や出来る限り安い羽毛布団が欲しい人にはおすすめですよ。
最低限の品質は担保しつつ安く買えますしね。
同じ羽毛布団がいろいろな店舗で販売されていますが、その中でも3つおすすめをピックアップしたので、布団選びの参考にしてみてください。
コスパ抜群のおすすめの羽毛布団
値段が安い羽毛布団の中でコスパが高い羽毛布団が欲しいという人に1番おすすめなのが、この「増量1.2kg ホワイトダック93% DP400 日本製 羽毛布団」です。
楽天での価格は15,800円(2021年12月29日時点)です。
おすすめする理由は圧倒的なコスパ!
2021年12月時点で調べた中ではこの羽毛布団がコスパNO.1です。
値段だけでみれば他にももっと安い羽毛布団はあるのですが、品質面を含めて考えるとこの「増量1.2kg ホワイトダック93% DP400 日本製 羽毛布団」がコスパではベストです。
この羽毛布団の仕様をまとめるとこんな感じ。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15%
- キルト:5×6マス立体キルト
- 羽 毛:ホワイトダックダウン93% フェザー7% DP400
- 充填量:1.2㎏
- サイズ:150×210㎝(シングルロング)
- 本体重量:約2.0㎏
- 生産国:日本製
- 備 考:羽毛に除菌・消臭・防カビ加工、7年保証
正直なところシンプルによくある羽毛布団なので、目立った特徴はありません。
ただ、出来る限り値段をおさえつつ羽毛布団が欲しいという人におすすめの羽毛布団になります。
特に2021年は羽毛原料が高騰している中でこの品質でこの価格の羽毛布団はかなり安いです。
安い羽毛布団は羽毛のグレードが低かったり、値段を安く見せるために羽毛の充填量が1.0㎏だったりするので、せっかく買っても満足できない可能性があります。
中の羽毛はホワイトダックの93%でDP(ダウンパワー)は400なので十分おすすめできる品質。
ダックなので臭いの問題は気になりますが、羽毛に除菌・消臭・抗カビ加工が施されているので心配はないですよ。
7年間の長期保証もついていますしね。
値段も安くてお手頃なので同業者としては悔しいですが、本当に安いおすすめの羽毛布団ですよ。
出来るだけ安く羽毛布団が欲しいけど、あまり高いのはちょっと・・・と思う人や初めて羽毛布団を買うので選び方がわからないといった人、特に寝具メーカーにこだわりもなくてなるべくお得に羽毛布団が欲しい人にはこの「増量1.2kg ホワイトダック93% DP400 日本製 羽毛布団」がおすすめです。
グース使いでコスパ高めの羽毛布団
羽毛の臭いが気になるという人にはダックの羽毛布団よりグースの羽毛布団の方がおすすめです。
そんな羽毛の臭いに敏感な人にはこの「大増量1.3kg ホワイトグースダウン93% 400dp 二層キルト 羽毛布団」にはおすすめします。
ダックは肉食なので臭いがしやすい特徴がありますが、グースは草食なので羽毛の臭いはグースの方が比較的臭いが少ない特徴があります。
しれにグースの方がダックよりも体が大きく羽毛のダウンボールが大きい特徴もあるので、ふっくらと暖かくなりやすいのも特徴です。
そんな「大増量1.3kg ホワイトグースダウン93% 400dp 二層キルト 羽毛布団」のスペックをまとめておきます。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15%
- キルト:二層キルト
- 羽 毛:ホワイトグースダウン93% フェザー7% DP400
- 充填量:1.3㎏
- サイズ:150×210㎝(シングルロング)
- 本体重量:約2.3㎏
- 生産国:日本製
- 備 考:羽毛に除菌・消臭・防カビ加工、7年保証
先ほどの「増量1.2kg ホワイトダック93% DP400 日本製 羽毛布団」との違いは羽毛がグースになったことと側生地のキルティングが二層式に変わったことが主な違いです。
先ほども書いていた通り中の羽毛がダックからグースに変わったことで臭いのリスクが減ります。
臭いのリスクが減ることプラスふくらみやすくなっています。
とはいえ、先ほどの「増量1.2kg ホワイトダック93% DP400 日本製 羽毛布団」と比較した場合、羽毛のふくらみやダウンパワーを考えると羽毛自体の暖かさはそこまで変わりません。
ただ、こちらの羽毛布団は羽毛の充填量が1.3㎏なので、その分は暖かくなっています。
それプラス側生地のキルティングが二層キルトになっているので、羽毛布団の縫い目から暖かさが逃げにくくなっています。
イメージとしてはこんな感じです。
先ほどの羽毛布団と比較して変わった部分は多くないと感じるかもしれませんが、お布団の暖かさという点ではこちらの「大増量1.3kg ホワイトグースダウン93% 400dp 二層キルト 羽毛布団」の方がより暖かくなっていますよ。
