布団カバーやお布団の生地の特徴と選び方について【生地が変われば寝心地変わります】

お布団やカバーの生地素材の特徴 寝具

「お布団の生地なんてどれも同じじゃない?」

「そもそもお布団の生地にどんなのがあるか知らないし・・・」

「お布団の生地が違うと何か変わったりするの?」

なんて人も多くいるかと思います。

今回は生地が変わればどう変わるのか説明していきます。

睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業マンのしーさん(@lipton0507)が解説していきます。

生地も素材によって特徴や違いがあるのでわかった上で選ぶのも結構楽しいもんですよ。

ついつい中身ばかりに注目しがちですが、生地もしっかりと良いものを選ばないと損するかもしれませんよ?

あまり気にしている人は少ないですが、寝心地に大きく影響する大事な部分です。

結論を先に言ってしまうと生地を選ぶのは個人の好みで選んでください。

生地の特徴を解説することはできるのですが、肌触りを重視するのか機能性を重視するのかでも選ぶものが変わってきますし、絶対これが一番というのもありません。

この記事で布団やカバーに使われる生地の特徴を見てもらって、お店で触ってみて自分のお気に入りの生地を探してみるのが一番ですよ。

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天然繊維について

天然繊維とは自然界の動植物より採取されるもので、植物性の繊維は綿と麻、動物性の繊維は羊毛と絹(シルク)の4種類が一般的です。

最近では寝具で使われる量が年々少なくなってきていますが、まだまだ高級素材で使われることが多いですね。

それぞれの特徴を順番に説明していきます。

綿の特徴

綿花の画像

適度な強さがあり、長く使っても丈夫で吸湿性が高いです。

また繊維に天然の撚りがあり、適度な弾力性があるので柔らかくサラッとした感触があります。

価格的な要因もあり最近では化学繊維の素材にシェアを奪われてきていますが、まだまだ主力です。

寝具で使う綿素材でも織り方(ブロード、ツイル、サテン)や糸番手(糸の太さ)によっても風合いや重さが変わってきます。

織り方については他の素材でも関わってきますのでコチラの記事で説明します。

麻の特徴

麻生地

天然繊維の中でも最も強く濡れても非常に強いのが特徴です。

汗などの水分をよく吸い、同時に吸った水分を発散させるので夏用の素材に非常に適しています。

また熱伝導もいいので肌にヒンヤリとした涼感を与えられるところも夏用に向いているポイントですね。

カバーや敷きパッドなんかによく使われます。

実際僕も敷きパッドを持っていますが、サッパリした感じでオススメできますよ!

ただ独特のシャリ感が人によっては好き嫌いが分かれるところなので苦手な人は苦手かもしれません。

麻の敷きパッドに関する記事を書きましたので夏の暑い夜をなんとかしたい!そんな方は下の記事をご覧ください。

羊毛の特徴

羊の画像

他の繊維に比べ吸湿性と放湿性に優れています

またクリンプと呼ばれる独特のちぢれがあるので空気を含みやすく保温性が高いのも特徴です。

どちらかというと中綿で使われることの多い羊毛ですが、生地でも使われます。

スーツやコートなどのアパレル用途がほとんどですので寝具の生地ではほぼほぼ見かけませんね。

絹(シルク)の特徴

シルクの生地画像

光沢があり美しく、弾力性があり肌触りがよいのが特徴です。

肌触りという面においては圧倒的にいいですし、見た目も光沢があるので非常に高級に見えます。

実際、すごい高級品ですしね。

またドレープ性にも非常に優れています。

ドレープ性って何よ?って方もいらっしゃると思うので下で補足しておきますね。

 

※ドレープ性とは
ふとんの場合、体に沿ってフィットする性質のことです。体にフィットすることで熱を逃がしにくく保温性が高くなります。ちなみに衣類などで使われる場合は意味が異なります。衣類などでは同じドレープということでも、布が自然とたるむ優雅な様子やシルエットを指す意味で使われています。

 

みなさんも経験があるかもしれませんが、ふとんをかぶった時や寝返りをした時に体とお布団の間に隙間ができてしまって寒い思いをしたことはありませんか?

