カバーにもいろいろサイズがあるけど、どれを選べばいいの?
敷布団とマットレスのカバーって違うの?わからない・・・
この記事ではこんな疑問について睡眠環境・寝具指導士の資格をもつ僕しーさんがお答えしていきます。
敷布団とマットレスは選ぶものも違いますので注意が必要です。
敷布団の場合は敷き布団カバーを選びますが、マットレスの場合はボックスシーツやフラットシーツを選びます。
サイズも全然違うので注意してくださいね。
ちなみに敷き布団の選び方について敷布団の中綿の特徴とおすすめの選び方を徹底解説【失敗しない選び方】という記事で解説していますので参考にしてみてください。
それでは敷布団と敷布団カバーのサイズと選び方についてみていきましょう!
敷布団とカバーのサイズについて
敷布団とカバーのサイズも掛け布団と同様に種類が多くあります。
まずサイズの一覧と用途について表にまとめます。
敷布団 |
カバー (幅×長さ) |
オススメの用途 | |
ベビー (ミニ) |
75×120㎝ (60×90㎝) |
75×120㎝ (60×90㎝) |
生後まもなく~2歳半ぐらいまでの子供用 |
お昼寝布団 | 70×110㎝ | 75×110㎝ | 保育園でのお昼寝用 |
ジュニア | 90×185㎝ | 95×190㎝ | 2歳~10歳ぐらいまでの子供用 |
シングル | 100×210㎝ | 105×215㎝ | 1人寝用 10歳~大人までの小柄な人や普通体型の人向け |
セミダブル | 120×210㎝ | 125×215㎝ | 1人寝用 大柄な人やゆとりをもって眠りたい人向け |
ダブル | 140×210㎝ | 145×215㎝ | 2人寝用 小柄な人2人 小柄な人と普通体型の組み合わせの人向け |
クイーン | 160×210㎝ | 165×215㎝ | 2人寝用 普通体型の2人 大柄な人と小柄な人の組み合わせの人向け |
キング | 200×200 | 200×205㎝ | 2人寝~3人寝用 大柄な2人、普通体型2人と小さな子供1人向け |
簡単にまとめるとこんな感じになります。
掛け布団の時と同じですが、注意点としては敷布団はカバーのサイズが敷布団より一回り大きく作られています。
というのも敷布団の場合、厚みがあるのでぴったりのサイズだとカバーが入らないんですよね。
厚みがある分、敷布団にカバーをセットしたときにちょうどいいサイズになるように5㎝程度カバーは大きめに作られています。
次は選び方を見ていきましょう。
敷布団のサイズの選び方
結論から書くと、掛け布団の時と同じでよほど大柄な人でない限り1人で寝る場合はシングルサイズを選べば大丈夫です。
体が大きい人やお布団の上でいっぱいゴロゴロしたい!って人はセミダブルを選んでもOK。
掛け布団の時と同じでメーカーによっては5㎝程度の差はあることがあります。
敷き布団の場合は厚みによってカバーのサイズも変わるので注意してみておいてください。
ほとんどのお布団の足元に品質表示というものがついていますのでそちらを見ていただければ今お使いのお布団のサイズがわかります。
ヒラヒラして邪魔かもしれませんが、切らないでくださいね!
お布団やマットレスの買い替えのときのサイズを確認するときやカバーの買い替えのときに確認することもあるので残しておくと便利です。
メーカーの確認もできるので、使ってよかったメーカーならリピート買いできますし。
ではサイズ毎に見ていきましょう。
ベビー敷布団
生後赤ちゃんがお家に帰ってきてから2歳~2歳半ぐらいまで使えるサイズになります。
もちろん掛け布団と同じで赤ちゃんの成長によっては期間は多少前後します。
ちなみにベビーサイズのカバーがお布団と同じサイズで表記しているのは、ベビーサイズはカバーというよりシーツの方が多いからなんです。
赤ちゃんは粗相したりすることが多いので手早く交換できるシーツの方が手軽で簡単だからですね。
今回もミニサイズがありますが、やっぱりオススメしません。
使用できる期間が生後間もなくから半年ぐらいまでの間しか使えないことが多いので、コスパを考えたらあんまり・・・という感じです。
どうしても気に入ったお布団がある場合以外は特に検討しなくてもいいかと思います。
ベビー用のお布団を購入される際は通常のベビーサイズでいいと思いますよ!
