値段も安いし、試してみたいけどいつ使うものなの?
買ったはいいけど、どうやって洗濯すればいいかわからない・・・
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業のしーさん(@lipton0507)が解説します。
この記事ではそもそもダウンケットって何?というところから使い方や洗い方についても説明しています。
夏のエアコンの風で寒い思いをしていたりしませんか?
ダウンケットを1枚かけているだけでエアコンの風から寝冷えを防いでくれます。
汗をかいても洗えるものが多いのも特徴なので、汚れたら洗っちゃってください。
詳しくは記事内で解説していきますので是非ご覧ください。
- ダウンケットとは?
- ダウンケットの使い方について解説
- ダウンケットの洗濯方法について解説
ダウンケットとは?
そもそもまずダウンケット ってなに?と疑問に思う人について解説していきます。
近年ジャパネットやニトリ、ネット通販なんかでかなりの数が普及してきている羽毛肌掛け布団です。
具体的にどんなものって思いますよね?
メーカーによって変わったりもするのですが、羽毛の量が冬用の羽毛布団の3分の1〜4分の1程度の量の羽毛布団になります。
シングルサイズ1枚あたりの羽毛の量で0.3キロ程度のダウンケット が多いですね。
またキルトも通常の羽毛布団とは違いタタキキルトや直キルトと呼ばれるパターンが多いです。
タタキキルトって言われてもわからないと思いますので画像で見てみましょう。
中に入っている羽毛の量も冬用の羽毛布団と比べて少ないのでふくらみも薄いです。
体感ですがふくらみも冬用の羽毛布団と比較して3分の1〜4分の1程度のふくらみです。
簡単にまとめてしまうと羽毛の特性を活かした薄い羽毛布団のイメージを持っていただければ大丈夫ですよ。
季節の変わり目や湿気の多い時期、暑い夏やエアコンの風がつらい方にダウンケット はおすすめです。
ダウンケット の使い方
ここからは具体的な使い方を説明していきます。
使う時期、使い方の2項目でまとめましたのでご覧下さい。
ダウンケットを使う時期
基本的には春から秋にかけて使うことができます。
ただ最近では春先はまだまだ寒いことも多いので、実際には梅雨入り前後ぐらいから使われることが多いですね。
お住まいの住環境にもよりますが、冬用のお布団で寝ていて眠りにつく時や朝方に寝汗をかくような状況になればダウンケット を使ってもいいタイミングです。
またいつ頃まで使えるのかというと秋口ぐらいまでは使えます。
眠りに入る時に寒いと感じたり朝起きた時に寒さを感じるようになれば冬用の本掛け布団に切り替えてくださいね。
ダウンケットの使い方
基本的には一般的な掛け布団と同様にカバーをかけて使ってください。
ダウンケット は洗えるものも多いので、汚れた場合は洗えばいいと思うかもしれませんが、穴があいたり破れたりすることを防ぐためにもカバーはつけるようにしてください。
穴があいたり破れたりした場合、小さい穴や小さな破れであれば羽毛布団の補修シートで補修できることもあります。
こんな商品ですね。
そのままにして使い続けると気がつけば部屋中が羽毛だらけ…なんてことにもなりかねないのでご注意ください。
ダウンケットは羽毛布団と同じお手入れで対応できるので【破れ】羽毛ふとんのお手入れと保管について【100均でも対応可】の記事で解説していますのであわせてご覧ください。
また春先や秋口など少し肌寒く感じる時にはタオルケットや薄手の綿毛布とあわせて使うとちょうどいいですよ。
ダウンケット の洗濯方法について
ダウンケット の洗濯方法ですが、まず前提として洗えるダウンケット と洗えないダウンケット があります。
基本的には品質表示に書いてある洗濯絵表示を参考に洗いましょう。
品質表示を切っちゃった人や印字が薄くなって読めない人は素材である程度は洗えるか判断できますが、あくまで最終手段として考えておいてください。
綿100%の場合は洗わない方が無難です。
生地の織り方によっては洗えますが、織り方を判別するのは難しいので洗わない方が無難です。
ポリエステル100%やポリエステルが80%以上のものであれば洗える可能性が高いですよ。
触った感じでわかる人はわかりますが、お布団の生地を擦り合わせてカシャカシャと音が鳴るようであればポリエステルが高混率で入っている可能性か非常に高いです。
ちなみにこの判別方法で洗う場合は自己責任でお願いします。
あくまで最終手段での判別方法なので、基本的には洗濯絵表示の内容に従ってください。
わからない場合は業者に依頼してクリーニングしてもらう方がよっぽど安心です。
クリーニングについては羽毛布団は家で洗うよりクリーニング!頻度や相場を解説【生乾き臭はもう嫌】という記事で詳しく書いていますので参考にしてみてください。
ダウンケットの場合はそこまで高価なものでなければ、素直に買い替えた方がお得かもしれません。
