枕がへたってきているので買い替えようか悩んでいる・・・
おすすめの枕ってないの?
この記事ではこんな疑問にお答えします。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさん(@lipton0507)が解説します。
枕ってなかなか自分にあうのが見つからなかったり、いい枕でもへたってきて寝心地が変わることも多いです。
買い替えの頻度の高い寝具のひとつです。
ちなみにこの記事を書いている僕はオーダーメイド枕を使っていますが、いきなりオーダーメイド枕はハードルが高いと思う人やどんな枕が自分にあうのかわからないといった人には今回紹介する「みんまく」がおすすめです。
僕が使っているオーダーメイド枕のじぶんまくらが今までに測定してきた100万人のデータの平均値をもとに作った枕を開発しました。
自分にあう枕がわからないという人は、一度「みんまく」を使ってみて自分にあうのはどんなものか試してみるのもありです。
みんまくとは?
ふとんタナカが販売しているオーダーメイド枕のじぶんまくらを作るときに測定した100万人のデータの平均値をもとに作った究極のスタンダード枕が「みんなのまくら」略して「みんまく」です。
枕の硬さは人によって好みが分かれるので数パターンあり、大きさも男性や女性、体型によってあうあわないがあるので数パターンあります。
硬さや大きさについては枕のクラスごとに色々と変えているって感じですね。
クラスについては3つあるので後で解説していきますが、スタンダードタイプの枕だと累計64,415個も販売されている枕です。
好みが分かれやすい枕でこの数量というのはすごい数ですね。
ちなみにどこに100万人のデータの平均値が活かされているのかというと後頭部と首を支える位置です。
実際に使っている人の口コミやレビューを見ているといびきが改善されたり、首の痛みも改善されたりしています。
100万人のデータを取れるじぶんまくらならではの枕ですね。
次からは「みんまく」のメリットとデメリットについて解説していきます。
みんまくのメリットとデメリット
いくらいい枕でも必ずメリットやデメリットはあります。
とはいえ、人によってはメリットと感じない部分もありますし、デメリットと感じない部分もあります。
まずはメリットとデメリットを一覧で比較してみます。
- 自分で高さ調整ができる(例外あり)
- 仰向け、横向き寝に対応している
- 洗濯機で洗濯できる
- 値段が高め
- 枕の高さを高くする場合は別売りの補充材が必要
メリットで一部補足説明をしておきます。
この記事で解説している「みんまく」にはスタンダードとプレミアムがありますが、プレミアムタイプは枕の高さを調整する補充材が最初からセットでついてきます。
プレミアムを選ぶ場合はこのデメリットはなくなりますよ。
枕でも洗濯機で洗濯できるというのは大きなメリットです。
ここにも補足があって「みんまく」スタンダードタイプの柔らかめとプレミアムタイプの硬さがふつうとかためタイプにはポリエステルの粒わたが入っているのですが、粒わたって洗ったりするとくっついて丸まって玉のようになりやすいです。
洗い終わったあとは必ずほぐしてあげるようにしてください。
みんまくのお手入れ方法については最後に解説します。
逆にデメリットの方は基本的に価格面ですね。
正直、原材料から考えると少し割高かなという気もするのですが、ただ100万人の平均データってすごい価値なんですよね。
多分、寝具業界の最大手の西川でもここまでのデータは持っていないと思います。
〇〇先生監修~とか〇〇大学と共同開発とか、権威のある人や組織と取り組んだ枕も多く発売されていますが、そういった凄い人が言ってる内容を取り入れてオーダーメイドで作り続けて取ったデータですから価値はすごいです。
そう考えるとこの値段でも仕方ないかなと思います。
まさに究極のスタンダード枕だと思います。
次からは具体的にみんまく2種類の解説をしていきます。
みんまくの種類について
みんまくには「みんまく スタンダード」「みんまく プレミアム」の2種類があります。
この2種類の中でもスタンダードは硬さが2種類の中から選べ、プレミアムも2種類の硬さが選べます。
