シーツやベッドパッドって本当に必要なの?
そもそもマットレスを使うのには何が必要なの?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業マンであるしーさんが解説します。
最近では住環境の変化により敷き布団よりベッドとマットレスを使う人が増えてきています。
マットレスを購入する時にいろいろと関連寝具を勧められたり置いてあったりすると思います。
ただ勧められるがままに買うのって嫌ですよね?
なんとなくいらないモノまで買わされている感じがしますし・・・
結論から言います。
「マットレスを買ったら、敷きパッドもベッドパッドもシーツも全部必要?」
こんな疑問を感じているなら、答えはNOです。
実は、マットレス周りの寝具は
- 全部そろえなくても問題ない
- むしろ重ねすぎない方がいいケースも多い
というのが現実。
この記事では、購入前・検討中のどちらの方にも向けて、 「何が必要で、何が不要か」「最低限どこまでそろえればいいか」を分かりやすく解説します。
- マットレスの関連寝具の種類について
- マットレスを買う時に一緒に買うべき本当に必要なもの

結論:【購入前・検討中】全部揃えなくてOK。最低限は「シーツ+必要なら敷きパッド」

マットレス周りの寝具は、役割がかぶっているものが多いです。
結論としておすすめなのは、以下の考え方。
- 必須:マットレスを汚さないための「シーツ」
- 状況次第:寝心地や温度調整をしたいなら「敷きパッド」は買ってもいOK
- 必須ではない:ベッドパッドや除湿シート
「全部買わないといけない」と思われがちですが、実際はそんなことはありません。
なぜ全部はいらないのか?理由は3つ

なぜ全部は買わなくていいのか、寝具業界の人が言わない本音をここで解説しておきます。
大きく分けて3つの理由があるので先にまとめておきます。
- 役割が重なっている
- 重ねすぎると寝心地が変わる
- 洗濯や管理が面倒になる
個別に解説していきますが、読めば納得してもらえると思いますよ。
営業マンとしては売上が下がってしまうので、ちょっと苦しいんですけどね。
役割が重なっている
まずはそれぞれの役割を整理してみるとわかりやすくなります。
- シーツ:マットレスを汚れや汗から守る
- 敷きパッド:寝心地や温度調整(夏は涼しく、冬は暖かく)
- ベッドパッド:クッション性アップ、汚れ防止
見てわかる通り、「汚れ防止」という機能がほぼ全てにあります。
なので全部重ねるとさすがにやりすぎ感というかそこまで必要なくない?という感じです。
重ねすぎると寝心地が変わる
そもそもマットレス自体が体圧分散と寝姿勢のサポートを計算して作られています。
実際にお店で試しているのもこの状態で、購入を考えることになります。
その上からベッドパッドや敷きパッド、シーツなど何層も重ねてしまうとせっかく試して気に入って購入したマットレス本来の寝心地から変わってしまうんですよね。
特に高反発や低反発のマットレスを購入した際にこの寝心地の変化は起こりやすくなります。
洗濯・管理が面倒になる
毎日使うものですから、寝具においてはマットレスだけじゃなく清潔に保てるかが重要になります。
単純に今回紹介しているものを全部購入した場合、洗濯の手間がとんでもないことになります。
洗うものが増える、干すスペースがめちゃくちゃ必要、乾くまで使えない・・・
こんな問題が起こります。
1人分でも大変ですが、家族分ともなるとかなりの重労働・・・
これ頻繁にできますか?
正直、なかなか難しいと思います。
結果、面倒で洗わなくなる・・・
これが1番最悪のパターンです。
【検討中の人向け】具体的にどれが必要?ケース別に解説

