マットレスは知っているけど、枕はどうなんだろう?
実際に使った人の感想が知りたい・・・
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさんが解説します。
最近CMでもやっているアラエルーノってどうなんだろうと気になっている人もいますよね。
そこで今回がクラウドファンディングサイトのマクアケでアラエルーノのピローがあったので申し込んでみました。
実際に使ってみた感想としてはかなり硬めな寝心地で柔らかめの枕が好きな人には合わないかなといった感じでした。
逆に硬めの枕が好きな人にはおすすめの枕です。
他にも僕自身が実際に使ってみた感想を正直にレビューしていくので、枕選びに悩んでいる人や購入を検討している人は参考にしてみてください。
ちなみにこの記事を公開している現在ではアマゾンや楽天などでも購入可能になっています。
アラエルーノピローってどんな枕?
洗えるウレタンマットレスで有名になってきたアラエルーノですが、今回はピローも販売されました。
元々は洗えるウレタンマットレスだったので、今回レビューするピロータイプでも洗濯機で簡単に洗うことができるのが最大の特徴です。
洗濯機で洗うことができるので、かなり気軽に簡単に洗うことができますよ。
まずは枕自体のスペックをまとめます。
・サイズ:縦39㎝×横63㎝×高さ9㎝
・中身の素材:ポリウレタン100%(ウレタンフォーム)
・中身の生地:ポリエステル100%
・カバーの生地:ポリエステル100%(抗ウイルス加工)
・重さ:約700g(枕本体550g、カバー140g、インナーカバー60g)
・備考:自宅の洗濯機で洗える、枕カバーがセット、ふるさと納税の返礼品でもらえる
簡単にまとめるとこんな感じです。
製造メーカーは岡山県にあるウエルストンクラシキという会社です。
僕自身、直接の面識はありませんが名前は知っていました。
ウレタン系の寝具が得意な会社というイメージですね。
そのウエルストンクラシキと敷き布団が洗えるコインランドリーで有名なフトン巻きのジローがコラボレーションして開発された枕が今回レビューするアラエルーノピローです。
アラエルーノピローを買った理由
僕がアラエルーノピローを買って試してみようと思った理由はやっぱりウレタンなのに洗えるからというのが最大の理由です。
本来、ウレタンは洗えないものですが、この枕は洗えるということですごい気になったんですよね。
ただ単純に洗える枕であればエアウィーヴなど他の枕もあるのですが、ウレタンは今まで無かったので試してみたかったんですよね。
それにウエルストンクラシキさんはYouTubeもやっていて何度か見させていただいたこともあって、かなりアナログな寝具業界を変えようとしている感じがしたので、純粋に応援したいなという気持ちもあって購入を決めました。
あと西川のエアーなどのウレタン枕の寝心地って個人的に結構好きなんですよね。
寝心地の部分も期待して買ってみました。
実際の寝心地を含めた感想はこの後、詳しく解説します。
アラエルーノピローをレビュー
ここから本格的にアラエルーノピローをレビューしていきます。
期待値は僕の中で結構高めだったのですが、残念ながら僕にはあいませんでした。
詳しくはこの後の感想のところで書きますが、個人的には今後の改良に期待ですね。
写真多めでレビューするので購入を迷っている人は参考にしてください。
梱包と開封
写真のようにアラエルーノピローはダンボールに梱包されて届きます。
時間指定等はしていませんでしたが、運送便は佐川急便で届きました。
ダンボールを開けてみると下の写真のような丸い筒状の化粧箱に入っています。
ちなみに裏面はこんな感じです。
見た目しっかりしているので、プレゼント用でも使えそうな梱包です。
さらにそこから開けて中を取り出すとこんな感じに枕が圧縮されて入っています。
他にも開封方法や洗い方についての説明書もついています。
実際に僕が開封したときのGIF動画も載せておきます。
こんな感じで10秒ちょっとでしっかりと元の状態にふくらみます。
ほぼ大丈夫だと思いますが、枕本体を切らないようにしてくださいね。
アラエルーノピローのサイズ感
ここからはアラエルーノピローの実際のサイズを測っていきます。
まずは横幅から。
公式に記載されている横幅は63㎝なので、ほぼ公表値通りです。
