いろんな高さの枕があるけど、どこに注意して選べばいいかわからない・・・
仰向けで寝る人と横向きで寝る人も同じ高さの枕を選んでも大丈夫?
この記事ではこんな疑問にお答えしていきます。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさん(@lipton0507)が解説します。
枕を選ぶときに枕の高さは1番大事な要素です。
素材の違ういろいろな種類の枕が販売されていますが、大事なのは枕の高さ。
もちろん素材選びも大事なんですけどね。
この高さがあっていないと枕があわないといったことに繋がります。
この記事では今使っている枕の高さがあっているかを簡単に確認できる方法やどう選べばいいかイラストで図解しつつ解説します。
枕の高さの選び方でお悩みの人は参考にしてみてください。
枕の高さがあっているか簡単に確認する方法
まずは自分にあった枕の高さを簡単に確認する方法を解説します。
これは文字だけで解説するのよりもイラストで見た方がわかりやすいので、まずは下のイラストをご覧ください。
枕の高さが自分にあっている場合は真上よりちょっと下ぐらいに目線がいきます。
別にこれは厳密に角度が何度ということもありませんし、だいたいでいいのでやってみてください。
寝る前にや枕を試しているときに5秒でできます。
ちなみに枕が高い場合は下のイラストのような感じになってしまいます。
足元の方にだいぶ目線が向いていますよね。
目線がこのような状態の場合だと、枕が高すぎます。
逆に枕が低い場合だと下のイラストのような感じです。
目線が頭の上の方にいっているのがわかると思います。
このような場合だと枕が低すぎですね。
この判別方法で簡単に自分の枕の高さがあっているかわかります。
枕の高さがあわないとどうなる?
自分にあわない枕の高さで寝ているとどんなことになるのかも簡単に解説しておきます。
といってもあわない枕で寝ている場合は自分の体感レベルでわかっているかもしれませんね。
ざっと箇条書きでまとめます。
- いびき
- 寝付きが悪くなる
- 肩のこりや肩の痛み
- 首の張りや首の痛み
- 頭痛
- 顔のむくみ
起こるかも…
これだけのことが枕があわないことで起こる可能性があります。
普段使っている枕があわないなぁと思っている人はこの中で何か当て嵌まるものがあったんじゃないでしょうか?
逆に自分にあった高さの枕を使用することで改善できるかもしれません。
上記のような症状に心当たりがあれば枕の買い替えを考えるのもありです。
枕が低い場合は自分で調整できますし、高い場合は枕によっては調整できるものもあります。
調整方法についてはあとで解説します。
正しい枕の高さの選び方
正しい枕の高さの選び方について解説していきます。
ここが1番大事ですので、ここでもイラストを使いつつ解説します。
大事なポイントは枕とマットレスや敷布団の間に無駄な空間を作らないこと。
ここが1番大事なポイントです。
枕の高さがあっている正しいパターンのイラストをご覧ください。
このイラストのように頭と首の間に無駄な空間や隙間がない状態がベストです。
このような枕であれば枕の高さが自分にあっている状態です。
仰向けで寝る人は軽くS字カーブになる高さの枕を選ぶといいですよ。
頭や首に必要な高さを枕で補ってあげることで自然な寝姿勢を保つことができて、結果的に質の高い睡眠につながります。
横を向いて寝る人に関しては別の項目でまとめて解説します。
逆に自分にあっていない枕の高さはどんな感じになるのかというと、頭と首に空間や隙間がある場合も枕の高さがあっていないといえます。
この場合、頭や首に負荷がかかってしまいます。
これはとりあえず枕は頭を乗せるだけって認識の人に起こりやすい状態ですね。
このような状態になってしまうと、首の張りや肩こり、頭痛などに繋がる可能性があります。
1人で選ぶ場合は、実際に寝てみて先ほどの寝た時の目線で確認してみましょう。
1人で選ぶ場合でも頭と首の間にスキマができていないか意識してみて選びましょう。
パートナーがいる場合は寝た時の目線で確認+横から見てもらい頭と首の間にスキマができていないか確認してもらうとさらにいいですよ。
横向き寝の人の枕の高さはどうなるの?