お昼寝敷布団
保育園のお昼寝用として必要になるお布団ですね。
お昼寝用のお布団のサイズの選び方ですが、慌てて選ばないでくださいね。
保育園によってはサイズが決められている場合もありますし、そもそも必要がない場合もありますので保育園から確認が取れてから検討してください。
お昼寝布団の選び方について悩んでいるのであれば【保育園】失敗しないお昼寝布団の選び方!【値段の違いについても解説】という記事を参考にしてみてください。
ジュニアサイズ敷布団
2歳~10歳ぐらいまでの子供向けのサイズになります。
早い段階でお子さんの1人寝に慣れさせたいといった人が選ぶサイズになります。
なかなか寝る時に親離れができないお子さんや少し早い段階で普通のお布団のサイズに切り替えていきたいといった場合は無理してこのサイズのお布団を買う必要はありません。
お布団って結構高いものが多いですし・・・
無理してこのサイズに切り替えるよりも小学校にあがるぐらいまではお子さんと親御さんが一緒のお布団に寝て、このサイズを飛ばして次のシングルサイズを買う方がコスパにも優れていますのでいいかと思います。
シングルサイズ敷布団
10歳ぐらいのお子さんから大人まで使える一番メジャーなサイズになります。
敷布団でも圧倒的な流通量になります。
基本的に一人で寝る場合はこのサイズの敷き布団で問題ありません。
寝返りをうった時にお布団から落ちてしまう人や余裕がある方がいいといった場合を除けばこのサイズを選んでください。
カバーの種類も豊富にありますし、生産量も多いので一番価格的にもメリットがあります。
セミダブルサイズ敷布団
セミダブルサイズはシングルサイズだとお布団から落ちてしまう、寝返りうった時に余裕が欲しいといった方におすすめのサイズです。
掛け布団と同様にこのサイズもあくまで1人寝用のサイズになります。
2人で寝るにはかなり窮屈な思いをすることになりますよ。
だいぶ種類は増えてきていますが、先ほどのシングルサイズやこの後に紹介するダブルサイズと比べた場合お布団の種類もカバーの選択肢が少なくなることがデメリットですね。
ダブルサイズ敷布団
一応ここからが2人で寝れる敷布団になります。
ただし大柄な人が2人並んで寝るには少ししんどいですね。
個人的に普段は1人で寝ているけど、たまに彼氏や彼女が泊まりにくるといった人におすすめしています。
シングルサイズの敷布団を使っている人に多いのですが、せっかくのお泊りでもパートナーの寝相や寝返りで夜中に起こされるのが嫌って人もいますからね。
そんな人にはこのサイズがおすすめです。
他にもお母さんと小さなお子さんが一緒に寝る場合はこのサイズがいいですね。
小さなお子さんとお母さんであればこのサイズで問題なく使えますし、窮屈に感じるようになればその時はシングルサイズ2枚に切り替えるといった使い方をオススメします。
ちなみに普段から一緒に寝る場合はパートナーの体型や寝相を考えるとこのダブルサイズより次のクイーンサイズやシングルサイズを2枚並べて使う方が快適に眠れるかと思います。
クイーンサイズ敷布団
2人で寝るのにおすすめのサイズになります。
このサイズであれば1つのお布団でもそこまでパートナーの寝相や寝返りがそこまで気になりません。
ちなみにこのサイズも流通量が少ないのでお布団もカバーも選択肢が少ないです。
自分はちょっとしたことでもすぐ目が覚めるといった方や人の動きに敏感だという方はこの後のキングサイズがおすすめになりますが、正直キングサイズの敷布団は流通量がかなり少なく割高になりますし、カバーの種類も非常に少なくなりますので素直にシングルサイズを2枚並べることをおすすめします。
キングサイズ敷布団
2人~3人寝用のサイズになります。
3人で寝る場合は大人が3人だとかなり厳しいです。
大人2人+子供1人といった使い方がおすすめです。
このような使い方から最近ではファミリーサイズと呼ばれたりもしますが、このサイズはお布団もカバーもかなり選択肢が少ないです。
