寝ているときにムレて目が覚める・・・
ふかふかのクッション性の高い敷布団で寝たい。
この記事ではこんなお悩みにお答えします。
- 羊毛敷布団のおすすめがわかる
- 羊毛敷布団のメリットとデメリットがわかる
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業のしーさんが解説します。
敷布団も種類が多くてなかなか選びにくいところ。
値段にもいろいろあるし、各メーカーで微妙に違いがあったりして選ぶのは非常に難しいです。
この記事では羊毛敷布団の敷布団のおすすめを紹介していきます。
羊毛は吸湿性と放湿性が高いので敷布団にぴったりの中材です。
とはいえ、種類が多いのでおすすめをピックアップしました。
その前に羊毛敷布団の特徴について詳しく知りたいという方は敷布団の中綿の特徴とおすすめの選び方を徹底解説【失敗しない選び方】という記事で解説していますので参考にしてみてください。
他にも軽くて取り扱いの簡単なポリエステル敷布団のおすすめはポリエステルの敷布団のおすすめ3選!【安いものから来客用まで厳選】という記事で紹介と解説をしていますのであわせてご覧ください。
羊毛敷き布団のおすすめ
敷布団の中綿の素材ってポリエステルや羊毛、木綿にキャメルなどたくさんありますが、この記事では羊毛を使っている敷布団をピックアップして紹介していきます。
冒頭でも書きましたが羊毛は吸湿性と放湿性に優れているのでムレ感が少なくておすすめですよ。
クッション性にも優れているので体圧が分散されるので気持ちよく眠れスッキリと目覚めることができます。
ただし、羊毛100%だと柔らかすぎて腰が沈み込みすぎてしまうので注意が必要です。
羊毛100%の敷布団の場合、羊毛敷布団であっても他の敷布団の上に重ねて使ったり、ベッドパッドとしてマットレスの上に置いて使う方法がおすすめです。
それではおすすめの羊毛敷布団を紹介していきます。
圧倒的なムレにくさ!ウール100%敷布団
まずウール100%の敷布団を紹介していきます。
ウール100%の敷布団ですが1枚使いもできますし、敷布団の上に重ねて使うこともできますしマットレスの上にのせてベッドパッドとして使うこともできます。
吸湿性と放湿性が非常に高いのでムレにくく快適に眠ることができますよ。
それではこの敷布団の仕様をまとめます。
- サイズ:100×200㎝(シングルサイズ)
- 生地:綿100%ブロード生地
- 中綿:ウール100%(クロス成形加工)
- 中綿重量:2.8㎏(シングルサイズ)
- 生産国:日本製
この敷布団は吸湿性と放湿性が最大のメリットです。
先ほどからの繰り返しになってしまいますが、ウールは天然繊維の中でも吸湿性と放湿性が高いのでムレにくく1年中サラっと快適な寝心地を維持してくれます。
それにウールは難燃性なので非常に燃えにくいというのも隠れたメリットになっています。
まぁ自分から燃やすなんてことはないのでメリットていうほどでもないんですけどね。
万が一、寝タバコしていて火種を落とした時に他の素材より燃え広がりにくいと思っていればOKです。
他にもウールは弾力性や嵩高性、保温性にも優れています。
クリンプというウール独特の形状のため弾力性と嵩高性も抜群です。
羊の毛って独特のちぢれがありますよね。
その特性がお布団にも活かされています。
ウールは湿気を吸うと発熱しますし、外気温の影響も受けにくい素材なので保温性にも優れていますよ。
これだけ優れた機能があるウールですが、やっぱりデメリットもあります。
そのデメリットですがウールのお布団は洗えません。
一部の特殊な加工をされているウールをのぞき洗えないものがほとんどです。
もし仮に洗ってしまうと、ウールが絡まりあってほぐれなく玉になってしまいます。
それではせっかくの寝心地も残念になってしまいます。
あとお布団自体も縮んでしまいますし、ウール自体が生地から吹き出してくる可能性があるので絶対にやめておいてください。
それに動物本来の動物臭が発生する可能性があるので洗うこと自体おすすめしません。
どうしても洗いたい場合はクリーニングに出すことをおすすめしますが、元々そこまで高いものではないので汚れてきたりへたってきた場合は素直に買い替えをおすすめします。
ほんと洗うのはおすすめしませんよ。
品質表示のところにも洗濯不可の絵表示があるはずなので、しっかり守ってくださいね。
基本的に自己責任で洗った場合は保証の対象外になりますし。
とまぁメリットとデメリットはこんな感じでまとめておきます。
基本的にウール100%の敷布団はムレにくくふかふかとしているので寝心地は抜群です。
夜中にムレて寝づらい人や目が覚めるといった人におすすめの敷布団ですよ。
おすすめの使い方としては1枚で使うより今使っている敷布団の上に重ねて使ったりマットレスの上に重ねて使う使い方がおすすめです。
