枕のサイズや大きさってどんなものがあるの?
自分の体型や寝姿勢にあったサイズの枕を選びたい!
この記事ではこんなお悩みにお答えします。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさん(@lipton0507)が解説します。
枕っていろんな形のものがあるけど、全部一緒だと思っていませんか?
実は枕のサイズっていろいろあって、自分にあったサイズを選ぶことによって寝心地がかわりますよ。
朝起きた時に枕から頭が落ちていたりする人は大きめのサイズの枕を使うことによって改善できたりもしますしね。
逆に小さなお子さんにはそこまで大きな枕は必要ありませんし。
枕は好みや人によってあう、あわないがあるので、絶対にこれがおすすめといったことはありませんが自分の体型や寝相にあった枕を使う方が快眠できます。
枕を買い替えるときの参考にしてみてください。
他にも枕を買い替えるタイミングで気になる枕の素材の話について枕の素材の特徴を比較しつつおすすめの選び方を解説!【自分の好みで選んで大丈夫】という記事で10種類の素材を一覧表で比較しつつ解説しているので参考にしてみてください。
枕のサイズについて
枕って意外と多くのサイズがあります。
一般的に市販されているものからオーダーメイドのものも含めると結構な種類があります。
この記事では一般的に市販されている枕のサイズについて解説します。
オーダーメイドはメーカーや寝具店によって微妙に違ったりするので。
先に簡単に表でまとめます。
サイズ | 特徴 | おすすめな人 |
43×63㎝ | 一般的で枕の種類やカバーも豊富 | 普通体型の人向け |
50×70㎝ | 寝返りがうちやすく種類も豊富 | 大柄な体型やゆとりが欲しい人向け |
35×50㎝ | 昔の枕のサイズで収納性が高い | 小柄な女性や子供向け |
29×40㎝ | 種類が少ない | 小さな子供向け |
規格外(オーダーメイド等) | 枕カバーの選択肢が少ない | オーダーメイド枕が欲しい人向け |
枕のサイズを選ぶときの注意点やサイズ毎の特徴やおすすめな人について個別に解説します。
枕のサイズを選ぶときの注意点
枕を選ぶときに気をつけておいて欲しいことがひとつだけあります。
枕に表示されているサイズは中身を入れる前の側生地のサイズであることがほとんどです。
これは全サイズ共通で考えておいてください。
中身を入れると厚みができるので数センチ程度小さくなります。
とはいえ、そこまで大きくサイズが変わることはありませんので、心配はしなくて大丈夫です。
別に枕カバーのサイズが変わることもありません。
特にオーダーメイドの場合だと好みにあわせて調整するので余計に変わりやすい傾向にあります。
ただ、こちらも同じく極端に縮むことはありませんので、そこまで気にする必要ありませんよ。
ではサイズについて説明していきます。
43×63㎝の枕
一般的な枕のサイズがこのサイズになります。
流通量も多く、カバーの種類も豊富なので選択肢が多いのも特徴。
普通体型の人の肩幅と枕の横幅が同じぐらいのサイズになります。
普通体型の人や女性はこのサイズがおすすめですよ。
ただ、寝相があまりよくない人や朝起きたときに枕から頭が落ちているといった人は次に紹介する50×70㎝の枕がおすすめ。
50×70㎝の枕
2番目に多いサイズになります。
少し大きめのゆったりしたサイズになるので、大柄な人や寝相があまりよくなかったり、ゆったりと寝たい人におすすめのサイズになります。
このサイズも種類は豊富ですし、枕カバーの種類も豊富ですので、選択肢は多くあります。
ホテルでもこのサイズの枕は多く採用されているので、ホテルの枕だと寝やすいと感じる人はこのサイズの枕が自分にあっている可能性が高いのでこのサイズを選ぶのがおすすめです。
35×50㎝の枕
昔の枕がこのサイズです。
流通量は先ほどまでの2つと比較した場合、そこまで多くないので枕も枕カバーも選択肢が少なめです。
小さいサイズなので子供や小柄な女性はこのサイズでも問題ありません。
一般的な男性ではこのサイズだと少し小さく感じる人が多いのであまりおすすめはできません。
このサイズは小さいので収納性が高いのも特徴です。
29×40㎝の枕
このサイズの枕はジュニア用のサイズでそこまで流通量が多いものではありません。
小学校ぐらいまではこのサイズでも問題ありません。
あとは子供の成長に応じて、次の枕を考えるといいですよ。
ちなみに大人は使わない方がいいですよ。
大人が使うと寝返りがうちにくく、寝返りの回数が減って睡眠の質が落ちる可能性が高いです。
オーダーメイドなどの規格外の枕
オーダーメイドの枕のサイズだと43×70㎝のような一般的なサイズとは違うサイズもあります。
別にサイズが違うと1つ困ることがあって、枕カバーの選択肢が少なくなります。
特にファスナータイプの枕カバーだとイレギュラーサイズに対応してないことがほとんどです。
封筒式の枕カバーなら対応できなくもないですが、少し不格好になる可能性があります。
これが結構困る部分で自分の気に入ったデザインの枕カバーがあってもサイズがあわなくて泣く泣く諦めるといったケースが多くなりがちです。
枕もインテリアの一部だと考えている人はこのサイズはやめておいた方が無難かもしれません。
枕のサイズのまとめ
ざっくりと見ただけでもこれだけの枕のサイズがあります。
細かくみていけば他にもサイズはあるのですが、枕の種類もほとんどないので書きませんでした。
枕を選ぶときにそこまで大きな要素ではないサイズですが、自分にあっていない枕だと寝返りの回数が減ったりします。
体が大きな人が小さな枕を使っていると寝返りのときに枕の幅が足らずに落ちたり、無理にその場で寝返りしたりして余計に負荷がかかりがちです。
余計な負担がかかると睡眠の質が下がるので翌日に疲れを残しやすくなったり影響が出てきます。
そういった意味では枕の大きさやサイズ感も大事な要素です。
枕のサイズってそこまで真剣に選んだことはないかもしれませんが、買い替えるときには枕のサイズも意識してみてください。
枕の選び方やおすすめの枕、枕の悩みについては寝具指導士が教える枕の選び方とおすすめの枕のまとめ【横向き寝にも対応】という記事でまとめています。
枕について悩みがある人は一度読んでみてください。
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