寝返りうった後なんか時に肩口が冷えたりしますよね。

状況も見ずに正確な答えは出せませんが、お布団の生地にも原因があるかもしれません。

シルクやこの後に紹介するレーヨンのようにドレープ性の高い生地に変えるだけでも改善されることもありますので、店頭で試しに寝てみるのもオススメですよー。

ただ絹の素材の特性上、摩擦や紫外線に弱いのがデメリットとして挙げられます。

柔らかな素材ですので強くこすったりすると毛玉が出来たりすることがあるので取り扱いには注意が必要です。

また日当たりの良い場所に長時間置いていると変色することもありますので、保管状況にも注意が必要です。

ただデメリットを差し引いても余りある肌触りの良さがありますので、一度は寝てみたいですね!

化学繊維について

天然繊維と同様のものを人工的に作るべく原料を科学的に処理し繊維にしたもので、再生繊維、半合成繊維、合成繊維、無機繊維の4種類を化学繊維と呼びます。

なんのこっちゃさっぱりわからないと思います。

僕も全てを理解できているワケではないので、知っている範囲だけの説明になっちゃいますが、この中でも寝具にも使われるメジャーなところの説明をしていきます。

レーヨンの特徴

ベッドの画像

吸湿性が高く、静電気の発生が少ないのが特徴で光沢もありドレープ性にも優れています。

少しずつ寝具での取り扱いの流通量が増えています。

少し前まではカバーなんかに使うことが多かったのですが、ここ最近では羽毛布団の側生地にもレーヨンが入ったものが増えています。

素材のタッチも今までのものとは違いがありますし、保湿性にも優れているので量販店での取り扱いも増えてきていますね。

ちなみにレーヨンの原料は紙と同じ木材パルプが使われていて、再生繊維の一種になります。

マイナスポイントは摩擦に弱いところと水洗いした場合、縮みやすいところですね。

洗う場合は業者さんに素直にお任せした方がいい素材です。

ただしポリエステルが50%以上入っているようであればご家庭で洗えるものもありますので、洗濯絵表示をしっかりと確認をした上で洗ってくださいね。

ポリエステルの特徴

ポリエステル糸の画像

お布団の素材でも近年、流通量が増えてきている素材です。

特に量販店やテレビショッピング、ネット通販では圧倒的にポリエステルが高混率の側生地が使われています。

普及した要因ですが、比較的に安価で乾くのが早くシワになりにくい特徴があります。

また他の合成繊維と比べた場合、熱に強いことも挙げられます。

あとはカビや害虫の被害も受けにくいことも大きなメリットですね。

カビや害虫は動物性の繊維を好んで食べますので、ポリエステルだけではありませんが合成繊維は害虫による被害は受けにくくなります。

ただ皮脂や汗が付いたままだとその部分は虫食いにあったりするかもしれませんので注意してくださいね。

デメリットとしては静電気が起きやすいことと毛玉ができやすいことが挙げられます。特に空気が乾燥しやすい冬場などは静電気が起こりやすいです。

ウールも毛玉ができやすい素材ですが天然素材の場合は取れやすいのですが、ポリエステルなどの合成繊維の場合は繊維自体が強いので表面にしっかりとくっついて取れにくくなります。

ちなみに量販店やネット、テレビショッピングで普及しているポリエステル85%綿15%のものはデメリットを軽減しているので安価なものの中ではオススメの素材になります。

生地素材の特徴についてのまとめ

生地素材の特徴について説明をしましたが、生地の織り方の違いでも肌触りや風合いが変わってきます。

お布団ではつい中綿の方に注目されがちですが、生地も大事なんですよ。

中綿ももちろん大事ですが、それだけはいいお布団には出会えません。

たかだか側生地だと侮るなかれ、寝心地にも大きく影響します!

もし今後お布団やカバーを買う時があれば是非生地にも注目してみてください!

生地の織り方については下の記事をどうぞ。

下の記事で羽毛布団に関連する記事をまとめていますので合わせてご覧ください。

生地の素材は羽毛布団の寝心地にも影響を与えますので、羽毛布団を選ぶ際には↓のまとめ記事を参考にしてみてください。

ほな、また!

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