羊毛敷布団だとクッション性やへたりが気になる・・・
コスパのいい敷布団ってなにかないの?
この記事ではこんな疑問にお答えします。
- 羊毛混敷布団のメリット
- 羊毛混敷布団のデメリット
- 羊毛混敷布団のおすすめがわかる
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業マンのしーさんが解説します。
ネットや量販店でも多く販売されている羊毛混敷布団。
羊毛混敷布団って言われても知らない人からすれば何なのかさっぱりわからないですよね?
ポリエステルの敷布団と比べて何が優れているのかもわからないですし、羊毛100%の敷布団と比べても何が違うのかわからない人が多いと思います。
この記事では羊毛混敷布団のメリットとデメリットを解説したうえで、おすすめの羊毛混敷布団を紹介します。
敷布団を買い替えるときの参考にしてみてください。
ちなみに実際に店舗で試してから買いたいという人以外は通販で買うのがおすすめです。
なんせ大きくてすごい嵩張りますし、軽量のものでも重たかったりするので。
それではメリットとデメリットから解説していきます。
羊毛混敷布団のメリットとデメリット
メリットやデメリットを解説する前にそもそも羊毛混敷布団ってどんなの?という人は上の画像を見てもらうと羊毛混の敷布団についてわかりやすいです。
上部分の少し茶色がかった綿が羊毛(ウール)で下部分の白い綿がポリエステルの綿になります。
羊毛混敷布団はこの白いポリエステル綿を茶色の羊毛でくるっと巻いているタイプの構造が多いです。
ではメリットとデメリットについて解説していきます。
羊毛混敷布団のメリットは価格を抑えつつ厚みとクッション性を持たせ、吸湿性を高めることができます。
デメリットは中芯として固綿が使用されているものだとクリーニングができなくなるといったところが考えられます。
先にメリットとデメリットをまとめて個別に解説していきます。
- 値段が安いものが多い
- 敷布団の種類が豊富
- 厚みをもたせやすくクッション性がいい
- ポリエステルの敷布団よりも吸湿性が高い
- 中芯に固綿が入っているので洗えないものが多い
- 種類が多いので選びにくい
まずはメリットから解説していきます。
値段はポリエステルの敷布団よりは少し高いですが、ウール100%の敷布団や他の素材の敷布団と比較した場合、安いことが多いです。
もちろん敷布団の品質によっては値段が逆転することもありますが、基本的には安いものが多いですよ。
量販店やネット通販などでも安い価格帯の敷布団んはこの敷布団がメジャーになっていますので敷布団の種類の選択肢も多いのも特徴かなと思います。
高くなる場合は中芯にプロファイルの固綿が入っている場合は高くなりがちですね。
プロファイルってのは下の画像みたいなものをイメージしてもらえればOKです。
画像はプロファイルウレタンです。
素材はポリエステルのものからウレタンのものまであるので形状を参考にしてみてください。
他にもメリットとして厚みをもたせやすくクッション性がよく吸湿性が高まるということも挙げられます。
ポリエステルの敷布団もクッション性はそこまで悪いワケではないですが、羊毛をプラスすることで吸湿性もありポリエステルの弱点であるムレる感じを軽減することができます。
デメリットは羊毛混敷布団では中芯にポリエステルの固綿が使われていることが多いので洗えないものが多いです。
洗えないこともないのですが、洗うと中綿が偏ったり中芯の固綿がデコボコしがちなので寝心地が悪くなります。
クリーニングに出すという選択肢もあるのですが、基本的には洗うぐらいなら買い替えをおすすめします。
何故かというと、羊毛混の敷布団は安いのでクリーニングのコストをかけるよりも買い替えた方が綺麗にふっくらとして寝心地が良くなるので買い替えの方がおすすめです。
もうひとつはメリットでありデメリットでもあるのですが、種類が豊富なので選ぶのが難しいという点ですね。
この記事で紹介している羊毛混の敷布団は今の敷布団の主流といっても過言ではないぐらい流通量も多いので、各メーカーからかなりの種類が生産されています。
ですので自分にあった敷布団がどんなものなのかという判断が難しいです。