羽毛の臭いが気になるという人や少しでも暖かく寝たいという人にはこの羽毛布団がおすすめです。
品質重視のポーランド産グースの高級羽毛布団
CILラベルがついている羽毛布団の中でもコスパは度外視して品質に力を入れているのが、この「増量1.3kg ポーランド産ホワイトグースダウン95% 440dp 綿100%二層キルト 羽毛布団」です。
CILラベルの羽毛布団はどちらかというと安い価格帯の羽毛布団が強いのですが、高級路線の羽毛布団もあります。
ただ、正直このクラスの羽毛布団を買うのであればゴールドラベルの羽毛布団の方がおすすめです。
とはいえ、CILラベルの羽毛布団が欲しいという人もいると思うので高級なものも紹介しておきます。
この羽毛布団のスペックをまとめるとこんな感じ。
- 側生地:綿100%(60サテン)
- キルト:二層キルト
- 羽 毛:ポーランド産ホワイトグースダウン95% フェザー5% DP440
- 充填量:1.3㎏
- サイズ:150×210㎝(シングルロング)
- 本体重量:約2.6㎏
- 生産国:日本製
- 備 考:羽毛に除菌・消臭・防カビ加工、7年保証
先ほどの「大増量1.3kg ホワイトグースダウン93% 400dp 二層キルト 羽毛布団」との主な違いはお布団の側生地が綿100%の60サテンになったこと、羽毛の産地がポーランド産になりダウンパワーが440になったことです。
生地が綿100%の60サテンになったことで、吸湿性が高く寝ているときのムレ感を軽減してくれます。
暖かさというよりは寝心地が改善されますよ。
羽毛の産地については個人的には気にすることはないのですが、ポーランド産のホワイトグースを使用しているので中国産の羽毛が嫌な人にもおすすめです。
暖かさに大事なダウンパワーは440以上と最高クラスのグースを使用しています。
最高クラスの羽毛を1.3kgも入れているので、人によっては暑く感じるかもしれません。
逆に言ってしまえば寒がりな人には非常におすすめの羽毛布団です。
冬の寒い時期でも毛布を使いたくないという人や羽毛布団1枚でぐっすり眠りたいという人にはこの「増量1.3kg ポーランド産ホワイトグースダウン95% 440dp 綿100%二層キルト 羽毛布団」はおすすめですよ。
CILギャランティーラベルの羽毛布団のおすすめのまとめ
CILギャランティーラベルの羽毛布団のおすすめを紹介しておいてなんですが、品質重視で羽毛布団を選ぶのであれば、正直ゴールドラベルが付いている羽毛布団の方がおすすめです。
とはいえ、できる限り安い羽毛布団が欲しいという人が多いのも当然だと思います。
個人的には品質重視で羽毛布団を選ぶのであればゴールドラベルの羽毛布団を選び、コスパ重視で選ぶのであればCILギャランティーラベルの付いている羽毛布団を選ぶのがいいと思います。
実際、僕自身はより多くの人に羽毛布団の良さを知ってもらいたいと思っているので、羽毛布団のおすすめランキングでもCILギャランティーラベルの羽毛布団を1位にしていますしね。
羽毛布団を使ったことのない人にいきなり3万円や5万円もするお布団を勧めるのもどうかと思いますし。
最初は1万5千円程度の羽毛布団を使ってもらって、羽毛布団の良さを実感してもらい、次にもっと良い羽毛布団に買い替えたいと思うのであればゴールドラベルの羽毛布団を選んでもらえらばいいかなと思います。
特に20代の人などで一人暮らしや新生活を始めるという人には何万円というお金は大金ですしね。
最初はなるべく安くコスパの高い羽毛布団を選んで、ある程度お金にも余裕が出てから品質重視に切り替えていくという感じでOKです。
それにここで紹介した羽毛布団は安くてもそれなりのクオリティはある羽毛布団ばかりなので、羽毛布団の入門編としては十分ですしね。
この記事があなたの羽毛布団選びの参考になれば幸いです。
品質重視で選びたいという人はゴールドラベルの羽毛布団がおすすめです。
ゴールドラベルのおすすめの羽毛布団が知りたいという人は【比較ができる】ゴールドラベルの羽毛布団のおすすめ5選!【羽毛の品質を保証】という記事で紹介しているのでそちらも参考にしてみてください。
ラベルなんて気にしないからおすすめの羽毛布団が知りたいという人は【2021年】羽毛布団のコスパ抜群おすすめ人気ランキング10選【寝具業界の人間が選んでみた】という記事で2021年の羽毛布団のおすすめを紹介しているので、そちらも参考にしてみてください。
ちなみに寝具業界で働く僕がどんな布団で寝ているのか気になるという人は【レビュー】高級羽毛布団の和雲は本当に値段に見合った価値はあるのか?【軽量で暖かい】という記事で実際に僕が今使っている羽毛布団をレビューしているので参考にしていてください。
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