その方がしっかりと体をサポートしつつムレ感を軽減できるので寝心地がよりよくなります。
- 吸湿性と放湿性が高くムレにくい
- クッション性が高くふかふかした寝心地
- 難燃性で燃えにくい
- 保温性も高いので暖かい
- 洗えない
ふかふかした感触が苦手な人のためにもうひとつ羊毛を使った敷布団を紹介しておきます。
おまけ:しっかりと体をサポートしてくれる羊毛敷布団
羊毛100%だとふかふかとしているのでもう少ししっかりと体を支えて欲しいという人におすすめの敷布団になります。
中芯にブレスエアーという中材を使っているので体圧分散性に優れていて通気性も抜群なので羊毛の特徴である吸湿性と放湿性との相性も抜群で、クッション性もよく腰痛持ちの人にもおすすめの敷布団です。
先にこの敷布団の仕様についてまとめます。
- サイズ:100×200㎝(シングルサイズ)
- 生地:表 綿100%スムース生地 裏 綿100%ツイル
- 中綿:巻き綿ウール100%
- 中芯:指定外繊維(ブレスエアー)100%
- 総重量:4.6㎏(シングルサイズ)
- 生産国:日本製
この敷布団の最大の特徴は中芯にブレスエアーを使っているので体圧分散性が優れている点です。
体圧分散性が優れているといわれてもわかりにくいですが、簡単に考えるなら腰やお尻などの体重がかかりやすい部分の負担が軽減されると考えてもらえれば大丈夫ですよ。
厳密にいえば少し違うんですが、結果としては同じような感じなのでOKです。
ブレスエアーがどんな素材かというと正直他社なのであんまり例に出しにくいですが、エアウィーヴの中材をイメージしてもらえれば大丈夫です。
ラーメン構造なので通気性は抜群ですし、クッション性も抜群ですよ。
このブレスエアーを羊毛でくるんでいるので吸湿性も抜群ですし、放湿性も抜群です。
羊毛の特徴であるムレ感の軽減もバッチリしてくれます。
それに普通の羊毛敷布団と違い中芯にブレスエアーが入っているので通常のウール100%の敷布団と違い耐久性も大幅にアップしています。
羊毛の巻き綿部分は早くへたるかもしれませんが、ブレスエアーは耐久性が高いので長持ちしますよ。
生地にしても表は綿100%のスムース生地なので肌触りが抜群にいいです。
肌触りがいいのはもちろんですが、綿の吸湿性もあるのでさらにムレにくいですよ。
重量もシングルサイズで4.6㎏ということで非常に軽いので干したり、布団の上げ下げは楽ですよ。
この軽さでここまでのクッション性のものはなかなかありませんよ。
メリットはこんな感じですが、残念ながらデメリットもあります。
本来ブレスエアーは洗える素材なのですが、羊毛でくるんでしまっているので洗えなくなってます。
ここは大きなデメリットですね。
表生地のスムース生地は風合いがよく肌触りはいいのですが、耐久性という部分では一般的な敷布団に使われている綿のブロード(平織)生地よりも劣ります。
とはいえ寝心地は抜群ですし、腰痛にお悩みの人にはおすすめですよ。
最後にこの敷布団の特徴をまとめておきます。
- 吸湿性と放湿性が高くムレにくい
- 体圧分散性に優れていてしっかり体をサポート
- 通気性が高いので湿気がこもりにくい
- エアウィーヴと比較して少し安い
- 洗えない
とはいえ、敷布団を洗いたいという人もいるかと思います。
そんな人はエアウィーヴのマットレスやパッドを腰痛持ちの寝具指導士が徹底解説!【評判や口コミも】という記事を参考にしてみてください。
エアウィーヴは家庭でも洗えますよ。
羊毛敷布団のおすすめのまとめ
羊毛の敷き布団は吸湿性と放湿性が高いのでムレにくく快適に眠ることができます。
保温性ももちろん高いのですが、夏場でもムレにくい性質があるので気持ちよく眠れますよ。
とはいえ、最近の夏の暑さだとさすがに厳しいですけどね。
仮に夏場も同じ敷布団を使う場合は麻の敷きパッドを使うと快適に眠れますよ。
麻の敷きパッドについて麻の敷きパッドを比較!値段が違うと何が変わる?【具体例でおすすめ紹介】という記事で紹介と解説しています。
いろんな冷感の寝具が販売されていますが、結局天然素材が一番いいですよ。
劇的に涼しいワケではありませんが、さっぱりと寝るにはいろいろ使ってきましたが麻が一番よかったです。
麻以外の敷きパッドも考えているという人は【綿・麻】敷きパッドの素材のおすすめは?特徴とサイズの選び方を解説【冷感・ポリエステル】という記事で中綿の素材の特徴やサイズの選び方について詳しく解説しているので参考にしてみてください。
他の敷き布団も気になるという人は敷き布団の取り扱い説明書!選び方から使い方まで参考まとめ【おすすめも紹介】という記事でまとめていますので参考にしてみてください。
敷き布団の素材や選び方、おすすめの敷き布団についてまとめているので敷き布団について悩んでいる人は参考にしてみてください。
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