全部はいらないのはわかったけど、本当にシーツだけでいいのか不安に感じる人も多いと思います。
そこでこんな人にはこの組み合わせがおすすめですよーといった感じで僕が仕事抜きで身内におすすめするケース別のパターンを解説します。
基本パターン|迷ったら「シーツだけ」後から買い足しも可
最低限必要なのは「シーツ」。
これはとりあえず買ってください。
- マットレスの汚れ防止
- 洗濯が簡単
- 値段も安い
人は寝ている時にコップ一杯分の汗をかくという言葉は聞いたことがある人も多いはず。
単純に寝ている時の汗や皮脂汚れからマットレスを守ってくれます。
また他の敷きパッドやベッドパッドと比べても洗濯の手間が比較的マシです。
これも地味に大きいポイントで、洗いやすければ洗いやすいほど洗濯する気にもなれますし、清潔に保つことができます。
最近ではボックスシーツやのびるシーツなど取り外しがしやすい商品も増えてますしね。
最後にシーツは比較的安いものが多いです。
これも重要で、安いものであれば買い替えの金銭的な負担も精神的な負担も少なく済みます。
実際に僕もシーツ類は年に1回は買い替えてますし。
寝心地を変えたい人や汗かきな人|シーツ+敷きパッド
こんな人にはシーツに敷きパッドをプラスするのがおすすめです。
- 夏は蒸れやすく汗かきな人
- 冬は冷えを感じる寒がりな人
- もう少しもふもふ感やふんわり感、肌さわりを良くしたい人
特に汗かきな人には敷きパッドを併用するのがおすすめです。
汗かきな人の場合、シーツだけでは汗を吸収しきれずマットレスまで汗が浸透してしまいます。
そこで敷きパッドをプラスすることで汗をしっかり吸収し、マットレスの汗シミ汚れを防いでくれます。
他にも夏場の暑い時期は接触冷感系の敷きパッドを使うことで最初だけ冷たいひんやり感を味わえたり(おすすめはしてません)麻素材などさらっと涼感を味わえるもの(こっちはおすすめ)などちょっとした寝心地の変化をつけることもできます。
もちろん冬場にはもふもふのマイクロファイバー系のもので暖かくするのもアリです。
肌触りもかなり良くなりますしね。
これぐらいであればマットレスの快適性はある程度そのままに寝心地だけを調整できます。
ベッドパッドが必要な人は?
正直、かなり出番は少ないかもしれません。
このベッドパッドが必要なのは主に下記のケース。
- かなりの汗かきな人
- マットレスが硬くて寝心地が悪い人
- 来客用のベッド
夏場など寝ている時に大量に汗をかく人にはベッドパッドがあってもいいかもしれません。
どちらかというとマットレスが硬くてあわない人やへたってきてコイルやスプリングの感触が気になる人にはベッドパッドはおすすめです。
ある程度クッション性があるので寝心地の改善につながります。
まぁでもほとんどの人にはそこまで必要にならないんじゃないかと思ってます。
マットレスが硬くて起きた時に背中が痛い人は一度ベッドパッドで調整してみるのもアリかもしれません。
マットレスと関連寝具の個別の役割

マットレスを購入される際には様々な関連寝具を勧められると思います。
ひとつひとつ個別の役割を解説しておきます。
ベッドパッド
汗をよくかく人には必ず購入して欲しいアイテムです。
理由ですが、マットレスの上に直接寝たりシーツを1枚かけるだけだと睡眠中にかいた汗がそのままマットレスに吸収されることになります。
マットレスとの間にベッドパッドが1枚あるだけで寝汗を吸収し汚れや湿気が溜まるのを防いでくれます。
せっかく購入したマットレスが汗シミやカビが生えたりしたら嫌ですよね?
そんなことにならないように汗かきの人はベッドパッドは是非購入してください。
それにマットレスがへたってきた時にもベッドパッドはクッション性を少し補填してくれますよ。
ベッドパッドについてはベッドパッドと敷きパッドの違いを比較!【特徴とシーツを敷く順番について解説】という記事とベッドパッドの中綿はウールがおすすめ?素材の特徴を比較して解説!という記事で解説しています。
こちらの記事を参考にしてもらえるとわかりやすいと思います。
シーツ
これも必ず購入してください。
汚れ防止になりますし、汗などの水分も吸ってくれますのでマットレスの劣化を防ぐ役割もあります。
こちらも先ほどのベッドパッドと同じで汚れ防止の意味合いが強いですが、肌に触れる部分ですので、できるだけ自分好みの風合いのものを探してみてください。
風合いに関しては自分の睡眠にも影響してくる部分ですので、あまり妥協せずに選ぶことをおすすめします。
肌触りや吸水・吸湿性重視で選ぶなら綿100%のものを選らぶとムレにくくて快適です。
ポリエステル100%の安いものは本当にムレて不快ですからね・・・
一応参考までにこんなのがおすすめですよというものをピックアップしておきました。
他のモノでも全然いいですが、迷ったらこれを選んでおけば大外れはしませんよ。
親の介護やお子さんのお漏らしが気になる場合は介護用の防水性の高いシーツもありますのでそちらの使用を検討してみるのもいいかもしれませんね。
汚れても洗濯機で丸洗いができるので、マットレスを汚してしまうストレスを軽減できます。
洗っている間にも必要なことも多いので、介護やお子さん用であれば2枚ぐらい持っておくことをおすすめします。
お手入れですが、人は寝ている間にコップ1杯分の寝汗をかくといわれています。
あまり気にならなくても実は結構汚れてる…なんてことも多いんですよ。
面倒かもしれませんが、できればシーツのお洗濯は週に1回から2回程度することをおすすめします。
敷きパッド
敷きパッドはお好みで使ってもらって大丈夫です。
ちょっと汗かく人にもおすすめできる商品です。
敷きパッドはいろいろな種類があって夏場だと接触冷感系の素材が使われているものから冬場はマイクロファイバーやフリース素材が使われているあったか敷きパッドなど様々な種類があります。
使い方ですが、敷きパッドはシーツの上に使ってください。
先ほどのベッドパッドとシーツとあわせて使うことによって汗をかなり吸い取ってくれるので、マットレスの汚れを防ぐという意味ではかなり安心できます。
おすすめの敷きパッドやどんな種類があるかを別記事にてご紹介します。
夏用のおすすめの敷きパッドについて麻の敷きパッドを比較という記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
麻は肌触りがちょっと・・・という人は【2024年】寝具指導士が選ぶ夏におすすめの敷きパッド10選!【冷感は少なめ】という記事で夏用ですがランキング形式で厳選して紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
まぁ麻もランキングに入っているんですけどね。笑
除湿シート
こちらも敷きパッドと同じでどちらでも構いません。
ウレタンのマットレスやラテックスというゴムのマットレスを買う場合に購入を勧められることが多いです。
寝室の湿度が高い場合は使用した方がいいですが、除湿シートを使いつつマットレスを壁に立てかけて風通しを良くすることも効果的です。
マットレスを使用していない時に壁に立てかけるなど底面の風通しを良くし、湿気を飛ばしてあげることでカビは防げるので、必須というものではありません。
毎日、壁に立てかけることは面倒だと思う方は使用を検討してみてもいいかもしれませんが、必ずしもカビも防げるものではないので注意しておいてくださいね。
参考までにおすすめの除湿シートを紹介しておきます。
簡単におすすめポイントを下でまとめておきます。
寝具業界では割と有名な素材です。
- シリカゲルの2倍、綿の7倍の吸湿性
- 抗菌防臭・防ダニ加工
- 干すだけで繰り返し使える
- 干すタイミングがわかるセンサー付き
- 日本製