専門店であれば別注対応ということでそのサイズのお布団やカバーを作ってくれるところもありますが、かなり割高になります。
どうしても家族一緒に寝たいといった方にはおすすめできますが、そこまでこだわりがなければこのサイズではなく他のサイズを選んでもいいかもしれません。
敷布団カバーの選び方
敷布団のカバーの選び方ですが、基本的には敷布団のサイズにプラス5㎝~10㎝程度のものを選ぶようにしてください。
敷き布団は厚みがありますので、敷き布団のサイズと同じサイズや少し小さいサイズだと入らない可能性があります。
仮に入ったとしても無理矢理入れるとせっかくのお布団が歪んでしまったりします。
そうなってしまうとせっかくの敷き布団が正しく体を支えることができなくなります。
そのような状態で使い続けていくと肩や腰などに負担がかかり、朝起きても体の疲れが残った状態で目覚めることにもなりかねませんのでちゃんと敷き布団にあったサイズのカバーを選んでくださいね。
敷き布団に関しては幅と長さはおおよそのサイズが決まっているのですが、厚みは商品によってかなり違いがありますので注意してください。
厚みが5㎝程度のものから13㎝程度のものまであります。
厚みが5㎝~8㎝ぐらいまでのものであればカバーはプラス5㎝程度のサイズを、厚みが9㎝~13㎝のものであればカバーはプラス10㎝程度のサイズを選ぶほうが無難です。
いずれにしても敷布団のカバーを選ぶ時はしっかりと敷布団のサイズを確認してから買うようにしましょう!
敷布団とカバーのサイズと選び方のまとめ
基本的に掛け布団のサイズと選び方自体は似ている部分が多いです。
敷布団と敷布団カバーのサイズを選ぶポイントをまとめます。
- 敷布団は寝返りを十分にうてるサイズを選ぶ
- 敷布団カバーは厚みを考えて5㎝程度大きめのサイズを選ぶ
- 普段は1人寝、たまにパートナーと寝ることがある人はダブルサイズがおすすめ
- 2人で寝るならクイーンサイズかシングルサイズ2枚がおすすめ
こんな感じですね。
正直なところ最近では住環境も変わってきていて、昔と比べて敷布団を使う人が少なくなってきています。
皆さんもベッドで寝ているという人も多いでしょう。
僕自身も小さい時は敷布団で寝ていましたが、今はベッドで寝ています。
敷布団を通販で買うにしても運賃が上がってきているので、どんどん価格も厳しくなってきている状況です。
今後は生産数量が減ってくる可能性がある寝具のひとつかもしれませんが、収納しやすいという点ではメリットも大きいです。
ベッドは収納できませんし、マットレスと違い外に干すのも比較的簡単にできますし。
敷布団の選び方については敷布団の中綿の特徴とおすすめの選び方を徹底解説【失敗しない選び方】という記事を参考にしてください。
自分にあわない敷布団を買うリスクを減らすことができます。
もちろんマットレスはマットレスでいい部分がいっぱいあります。
下の記事ではマットレスの使い方や処分方法についてまとめていますので、あわせてご覧ください。
敷布団のカバーではありませんが、冬場の寒いときこそ敷き寝具で寒さ対策ができます。
【羽毛布団でも寒い】冬におすすめのモフアのあったか敷きパッドと毛布【北欧調でオシャレ】という記事で解説していますのであわせてご覧ください。
コメント
布団にもサイズの目安があるんですね!
以前狭い部屋だったので、
シングルベッドで大人二人で寝ていたのを思い出しました。
肩こるの当たり前ですね…
タイサクさん
コメントありがとうございます!
そうですね。
やはりサイズは大事です!
サイズのあわないお布団で寝ていると窮屈な思いをしますし、無理な態勢で寝てしまうので寝返りが上手にうてなくなります。
結果的に熟睡できなくなってしまったり、朝起きた時に体が辛くなってしまいます。
ですので極力自分の用途にあったサイズのお布団で寝てくださいね!