というワケで次の項目で羊毛混敷布団のおすすめを3つのタイプに分けて紹介します。
羊毛混の敷布団のおすすめ3選
羊毛混敷布団のメリットとデメリットについて解説しましたが、次はどんなものを選べばいいか悩むと思います。
しっかりと体を支えてくれる固めのへたりにくいタイプがいいのか、体圧分散性の高いものがいいのかなどいろいろ悩むところですよね。
この記事では3つのパターンに分けておすすめを紹介しつつ解説するので参考にしてみてください。
厚みがしっかり固めの羊毛混敷布団
厚みもしっかりとあり1枚でしっかりと体を支えてくれる敷布団が欲しい人はこの敷布団がおすすめです。
サクッとおすすめのポイントをまとめます。
- 厚み10センチでしっかり体をサポート
- 巻き綿2.0㎏固綿3.0㎏でボリュームたっぷり
- 生地も綿100%で吸湿性が高くムレにくい
- 抗菌防臭・防ダニ加工
- 100日間の返品保証
- 洗えない
- 無地なので汚れた場合は目立つ
ちなみにシングルサイズ以外にも展開しているので自分の用途に応じてサイズを選ぶことができますよ。
サイズについても下の表で簡単にまとめておきます。
- S:100×210×10㎝
- SD:120×210×10㎝
- D:140×210×10㎝
- S:100×70×32㎝
- SD:120×70×32㎝
- D:140×210×32㎝
※S=シングル SD=セミダブル D=ダブル
ざっくりとサイズ感としてはこんな感じです。
厚みがしっかりとあり、これ1枚で敷布団としては十分に体を支えてくれます。
どちらかというと固めの寝心地で中綿が2.0㎏で固綿も3.0㎏あるのでしっかりと体を支えつつもへたりにくい構造です。
生地に関しても綿100%なので吸湿性をさらに高めてくれるのでムレにくく快適に眠ることができますよ。
抗菌防臭・防ダニ加工が施されているので衛生的で安心できるのでおすすめですね。
100日保証もついているので、不良品が届いた場合でも速やかに返品や交換対応してもらえるのでネットで買うのが不安という人にも安心です。
デメリットは羊毛混敷布団のデメリットの項目で解説した通り、洗えないこととこの敷布団の場合は無地なので汗シミや汚れが目立つぐらいです。
汗シミや汚れに関してはカバーを使っていれば、そもそも汚れは付きにくいのでそこまで気にしなくても大丈夫ですし、普段使うときもカバーをしていると汚れは見えないので気にする必要は特にないかと。
しっかりと体を支えつつ、へたりにくい敷布団をお探しの方には特におすすめ。
男性だけでなく女性にもしっかりとした敷布団の方が寝返りがうちやすくなるので体が楽でおすすめですよ。
体圧分散性に優れている西川の羊毛混敷布団
寝ていると腰やお尻が痛くて起きたときに辛いといった方におすすめなのはこちらの敷布団。
体重の重い方やお腹周りやお尻の肉付きがいい人にもおすすめです。
では、こちらの敷布団もサクッとメリットとデメリットをまとめます。
- 厚みがしっかりありと体を支える
- プロファイル固綿で体圧分散性に優れている
- 生地が綿100%で吸湿性が高くムレにくい
- 抗菌防臭加工
- 洗えない
この敷布団のサイズ展開は2サイズでシングルとダブルのみになります。
こちらも簡単にまとめます。
- S:100×210×8㎝
- D:140×210×8㎝
- S:100×70×26㎝
- D:140×210×26㎝
※S=シングル D=ダブル
基本的なメリットはほぼ先ほど紹介したものと同じなので省略しますが、最大の特徴であるプロファイル固綿の体圧分散性について解説していきます。
先に画像を見てもらった方がわかりやすいので、まずは画像をご覧ください。
※画像は参考イメージです。
こちらが一般的な敷布団の重さのかかり方になります。
お尻の部分は特に体圧がかかりやすくて画像のように凹んでしまいます。
次にこの体圧分散性に優れているプロファイル固綿を使ったこの敷布団の画像を見てください。
※画像は参考イメージです。
見ての通り、凹み方が全然違いますよね。
凹凸状に固めたプロファイル固綿を使うことによってかかる重さを分散しているので体圧がかかる部分が極端に凹むということがありません。