次はたて方向のサイズを測ります。
公式に記載されているのは39㎝でしたので、少し小さめです。
ただこの写真では1㎝程度足らないように見えますが、撮影の角度の問題で実際に数ミリの誤差だったので特に問題はありませんよ。
少なくとも気にするレベルではありませんでした。
最後に高さを測っておきます。
上の写真は高さが一番低い真ん中部分。
下の写真は高さが一番高い部分を測りました。
公式に記載されている高さは9㎝ですので、高い部分は問題ありません。
ちょっと写真の撮り方は歪んでしまってますけどね。
高さ的には一般的な枕と比較して少し低めだと考えてもらえれば大丈夫です。
実際にベッドに置いてみるとこんな感じになります。
ベッドにセットした時のサイズ感ですが、大きくも小さくもなく一般的な枕とほぼ同等サイズです。
枕カバーも最初からついてくるものを使ってもいいですが、一般的な43㎝×63㎝用の枕カバーであれば問題なく使えますよ。
アラエルーノピローの中身
アラエルーノピローの中身も気になるところだと思います。
簡単に洗えるように洗濯ネットのようなもので包まれていますが、わかりやすくする為に外して撮影してみました。
まずは頭を乗せる面から。
次は裏面。
裏面の背景はだいぶ青っぽく映ってしまっていますが、そこは気にしないでください。
スリット(溝)が多くある構造になっています。
これは洗ったときに水はけを良くするために必要なのと、頭を乗せたときに頭の形や大きさに応じて柔軟にあわせる為の構造になっていると思います。
寝心地としては枕の真ん中は柔らかめですが、両サイドは横向き寝や寝返りした場合でも肩が圧迫されないように硬めになっています。
手で枕を押してみるとこんな感じです。
あとすごい特徴的なのは洗濯機で簡単に洗えるように二つ折りができるようになっています。
実際の写真がこちら。
実際に洗濯機に入れるときは最初にセットされている洗濯ネットのような中袋に包まれているので下の写真のような感じになります。
すごい便利そうと思ったのが、洗濯機に入れやすいように最初からマジックテープのバンドがついていて、洗濯途中でも枕が広がらないようになっています。
こんな枕の中身は見たことがなかったので、ちょっと新鮮でした。
実際に枕を使っていてもマジックテープ部分が気になって寝れないってこともありませんでしたしね。
実際に洗ってみた時に別記事にて詳細を書くようにします。
アラエルーノピローを1週間使ってみた感想
本当にかなり期待していた枕のアラエルーノピローですが、冒頭でも書いた通り僕にはあいませんでした。
実際に寝てみると寝心地がすごい硬かったんですよね。
枕単体で手で押してみたりすると普通に沈み込むように見えてちょうどいい感じがするのですが、実際に寝てみると板の上に頭を乗せているような感覚になってしまい寝付けませんでした。
同じウレタン系の枕の西川のエアー枕も持っていて寝心地がいいので、似たような感触かなと思っていたのですが、アラエルーノピローの方がかなり硬めです。
個人的には柔らかすぎる枕は全然寝付けなくて、どちらかというと硬めな枕の方が好みなのですが、それでも僕にはこの枕はちょっと硬すぎでした。
最初は慣れてないだけかなとも思っていたのですが、1週間たってもどうしても慣れなくて使用を断念しました。
枕の高さも一般的な枕より若干低めに感じました。
ただここは個人差がある部分なので、この高さでぴったりあうという人もいるので難しいところですけどね。
僕には少し低かったみたいです。
あと抗ウイルス加工の施されている枕カバーもセットになっているのですが、素材がポリエステル100%なんですよね。
肌に触れる部分はポリエステルより綿の方が吸水性も吸湿性もあるので、生地の素材は綿100%にしてほしかったなと思います。
コストの問題や洗濯性の問題もあったのかもしれませんが、カバーは綿100%の方がいいです。
ただ、枕を洗濯機でじゃぶじゃぶ洗えるというコンセプトは便利で寝汗をかいたりしても清潔に使うことができますし、臭い対策にもなるのでそこは本当に素晴らしいです。
新しいものを作るとなかなか最初はうまくいかないことも多いので、もし今後メーカーさんであるウエルストンクラシキさんが改良するのであれば、3つだけ改良してほしいポイントがあります。
- 枕の硬さを選べるようにしてほしい
- 枕の高さを選べるようにしてほしい