個別に解説する前にまずそれぞれの特徴を簡単に一覧表で比較します。
枕の名前 | サイズ | 硬さの種類 | 高さ | 高さ調整 |
みんまく スタンダード | 43×63㎝ | 2種類 | 低め | 別売りの補充材が必要 |
みんまく プレミアム | 43×70㎝ | 2種類 | 普通 | 補充材がセット
ウレタンシートで高さ調整が簡単 |
簡単に特徴を比較するとこんな感じです。
微妙に違いがありますね。
個人的に僕がおすすめするのはスタンダードの硬めが1番おすすめで2番目はプレミアムの柔らかめです。
僕がこの順番でおすすめする理由はスタンダードの硬めタイプとプレミアムの柔らかめタイプの中材はパイプを使っています。
パイプの場合、枕を洗うときに洗いやすく乾きやすいのでおすすめですし、粒わたよりも枕の耐久性があるのでへたりにくさも軽減されるのでコスパもよくなります。
特にスタンダードタイプの方だと値段も安く使い勝手がいいので、1番おすすめかなと。
大柄な人や枕の高さが高めが好みの人は補充材がセットになっていて高さを出しやすいプレミアムタイプがおすすめです。
粒わたも柔らかくて寝心地がいいので、柔らかな寝心地が好きな人は粒わたを使ったタイプもおすすめですけどね。
好みで選んでも問題ないですよ。
あえておすすめの順位付けするならこの順番って感じです。
それでは個別に解説していきます。
みんまくグラン スタンダード
僕はこのみんまくスタンダードがおすすめです。
みんまくスタンダードはコスパの面でも後から補充材を買うことで高く調整できるという面でもおすすめできます。
そのままの高さで問題ない人はそのまま使えますし、使ってみて高いと思う人は裏のポケットから中綿を抜き取って調整できます。
逆に低く感じる人は裏のポケットから中材を足すことになります。
ただ中材を足す場合は別売りになってしまいます。
一応、中材の補充材も紹介しておきます。
プレミアム専用となっていますが、使えますよ。
ちなみに中材は他社メーカーのでも基本的には使えます。
ちなみに、みんまくスタンダードは汗をかきやすい首元に消臭テープが縫い付けられています。
枕の臭いって気になりますよね?
枕全体というワケではありませんが、ささいなことですけどしっかりと対策してくれてます。
実際、枕全体となると結構コストが上がってしまいますし。
旦那さんや彼氏の枕の臭いが気になるという人は消臭カバーで対策するのもアリです。
旦那や彼氏の枕が臭い!頭皮の臭いや加齢臭が原因かも?【布団カバーで消臭しましょう】という記事で解説していますので参考にしてみてください。
硬さはかためHARDタイプがおすすめですね。
理由は先ほども書いた通り、パイプの方が耐久性もありへたりにくく、洗濯もしやすく乾かしやすいところです。
。
やわらかめのSOFTタイプはソフト粒状わたは洗うと玉になりやすいですし、使っている間もへたりやすいです。
とはいえ、好みの問題でもあるので女性の人でやわらかく包まれるような感触で眠りたい人はSOFTタイプで問題ないですよ。
男女問わずにおすすめできる枕ですが、大柄な人や高さ調節を細かく調節したいという人はこの後に紹介するみんまくプレミアムがおすすめです。
枕選びに悩んだら、みんまくスタンダードはおすすめですよ。
みんまくグラン プレミアム
先ほどのみんまくレギュラーよりワンランク上の枕がみんまくプレミアムです。
レギュラーとの違いはサイズが43×70㎝とワンランク大きくなっています。
枕の硬さも2種類から選べるということでより選択肢が増えています。
高さ調節の面でもレギュラーにはなかった10mmのウレタンシートで全体の高さを3段階調整できます。
基本的にメリットも大きいみんまくプレミアムですが、デメリットを先に1つ挙げておくと、枕カバーは今使っているものだとあわない可能性があります。
枕カバーのサイズは43×63㎝か50×70㎝が主流なので、このみんまくプレミアムの場合は50×70㎝のものを選ぶ必要があります。
もちろんメーカー純正のカバーであれば専用のサイズのカバーもありますが、選択肢が少なくて気に入ったデザインがないかもです。
ここが少しデメリットですね。
サイズが大きくなっているので大柄な人が寝返りをうっても十分なスペースがあります。
