お布団の生地の織り方の特徴を解説!風合いが変わります【おすすめはサテン】

寝具
生地の織り方ってどんなのがあるの?
平織?綾織?朱子織?、ブロード?ツイル?サテン・・・?そんな言葉初めて聞いた!
織り方が変われば何が変わるの?具体的にどう変わるのか知りたい

 

この記事ではこんな生地の織り方についての疑問にお答えしていきます。

睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業マンのしーさん(@lipton0507)が解説します。

生地の織り方といっても今の市場で流通しているお布団で使われている生地の織り方の種類は大きく分けて3種類です。

 

この生地の織り方のことを生地の三原組織といいます。

正直、生地の織り方は知らなくても問題ない部分ですが、これだけは頭に入れておいてください。

風合いの良さは平織(ブロード)≦綾織(ツイル)≦朱子織(サテン)です。

 

糸の細さによっても風合いは変わるので一概に言えないのですが、織り方だけみた場合は基本的にこの順番です。

肌によりそうような風合いをお探しの人はサテンをおすすめします。

では個別に特徴を解説します。

 

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ブロード(平織)の特徴

生地と縫い糸のイメージ

流通量も多くお布団ではメジャーな織り方になります。

現在、市場に流通しているお布団では一番流通量が多い織り方だと思います。

基本的に安価な価格帯のお布団でよく使われます。

 

メリットとしては他の織り方のものと比較した場合、軽量であることが多いです。

もちろん素材によっては他の織り方でもブロード(平織)より軽くなることもありますが、基本的には他の織り方より糸の打ち込み本数が少ないので軽量です。

 

織り方の特徴はタテ糸とヨコ糸を交互に交差させた織り方になります。

この後に紹介するツイル(綾織)やサテン(朱子織)と比較した場合、糸の交差点が多いので摩擦に強く丈夫ですが、風合いは固くなりがちです。

ちなみにイメージの画像はコチラ。

平織組成の画像

 

市場に流通している羽毛布団では側地(お布団の生地のこと)のところにポリエステル85%綿15%と書いてあるものはほぼこのブロード(平織)です。

メリットとしては軽量、安価であることが多いこと、洗える素材が多いことが挙げられます。

最近ではお布団を洗いたいという消費者が非常に増えてきていますので、ここは大きなアピールポイントになっています。

 

特に先ほど挙げたポリエステル85%綿15%の素材では洗えることと軽量ということで量販店ではメジャーな素材となっています。

もちろん洗われる時は品質表示についている洗濯絵表示を参考にしてくださいね。

可能であればお布団の丸洗いは業者にお任せした方がいいです。

ご家庭で洗うと乾かすのが大変ですし、誤った洗い方をすると中綿の吹き出しや生地の色落ちにも繋がりますし。

お布団の丸洗いをやっているところも増えてきていますので、興味がある人は羽毛布団のクリーニングとは?メリットやデメリットを解説という記事で解説していますのでそちらもあわせてご覧ください。

 

 

ブロード(平織)のデメリットはお布団として使った場合、ペーパーライクな風合いですのでカシャカシャとあまり柔らかな風合いではありません。

ドレープ性もこの後に紹介するサテン(朱子織)には基本的に勝てません。

ただドレープ性については使われている糸の素材によっても変わるので絶対にとは言いきれないのが難しいところですね。

やはり実際に触ってみたりするのが一番いいと思います。

 

ツイル(綾織)の特徴

生地のイメージ2

ツイル(綾織)の特徴は、平織と比べて肌触りがよく滑らかな風合いになります。

生地に打ち込んでいる糸の本数も平織と比較した場合、多く打ち込んでいることが多いので肉厚で丈夫です。

 

お布団で使われているツイル(綾織)の生地の素材は綿100%の生地や綿65%~70%、ポリエステル35%~30%の生地が多いイメージですね。

織り方としてはタテ糸とヨコ糸をそれぞれ2本以上の間隔で交差させる織り方で、ブロード(平織)と比べると交差する部分が少なく表面に長く糸が浮いて出ている為、滑らかで光沢のあるのある厚手の生地が多いです。

 

織り方のイメージはコチラ。

綾織組成の画像

 

一時は量販店で見かけることも多かったですが、今では以前よりかは見かける割合も減っている気がします。

多分2018年は羽毛原料が高く少しでもコストを下げて販売価格を維持するか安くする為に生地素材の変更があったんでしょうね。

 

メリットとしては肌触りがよく滑らかで厚手の生地ですので丈夫です。

糸の素材や加工によっては洗える素材もあるので、お布団の洗濯を視野に入れるのであれば購入前に確認することをおすすめします。

デメリットは使われている糸の素材にもよる部分はあるんですが、重たい生地であることが多いです。

 