自分の使っているダウンケットのお値段とクリーニングのお値段を見てよく検討してみてくださいね。
前置きが長くなってしまいましたが、実際の絵表示で多く使われている組み合わせでの洗い方を解説します。
ダウンケットの洗濯絵表示について
ここでは基本的なダウンケットの洗濯絵表示についてご説明します。
洗濯絵表示も新しく変わってわからない人も多いかと思います。
まずは綿100%や綿が50%以上入っているダウンケットについては基本的にご家庭では洗えないものが多いです。
まずはどんな絵表示がついているか見ておきましょう。
こんなパターンが綿100%のダウンケットや綿が50%以上入っているダウンケットについていることが多いです。
一番左の絵表示が家庭での洗濯禁止の絵表示なんですよね。
もうこの時点でご家庭では洗えません。
洗う場合は自己責任で洗うことになります。
ただし、右から二番目のFの下に一本船が引いてある絵表示は石油系溶剤による弱いドライクリーニングができるって意味なんですが、このマークがついているので業者に依頼してクリーニングすることは可能です。
次にポリエステルが高混率入っているダウンケットの方の絵表示を見ましょう。
先ほどの綿の絵表示と比較した場合、だいぶ変わりましたよね。
こちらの絵表示がついているものがご家庭で洗えるものになります。
左から順番に絵表示の意味を箇条書きにするとこんな感じになります。
- 液温は40℃を限度として手洗いできる
- 酸素系漂白剤は使用できるが塩素系漂白剤は使用禁止
- タンブル乾燥禁止
- 日陰の吊り干しがよい
- アイロン仕上げ禁止
- 石油系溶剤による弱いドライクリーニングができる
- 非常に弱い操作のウェットクリーニングができる
いろいろと条件付きですが洗えます。
では実際にどうやって洗うかを説明していきますね。
ダウンケットのご家庭での洗濯方法
先ほどの絵表示を参考にして洗っていきましょう。
まず準備としては洗濯ネットは大きいものを用意してください。
これぐらいのサイズの洗濯ネットがあれば安心ですし、ダウンケット以外にもカバーにも使えますのでおすすめです。
この中にクルクルと丸めて入れてください。
ちゃんと洗濯ネットのファスナーを閉めてくださいね。
洗濯機のコースはメーカーによって違う部分もあるかもしれませんが、手洗いやドライコースを選んでください。
汚れが目立つ部分は中性洗剤を塗って叩いておいてください。
叩くことによって汚れが浮き上がりやすくなります。
次は干し方についてみていきましょう。
ダウンケットの干し方
実は洗うこと以上に気をつけたいのがこの干す部分です。
干し方が中途半端だと生乾き臭もしますし、せっかくの羽毛も本来のふっくらとしたふくらみになりません。
お洗濯が終わったらすぐに洗濯機からダウンケットを取り出し、大きく数回払いましょう。
まず一度空気を通してあげてください。
干し方ですが、先ほど洗濯絵表示でもあったように日陰で干します。
吊り干しなのですが、その時は物干し竿を二本使ったM字干しというのがおすすめです。
M字干しであればより多くの風通しが見込める為、乾きが早くなります。
干している間も2~3回程度、表と裏をひっくり返すなどすることも効果的です。
ただ、ダウンケットのような薄いお布団でも乾くまで非常に時間がかかります。
洗ってからは2~3日は部屋干しをするようにすればしっかりと乾かすことができますよ。
しっかりと乾かした後は中の羽毛をほぐしてあげてくださいね。
ダウンケットの使い方と洗濯方法のまとめ
ダウンケットの使い方と洗濯方法について解説しました。
お値段もお手頃でかなりの数が普及してきているダウンケットですが、知らなかった人も多いのではないでしょうか?
最近の寝具業界では春先はこのダウンケットの話ばっかりになるぐらいよく売れています。
使う時期や使い方についてはこの記事でわかってもらえたかなと思います。
エアコンの風が寒く感じる人や朝晩が少し冷える時なんかに一枚羽織るものが欲しいっていう人におすすめですよ。
お手頃な価格のダウンケットもあるので試してみるのもいいかも。
洗い方については洗濯絵表示を参考に洗ってくださいね。
2021年のおすすめのダウンケットを【2021年版】寝具指導士が選ぶダウンケットのおすすめランキング【コスパ重視】という記事で紹介しています。
ダウンケットを自分で選ぶのが難しいと思うのであれば、こちらの記事を参考にしてみてください。
ダウンケットについてはダウンケットまとめ【使う時期や選び方は?おすすめまで紹介!】の記事でまとめていますので、そちらもご覧ください。
値段の違いやジャパネットのダウンケットは本当にお得なのかという疑問について解説しているので参考にどうぞ。
羽毛布団については羽毛布団の選び方のまとめの記事でまとめていますので冬用の本掛け羽毛布団について興味がある方は参考にしてみてください。
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