その結果、寝ているときに腰やお尻、背中の負担を減らすことができるので寝起きに腰や背中がしんどいといった方におすすめです。
寝起きが楽になりますよ。
他にも生地は綿100%なのでポリエステルの生地に比べて吸湿性も高いのでムレにくくて快適に眠れます。
デメリットはやはり洗えないところ。
こればっかりどうしようもないですが、羊毛混敷布団の中でも比較的高いこのお布団でもこの値段なので、洗いたくなったときは買い替えれば問題なしです。
敷布団の寿命ってだいたい2~3年程度ですしね。
最初にも書きましたが、体重が重めの人やお腹周りやお尻の肉付きがいい人におすすめですが、へたりを気にする人やしっかりめの敷布団をお探しの人にもおすすめですよ。
とにかく安い羊毛混敷布団
機能性が高い敷布団が欲しいとはいえ、やはり予算はありますよね。
値段が安くておすすめなのはこの敷布団です。
正直、おすすめできる理由としては値段が安いところとこのお店の社長のことは知っていて信頼できる人っていうのがおすすめの理由です。
値段が安くて品質も確保しようと思うと信頼できる人の商品しか紹介できませんしね。
それではメリットとデメリットをサクッとまとめます。
- 値段が安い
- 生地が綿100%で吸湿性が高くムレにくい
- 洗えない
- 圧縮梱包で届くので厚みが復元するまで少し時間がかかることも
ちなみにこの敷布団もシングルサイズ以外も展開しているので自分の用途に応じてサイズを選ぶことができますよ。
サイズについても下の表で簡単にまとめておきます。
- S:100×210
- SD:120×210
- D:140×210
- S:100×70×?㎝
- SD:120×70×?㎝
- D:140×210×?㎝
※S=シングル SD=セミダブル D=ダブル
厚みについては記載がなかったので書いていませんが、中芯が5㎝で巻き綿が1.5㎏とのことだったので厚みは7~8㎝ぐらいかなと思います。
ただ後でも書きますが圧縮梱包をしているので多少の前後はありそうです。
この羊毛混の敷布団のメリットは値段です。
価格はこの記事で紹介しているなかでも最安値で半額ぐらいです。
それでも生地は綿100%を使っているので吸湿性という部分では他の敷布団と同じでムレ感は少なく快適に眠ることができますよ。
デメリットは他の羊毛混の敷布団と同じで洗えないというのは変わりませんが、他にも圧縮梱包で届くというのはマイナス要素かもです。
圧縮梱包はメリットもデメリットもあります。
メリットは送料が安くなるので価格を安く抑えることができます。
デメリットは圧縮されているので復元まで時間がかかることがあります。
それに復元率もどこまであるのかが若干不安が残るところ。
個人的にはお布団の圧縮はおすすめしませんけどね。
この敷布団はできるだけ安く購入したいという人におすすめです。
羊毛混敷布団のメリットとデメリットのまとめ
羊毛混の敷布団のメリットやデメリットやおすすめについて解説してきたけど、敷布団についてこだわりたいという人は試してから購入される方がいいですよ。
今使っている敷布団に満足できていない人や次に買うときはこだわりたいという人は素直に専門店に行って相談した方がいいです。
量販店や家具屋では店員さんの知識もそこまでないことが多いのであまりおすすめはできません。
自分がどこで買うのがいいのかわからない方はお布団を買うのはどこがおすすめ?3つの選び方を解説!【お得な時期も教えます】という記事で解説していますので参考にしてみてください。
他の敷き布団の素材や選び方、おすすめの敷き布団については敷き布団の取り扱い説明書!選び方から使い方まで参考まとめ【おすすめも紹介】という記事でまとめています。
敷き布団についてお悩みの人は参考にしてみてください。
ついでに敷きパッドの買い替えを検討しているという人は【綿・麻】敷きパッドの素材のおすすめは?特徴とサイズの選び方を解説【冷感・ポリエステル】という記事で敷きパッドの中綿の素材の特徴やサイズについて解説してみました。
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