ひと昔前はお布団は重たくてしっかり被っている感じが好まれることも多かったですが、最近では住環境の変化があり軽いお布団が好まれるようになってきました。

家の気密性も上がってきていますし、寒くなればエアコンをつけて寝たりする人も増えていますしね。

ですので、最近はあまり重たくしっかりしたお布団より、軽くて寝心地がいいお布団が好まれるようになってきています。

 

このツイルの生地は少し中途半端になってしまっていて今後は少なくなってくるかもしれません。

 

サテン(朱子織)の特徴

生地のイメージ3

サテン(朱子織)の特徴はブロード(平織)やツイル(綾織)と比べてドレープ性に優れていて滑らかで柔らかな風合いと高級感のある光沢があることが特徴です。

お布団で使われているサテン(朱子織)の生地は糸も細いものを使われていることが多く、生地に対する糸の打ち込み本数も多くなります。

ただ細い糸を使っていますので、生地の重さはツイル(綾織)ほど重たくないものがほとんどです。

 

織り方はタテ糸・ヨコ糸の両方が5本以上入っていて交差する場所が上下左右に隣接しないように規則的に隙間を空けた織り方です。

上の説明は5枚朱子になりますが、タテ糸とヨコ糸が8本ずつで織られる8枚朱子なんかもあります。

タテ糸とヨコ糸が交差する部分が少なく、タテ糸かヨコ糸を長く浮かせた織り方ですので表面は滑らかで光沢があり、しなやか風合いになります。

イメージはコチラ。

朱子織組成の画像

 

お布団では高級品で使われることが多い側生地で、専門店で多く取り扱いがあります。

最近ではネット通販なんかでも多くみられるようになってきましたし、超長綿サテンなんかの謳い文句になってたりもします。

メリットとしては、高級感のある光沢と柔らかな風合いとドレープ性が挙げられます。

 

お布団で使われるサテン(朱子織)は高級品が多く糸も細い糸を使われていることが多いので、風合いのいい生地になります。

今まで説明させてもらったブロード(平織)やツイル(綾織)と実際に触った場合、風合いの違いもわかると思います。

 

実際にお布団で使われている生地ではブロード(平織)だと綿100%かポリエステル85%綿15%のがほとんどの割合を占めます。

最近ではポリエステル100%やポリエステル・レーヨンも増えてきていますね。

ツイル(綾織)だと綿100%か綿65~70%ポリエステル35~30%のポリエステル混の生地が多いです。

 

それに比べてサテン(朱子織)は綿100%のものでも糸の細さによって細かく分かれていますし、綿の産地にもこだわっているものもあります。

それにリヨセルやテンセル、シルクなどの素材もあり選択肢が多いのも特徴のひとつといえるかもしれません。

デメリットは比較的に高価格帯で使われている素材ですので価格が高くなりがちです。

あとサテンは織りの組織の特性上ブロード(平織)やツイル(綾織)と比較して生地の組成としては弱いので、洗えないものがほとんどです。

 

一部のサテンの生地ではウォッシャブル加工をしている生地もありますが、まだまだ流通量は少ない方です。

そういった特殊なサテン生地以外では基本的に洗えないと思ってください。

洗うと生地の目が緩んでしまって中綿の吹き出しに繋がります。

どうしても洗われる場合は業者でのクリーニングに出すようにしてください。

 

これは結構業界の人は困ってて、洗えない素材でも洗ってしまう人は多いです。

洗った結果、中綿の吹き出しをしてしまい不良品とクレームを出す人がいます。

それがお布団の製造メーカーに返品で返ってきますが、プロが見ればわかりますから。

結構業界の人が揉めることになる事案のひとつですね。笑

 

あとは摩擦や引っ張りに弱いことも挙げられますが、寝具として普通に使う分にはあまり問題ないかと。

どちらかというと摩擦や引っ張りに弱いというのはアパレル用途で使うサテン生地の場合は気にした方がいいかもしれません。

 

生地の織り方の特徴についてまとめ

縫い糸イメージ

生地の織り方について3種類を説明しました。

基本的にお布団で使われる生地の織り方はこの3種類の特徴を覚えておけば大丈夫です。

 

これがカバーなんかも含めるともっと種類が増えてきたりするのですが、織り方の基本この3種類なんで応用すれば理解できるかと思いますし、基本的な特徴は変わりません。

この織り方の特徴を覚えておけばインテリアのクッションカバーやアパレルなんかでも使われる基本なので便利ですよ。

 

お布団やカバーに使われている生地の特徴についてもっと知りたい!という方は下の記事をご覧ください。

 

 

次は羽毛布団のお手入れ方法に関する記事は下の記事をご覧ください。

 

 

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