よっぽど寝相が悪いという人でなければ枕から落ちるということもないですし、横向き寝のスペースも大きくとってくれているので、横向き寝の人にもおすすめですよ。
硬さもみんまくレギュラーと比較しても3種類ありますが、これもおすすめは柔らかめのSOFTタイプがおすすめです。
これも洗いやすさと耐久性を考えてのことですが、寝心地を優先する場合は硬めのHARDタイプがおすすめ。
仮にまくらの粒わたはへたってきたら補充材で入れ替えをすることで、寝心地を改善することができますよ。
硬めのHARDタイプは首元部分が粒わたなのでフィット感もよく寝心地もいいです。
まぁこれは個人的な感想ですけどね。
高さについてもみんまくレギュラーと比較して高さ調整もしやすくなっていますし、硬さも2種類から選べるのでいいですよ。
高さ調整も自分で中綿を抜いたり足して調整するのって実は結構大変だったりするので、シートで均一に調整できるというのは調整しやすくておすすめです。
イメージとしては高さ調整シートで大まかな高さを調整して細かい微調整は中綿の量で調整するといった感じですね。
あとスタンダードタイプとの違いとしてダイワボウのアレルキャッチャーのシートわたを枕に採用しています。
このシートがあることで抗菌・消臭・抗アレルゲンの効果があります。
汗や加齢臭が気になる人はこのタイプの枕を選ぶと臭いの問題が軽減できます。
このプレミアムタイプはしっかりと自分にあうように高さ調整をしたい人や大柄な人におすすめの枕ですよ。
大きい枕は寝心地もいいですしね。
みんまくのお手入れ方法
みんまくのお手入れ方法についても解説しておきます。
普段は天気のいい湿気の少ない日に日陰で平干ししてもらえれば大丈夫です。
洗濯機で洗える枕なので洗い方についても解説しておきます。
洗濯機で洗えるってかなり大きいメリットですよね。
とはいえ、洗い方には注意しておかないとせっかくの枕が早く傷んでしまいます。
注意点をまとめます。
- 必ず単独で洗うこと
- 洗濯ネット使用
- 水か40℃までのぬるま湯で洗う
- 手洗いモードや弱洗いで洗う
- 漂白剤、タンブラー乾燥禁止
- アイロン禁止、ドライクリーニング不可
- 干す時は日陰で平干し
- しっかりと乾かす
- 乾いた中綿をほぐしてあげること
注意しておかないといけないのが、洗ったあとに表面上は乾いているように見えてもパイプの中に水が残っていたりするので途中で揉むなどしてパイプを動かしてあげるとしっかりと乾きやすいですよ。
ホント意外と水分が残ってたりしますしね。
ざっくりと注意点を書き出してみれば、ポイントが多くてウンザリしそうですが、実はそこまで大変ではありませんよ。
注意点さえしっかりと守って洗えば、洗濯機で洗えるので非常にお手入れが楽な枕です。
そういったお手入れの部分でもみんまくは衛生的でおすすめですよ。
みんまくのまとめ
究極のスタンダード枕としてみんまくを紹介しましたが、自分にあった枕がわからないといった人にはこの枕がおすすめです。
枕は人それぞれ好みがかなり分かれる寝具なので、一概にこれがおすすめっていうのは難しいです。
そんな中でも100万人のデータの平均っていうのは自分に合う確率が他の枕と比較して高くなるので、そういった意味でもおすすめです。
とはいえそれでも素材感であったり寝心地面で満足できないこともあると思います。
そんな人はさらにワンランク上のオーダーメイド枕を作るのもありですよ。
僕もオーダーメイド枕を使っています。
オーダーメイド枕のレビューは【オーダーメイド枕】じぶんまくらを3年使った正直な感想【画像あり】という記事で解説しています。
オーダーメイド枕が気になる人は是非、参考にしてみてください。
他にも僕が実際に買って使った枕の感想を【有名寝具メーカー】実際に買って使った枕のレビューまとめ【オーダーメイドまで】という記事でまとめているので興味のある人は参考にしてみてください。
枕の選び方やおすすめの枕、枕の悩みについては寝具指導士が教える枕の選び方とおすすめの枕のまとめ【横向き寝にも対応】という記事でまとめています。
枕について悩みがある人は一度読んでみてください。
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