使い方はベッドの底板とマットレスの間に敷いて使ってください。
マットレスだけでなく床と敷き布団の間に挟み込んでも効果的ですよ。
敷き布団をお使いの方で布団が少し重たいなと感じたら湿気を吸って重たくなっている可能性があるので、除湿シートを使えば改善する可能性がありますよ。
マットレスパッド(マットレストッパー)
新品でマットレスを購入される際には不要です。
あくまでマットレスがへたってきた時に補助する役割の商品ですので、新品のマットレスを購入した場合はへたりもない為、必要ありません。
浅田真央ちゃんのエアウィーヴや西川のエアー、昭和西川のムアツなどの商品もこれに当てはまります。
長年使ってマットレスがへたってきて寝にくいと思ってから購入を検討するということで大丈夫ですよ。
ただし、あくまで補助する役割でマットレスのへたりを補修できるワケではありません。
マットレスの腰やお尻が乗る部分が凹んでいるなら上にマットレスパッドを乗せても凹んでいる部分は凹みやすいです。
その場合は少し不格好になりますが凹んでいる部分にタオルなどをひいて凹みを埋めてあげることで均一の体重を乗せることができますので、腰の負担を和らげることができますよ。
この商品はあくまでマットレスを使用している上で寝心地や寝つきが悪くなった場合に購入を検討してみてください。
マットレストッパーについてマットレストッパーとは?マットレスとの違いや高反発や低反発の特徴を解説!という記事で解説していますのであわせてご覧ください。
マットレスにパッドやシーツは必要?のまとめ


マットレスの購入の際におすすめされる寝具について必要なものと不必要なものについて解説しました。
もう一度、下に簡単にまとめておきます。
- ベッドパッド…かなりの汗かきには必要、購入されることをおすすめします。
- シーツ(BOXシーツ)…必要、最低限これは購入されることをおすすめします。
- 敷きパッド…お好みでOK、ちょっとした汗かきの人や季節によって寝心地をよくするものが多い
- 除湿シート…お好みでOK、除湿シート+こまめに風を通してあげることが大事。
- マットレスパッド(トッパー)…不要、へたってきた時に購入を検討してください。
シーツに関しては必ず購入しておくことをおすすめします。
敷きパッドや除湿シートに関してはお好みで大丈夫ですし、マットレストッパーは今使ってるマットレスがへたってきたり、寝心地が悪くならない限り不要です。
無理して買う必要もありません。
必要な時期がきたら購入を検討するって感じでいいですよ。
この記事を読んでマットレスを購入する際に本当に必要な寝具の参考にして賢くお買い物をしてくだいね。
マットレスに関する記事はマットレスのおすすめの使い方のまとめでまとめていますのであわせてご覧ください。
ベッドのフレームを買い替えも検討しているのであれば【失敗しない】ベッドの選び方をサイズや素材・種類ごとに解説!【メリット・デメリットあり】という記事で用途別におすすめのフレームを解説しているので参考にしてみてください。











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