今までは主に仰向けで寝ている人の場合の枕の高さの選び方でしたが、この項目では横向き寝の人の枕の高さの選び方を解説します。
実際に横を向いて寝る人も多くいるので、横向きで寝る場合の高さも気になりますよね。
基本的には横向き寝の人の枕は高いものがおすすめですが、どう選べばいいかイラストを見てもらう方が理解しやすいので、まずは下のイラストをご覧ください。
横向き寝の人の場合の鼻筋と背骨が一直線になっている状態だと高さがあっている状態です。
これもだいたいで大丈夫です。
逆に下のイラストのような状態だと枕の高さが高くあっていない状態です。
わかりやすいように少し極端に書きましたが、こんな感じで枕の高さがあっていないと鼻筋と背骨がズレてしまっています。
このような場合だと枕が高すぎて枕の高さがあっていません。
逆に低すぎる場合は下のイラストのようになります。
この場合も鼻筋と背骨が一直線になっていませんよね?
これも枕の高さが低くてあっていません。
横向き寝の場合は肩幅によっても枕の高さが変わってくるので、枕の高さを調整できる枕がおすすめです。
枕に独立したポケットがあって自分の好きな場所に後からパイプやわたなどを入れて高さを調整できる枕を選ぶ方があわないリスクを減らせます。
体の大きい人の場合、市販の横向き寝の枕ではあわないものも多いです。
そういった人には後から高さ調整できる枕を選ぶ方が本当に無難ですよ。
横向き寝のおすすめの枕は【返品保証付き】横向き寝の人の枕は『YOKONEGU』がおすすめ!【首の痛みや肩こりも軽減】という記事で紹介と解説をしています。
横向き寝の枕探しにお悩みなら参考にしてみてください。
今すぐに簡単にできる枕の高さの調整方法
今使っている枕の高さがあわないけど、そんなにすぐに枕を買いには行けない・・・
こんな人もいると思うので、家にあるもので簡単に調整できる方法も解説しておきます。
ただし、家で簡単にできるのは枕の高さが低くて少し高く調整したいという方法です。
枕がへたってきて高さがひくくなってきたという場合の対処方法といった感じで参考にしてみてください。
用意するのはタオルだけでOK!
枚数は自分の好みの高さになる枚数なので人それぞれ変わります。
タオルを枕の下に挟んで高さ調整してください。
枕の上に置いてしまうと寝返りでズレて気になったり落ちたりしてしまいますので。
それにタオルの感触で寝心地も変わってしまいますしね。
枕の下にタオルを敷いてもズレたりはしてしまうのですが、あくまで応急処置的な方法だと思ってください。
使っている枕が低い場合はこの方法で少し改善できます。
逆に高い枕を低くする方法は高さ調整ができる枕で、中身を抜いたりできる場合は中身を抜いたら調整できるのですが、それ以外の場合だとなかなかできません。
無理に破って中綿を抜いたりする方法はやめておいた方がいいですよ。
吹き出してまともに使えなくなる可能性が非常に高いです。
枕がダメになることよりも飛び散った中綿の掃除の方がめちゃくちゃ面倒なので。
枕が高すぎて寝れないという人はもったいないですが、諦めて買い直す方がいいです。
枕の高さの選び方のまとめ
枕の高さの選び方って難しいですよね。
とはいえ枕の高さは枕選びにおいても1番重要な要素なので、ここはしっかりと確認しておく方がいいです。
まずは今使っている枕の高さがあっているのか、簡単にできる目線での判別方法を使って確認してみてください。
枕はへたりやすいもので、使っているうちに高さも変わってきます。
最初はあってても使っているうちにあわなくなっていることも多いです。
最近なんか寝付きが悪いなと思えば、枕の高さが変わってきている可能性もあおります。
その場合は枕を買い替えた方がいいですよ。
安眠するためには自分にあった枕というのは絶対に必要ですから。
他にも僕が実際に買って使った枕の感想を【有名寝具メーカー】実際に買って使った枕のレビューまとめ【オーダーメイドまで】という記事でまとめているので興味のある人は参考にしてみてください。
枕の選び方やおすすめの枕、枕の悩みについては寝具指導士が教える枕の選び方とおすすめの枕のまとめ【横向き寝にも対応】という記事でまとめています。
枕について悩みがある人は一度読んでみてください。
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