- 枕カバーは綿100%にしてほしい
かなり好き勝手に書かせていただいたので申し訳ないですが、本当に期待していたので今後もし改善されたものが販売されたらまた買ってレビューしたいなと思います。
アラエルーノピローを使ってわかったメリットとデメリット
アラエルーノピローを実際に僕自身が使ってみた感想は先ほど書いた通りですが、もう少し簡単にわかりやすくメリットとデメリットをまとめておきます。
僕の感想は抜きにして自分で実際に使って試したいという人でも参考になるように、個人の感覚をできるだけ抜きにして良かったところと悪かったところを書いておきます。
アラエルーノピローのメリット
アラエルーノピローの最大のメリットは洗濯機で気軽に簡単に洗えるところ。
今までのウレタン枕にはなかった機能で、ウレタン枕の寝心地は好きだけど洗えないのが気になっていた人にはかなり強いメリットになります。
他にも洗える枕はありますが、ポリエステルわたの枕だと洗えるけどすぐにへたってしまったり、エアウィーヴの枕でもシャワーで洗ったりとデメリットや手間があります。
この枕は洗濯機で洗って陰干しするか低温乾燥機で乾かすだけなので、面倒な手間は少なくできるのはかなりありがたいですよね。
- 手軽に簡単に洗えるので清潔に使える
おすすめ
アラエルーノピローのデメリット
逆にアラエルーノピローのデメリットは2つあります。
これは先ほどの僕の感想のところでも書いた通り、硬さが選べない、高さが選べないこと。
人によって寝心地のよい硬さは様々です。
現在販売されているアラエルーノピローは1種類しかなく硬さが選べないので、ここはちょっとデメリットかなと感じます。
最近販売されている枕は柔らかめ、硬めなど硬さが選べるものも多くあるので選択肢があればよかったなと思うポイント。
枕の高さも枕選びにおいてはかなり重要です。
枕の高さも硬さと同じで低めや高めといったように枕の高さが選べるものも多くありますし、自分好みの高さに調整できるようにシートがついている枕も多くあるので、高さの選択肢がないのもデメリットかなと思います。
僕は家に枕が他にも5個(西川エアー、エアウィーヴ、トゥルースリーパーセブンスピロー、じぶんまくら、ニトリの高さ調整ができる枕)あるのですが、その中でも1番低く感じる枕です。
僕自身の身長が172㎝76㎏とぽっちゃりめなので、筋肉質な人やちょっと太めの人だとこの枕は低く感じるかもしれません。
- 枕の硬さを選べない
- 枕の高さを選べないし、調整できない
微妙
アラエルーノピローはどんな人に向いている?
アラエルーノピローはどんな人におすすめの枕なのかというのも気になるところだと思います。
実際に僕が使ってみてこんな人には向いているなと思ったのが下の4つです。
- 気軽に洗って清潔に枕を使いたい人
- 枕の臭いが気になる人
- 硬めの枕が欲しい人
- 低めの枕が欲しい人
おすすめ
この条件に当てはまる人ならアラエルーノピローが自分にあう可能性が高いです。
特に気軽に洗濯機で洗えるというのは他の枕にはなかなかない大きなメリットなので、洗濯性を重視する人は試してみる価値ありですよ。
アラエルーノピローは買いなのか?
結論としてアラエルーノピローは買いなのか?というのが最も気になるところだと思います。
個人的には枕を気軽に簡単に洗いたいという人であれば買いです。
ただし、寝心地を重視するという人はかなり当たり外れがあると思います。
硬さや高さが選べないので、あう人にはあいますがあわない人にはあわないです。
高さがあわない場合はタオルなどを枕の下の敷いて調整することもできますが、ズレたりするので少し面倒です。
基本的には自分にあった高さの枕を買う方がおすすめです。
硬さが選べるようになったり高さが調整できるようになれば十分おすすめできる枕だとは思いますが、現時点では積極的におすすめできる万人受けするような枕ではありません。
まぁ万人受けする枕ってないんですけどね。
本当に今後の改良を期待したい枕です。
他にも僕が実際に買って使ってみた枕は【有名寝具メーカー】実際に買って使った枕のレビューまとめ【オーダーメイドまで】という記事でまとめているので他の枕の感想も知りたいという人はあわせてご覧ください。
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