マットレストッパーってなに?
普通のマットレスとはなにか違うの?
マットレストッパーって種類がいろいろあるけど違うの?特徴が知りたい!
この記事ではこんな疑問にお答えしていきます。
睡眠・環境寝具指導士の資格を持ち現役の寝具業界の営業マンであるしーさん(@lipton0507)が解説していきます。
そもそもマットレストッパーとマットレスの違いを知っている人も少なく、マットレスと同じと思っている人が多いと思います。
そこでこの記事ではマットレストッパーとマットレスの違いとマットレストッパーの種類について解説していきます。
- マットレスとマットレストッパーの違い
- マットレストッパーの素材の特徴
- マットレストッパーを検討するタイミング
マットレストッパーとは
マットレストッパーってなに?マットレスとどう違うの?という疑問から解説していきます。
マットレストッパーとは、マットレスの上にのせて寝心地の改善に使われる寝具です。
マットレストッパーという名前はそこまで一般的に認知されていないかもしれませんが、他にもオーバーレイやマットレスパッドといわれているものもマットレストッパーです。
テレビ通販やネット通販などで「今お使いの寝具の上にのせるだけで寝心地が改善されます!」といった感じでいわれているものもマットレストッパーですね。
厚みは3㎝~9㎝程度のもがあり、素材に関してはさまざまな種類があります。
素材の種類に関してはあとの項目で詳しく解説していきます。
このマットレストッパーの役割を簡単にまとめると下の通りです。
- へたってきたマットレスでの寝心地の改善
- 寝姿勢の改善
- マットレスの硬さの改善(やわらかすぎる場合とかたすぎる場合)
- マットレスの汚れ防止と耐久性の向上
主にこの4つがマットレストッパーを使う目的になります。
今お使いのマットレスが体にあっていない場合、マットレストッパーを使い不満点を改善してあげることで自分の睡眠の質を高めることになります。
逆に今お使いのマットレスに不満がない場合は無理に使わなくても問題ありません。
マットレストッパーの中材の種類について
この項目では中に入っている素材の特徴を大きく3つにわけて解説します。
ここで紹介する3つの素材はトッパーの中ではメジャーな3素材で代表的な商品を例にして解説しますが、商品によってはマットレスパッドと分類されているものもあります。
メーカー側もマットレストッパーとしては売り出していないけど、トッパーとしても使えるといっている商品も多いので問題なく使えます。
高反発マットレストッパー
浅田真央さんのCMでおなじみの高反発マットレストッパーとして1番有名なエアウィーブを例に特徴を説明します。
高反発マットレストッパーの特徴はカラダが沈み込んだ時に腰などの重心がかかる部分を下から支える反発力が高く一定の反発力を保ちます。
反発力が高いので寝返りもうちやすく、腰への負担も少なくなります。
その反発力が人によっては硬く感じてしまうこともあります。
ただ寝ている時の腰の沈み込みが気になる方には高反発が非常におすすめです。
高反発マットレストッパーといってもエアウィーヴのようなラーメン構造のものもありますし、マニフレックスのような高反発ウレタンを採用しているものもあります。
エアウィーヴについてはエアウィーヴのマットレスやパッドを腰痛持ちの寝具指導士が徹底解説!【評判や口コミも】という記事で詳しく解説しています。
高反発マットレストッパーで例に挙げたエアウィーヴに関しては公式サイトも見ていただくとわかりやすいです。
低反発マットレストッパー
低反発素材で有名なテンピュールを例に挙げて説明していきます。
低反発マットレストッパーの特徴は体圧を分散させながらやさしく身体を包み込むように支え身体の負担を軽減させるのが特徴です。
反発力が低く、身体に密着し包み込むように身体を支えるので熱や湿気がこもりやすく少しムレを感じることもあるのと人によっては寝返りがうちにくくなる可能性があります。
商品の質によっては温度によっては硬くなったりやわらかくなってしまうという話もありますので、品質がしっかりとしたメーカーを選びましょう。
低反発のトッパーは今お使いのマットレスが硬くて寝付きが悪い、硬すぎて腰が痛くなるといった方におすすめです。
ちなみに低反発を選ぶのであればテンピュールがいいですよ。
テンピュールのマットレスや枕は量販店でも取り扱いがあったりしますので、店頭で試すこともできますので興味がある人は一度試してみてください。
凹凸ウレタンマットレストッパー
凹凸ウレタンマットレストッパーでは西川のエアーが有名です。
メジャーリーガーの大谷翔平選手やサッカーのネイマール選手が愛用ということで有名になった商品です。
このタイプではタマゴ型の凹凸が表面に無数にあり点で身体を支えるため、体圧分散性に優れていて正しい寝姿勢を保ち、血流やリンパの流れを妨げないといった特徴があります。
注意点としては使われているウレタンの品質によっては耐久性に問題がある商品もあります。
正直、低価格のものほどそのリスクは高くなります。
有名な寝具メーカーであれば今ここで挙げた西川のエアーや昭和西川のムアツは問題ないですね。
仮に問題があっても初期段階であればしっかりと対応してもらえます。
ちなみにこ凹凸タイプのウレタンマットレストッパーは今お使いのマットレスが硬かったり柔らかかったり、身体が沈み込み過ぎて腰が痛いという方におすすめです。
昭和西川のムアツふとんについてはムアツふとんの口コミや評判は?おすすめを寝具指導士が徹底解説!【安く買う方法も】という記事で深堀りして徹底的に解説してみました。
個人的には西川のエアーより昭和西川のムアツをおすすめしてるので参考にしてみてください。
マットレストッパーってどんな時に必要?
そもそもマットレストッパーってどんな時に必要なの?と疑問に思う方も多いでしょう。
基本的に今お使いのマットレスに不満がなければ買う必要もないものですし。
どんな時に必要かを下で簡単にまとめました。
- マットレスがへたって寝心地が悪い、もしくは寝付きが悪い
- 今使っているマットレスが硬いor柔らかくて寝にくい
主にこの2つが購入を検討するタイミングです。
ただあくまでマットレストッパーはマットレスの補助という役割なので、お金に余裕があればマットレスを買い替える方が効果は大きいです。
ちなみにマットレスを買い替えを検討する場合はマットレス処分方法6選という記事で処分方法についてまとめていますので参考にしてみてください。
いいマットレスは非常に高価で気軽に買い替えれるものでもないので、トッパーを導入することでマットレスも長く使うことができます。
マットレス自体がへたってきてマットレストッパーを購入する場合は、マットレスのへたった場所にタオルを詰めて、なるべくフラットになるようにしてからトッパーを使ってください。
その方がより寝心地が改善されますのでおすすめですよ。
マットレストッパーについてのまとめ
マットレストッパーについて解説させていただきましたが、マットレストッパーという定義が業界でも曖昧なのかもしれません。
マットレストッパーとはいってないけどマットレストッパーとして使えるという商品とマットレストッパーとして売り出している商品が混在しているのが今の現状です。
長年使ってきてへたり始めたマットレスの補助にマットレストッパーはおすすめです。
へたってきたマットレスの寝心地の改善や硬さがあわないマットレスの寝心地を後から調整できるのは便利ですし、場合によってはローコストで寝心地を改善できます。
ただし、今使っているマットレスが相当へたっている場合は素直にマットレスの買い替えをおすすめします。
マットレスについては購入時に一緒に買っておくといい商品やお手入れ方法までをマットレスのおすすめの使い方まとめという記事で解説していますのであわせてご覧ください。
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