シーツやベッドパッドって本当に必要なの?
そもそもマットレスを使うのには何が必要なの?
この記事ではこんな疑問が解決できます。
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業マンであるしーさんが解説します。
最近では住環境の変化により敷き布団よりベッドとマットレスを使う人が増えてきています。
マットレスを購入する時にいろいろと関連寝具を勧められたり置いてあったりすると思います。
ただ勧められるがままに買うのって嫌ですよね?
なんとなくいらないモノまで買わされている感じがしますし・・・
その前にこの記事を読んでおくと最低限必要なものがわかります。
これからマットレスの購入を検討されている方や今お使いのマットレスの寝心地に不満がある方におすすめの内容の記事になります。
- マットレスの関連寝具の種類について
- 関連寝具の必要性
マットレスと関連寝具について
マットレスを購入される際には様々な関連寝具を勧められると思います。
ただこれ本当にいるの?って思う商品があると思います。
とりあえずこれは押さえておいて欲しいって寝具を中心にお話していきますね。
ベッドパッドは必要?
必ず購入して欲しいアイテムです。
理由ですが、マットレスの上に直接寝たりシーツを1枚かけるだけだと睡眠中にかいた汗がそのままマットレスに吸収されることになります。
マットレスとの間にベッドパッドが1枚あるだけで寝汗を吸収し汚れや湿気が溜まるのを防いでくれます。
せっかく購入したマットレスが汗シミやカビが生えたりしたら嫌ですよね?
そんなことにならないようにベッドパッドは是非購入してください。
それにマットレスがへたってきた時にもベッドパッドはクッション性を少し補填してくれますよ。
ベッドパッドについてはベッドパッドと敷きパッドの違いを比較!【特徴とシーツを敷く順番について解説】という記事とベッドパッドの中綿はウールがおすすめ?素材の特徴を比較して解説!という記事で解説しています。
こちらの記事を参考にしてもらえるとわかりやすいと思います。
シーツ(ボックスシーツ)は必要?
これも必ず購入してください。
汚れ防止になりますし、汗などの水分も吸ってくれますのでマットレスの劣化を防ぐ役割もあります。
こちらも先ほどのベッドパッドと同じで汚れ防止の意味合いが強いですが、肌に触れる部分ですので、できるだけ自分好みの風合いのものを探してみてください。
風合いに関しては自分の睡眠にも影響してくる部分ですので、あまり妥協せずに選ぶことをおすすめします。
肌触りや吸水・吸湿性重視で選ぶなら綿100%のものを選らぶとムレにくくて快適です。
ポリエステル100%の安いものは本当にムレて不快ですからね・・・
一応参考までにこんなのがおすすめですよというものをピックアップしておきました。
他のモノでも全然いいですが、迷ったらこれを選んでおけば大外れはしませんよ。
親の介護やお子さんのお漏らしが気になる場合は介護用の防水性の高いシーツもありますのでそちらの使用を検討してみるのもいいかもしれませんね。
汚れても洗濯機で丸洗いができるので、マットレスを汚してしまうストレスを軽減できます。
洗っている間にも必要なことも多いので、介護やお子さん用であれば2枚ぐらい持っておくことをおすすめします。
お手入れですが、人は寝ている間にコップ1杯分の寝汗をかくといわれています。
あまり気にならなくても実は結構汚れてる…なんてことも多いんですよ。
面倒かもしれませんが、できればシーツのお洗濯は週に1回から2回程度することをおすすめします。
敷きパッドは必要?
敷きパッドはお好みで使ってもらって大丈夫です。
敷きパッドはいろいろな種類があって夏場だと接触冷感系の素材が使われているものから冬場はマイクロファイバーやフリース素材が使われているあったか敷きパッドなど様々な種類があります。
使い方ですが、敷きパッドはシーツの上に使ってください。
先ほどのベッドパッドとシーツとあわせて使うことによって汗をかなり吸い取ってくれるので、マットレスの汚れを防ぐという意味ではかなり安心できます。
おすすめの敷きパッドやどんな種類があるかを別記事にてご紹介します。
夏用のおすすめの敷きパッドについて麻の敷きパッドを比較という記事で解説していますので、あわせてご覧ください。
麻は肌触りがちょっと・・・という人は【2024年】寝具指導士が選ぶ夏におすすめの敷きパッド10選!【冷感は少なめ】という記事で夏用ですがランキング形式で厳選して紹介しているのでこちらも参考にしてみてください。
まぁ麻もランキングに入っているんですけどね。笑
除湿シートは必要?
こちらも敷きパッドと同じでどちらでも構いません。
ウレタンのマットレスやラテックスというゴムのマットレスを買う場合に購入を勧められることが多いです。
寝室の湿度が高い場合は使用した方がいいですが、除湿シートを使いつつマットレスを壁に立てかけて風通しを良くすることも効果的です。
マットレスを使用していない時に壁に立てかけるなど底面の風通しを良くし、湿気を飛ばしてあげることでカビは防げるので、必須というものではありません。
毎日、壁に立てかけることは面倒だと思う方は使用を検討してみてもいいかもしれませんが、必ずしもカビも防げるものではないので注意しておいてくださいね。
参考までにおすすめの除湿シートを紹介しておきます。
簡単におすすめポイントを下でまとめておきます。
寝具業界では割と有名な素材です。
- シリカゲルの2倍、綿の7倍の吸湿性
- 抗菌防臭・防ダニ加工
- 干すだけで繰り返し使える
- 干すタイミングがわかるセンサー付き
- 日本製
使い方はベッドの底板とマットレスの間に敷いて使ってください。
マットレスだけでなく床と敷き布団の間に挟み込んでも効果的ですよ。
敷き布団をお使いの方で布団が少し重たいなと感じたら湿気を吸って重たくなっている可能性があるので、除湿シートを使えば改善する可能性がありますよ。
マットレスパッド(マットレストッパー)は必要?
新品でマットレスを購入される際には不要です。
あくまでマットレスがへたってきた時に補助する役割の商品ですので、新品のマットレスを購入した場合はへたりもない為、必要ありません。
浅田真央ちゃんのエアウィーヴや西川のエアー、昭和西川のムアツなどの商品もこれに当てはまります。
長年使ってマットレスがへたってきて寝にくいと思ってから購入を検討するということで大丈夫ですよ。
ただし、あくまで補助する役割でマットレスのへたりを補修できるワケではありません。
マットレスの腰やお尻が乗る部分が凹んでいるなら上にマットレスパッドを乗せても凹んでいる部分は凹みやすいです。
その場合は少し不格好になりますが凹んでいる部分にタオルなどをひいて凹みを埋めてあげることで均一の体重を乗せることができますので、腰の負担を和らげることができますよ。
この商品はあくまでマットレスを使用している上で寝心地や寝つきが悪くなった場合に購入を検討してみてください。
マットレストッパーについてマットレストッパーとは?マットレスとの違いや高反発や低反発の特徴を解説!という記事で解説していますのであわせてご覧ください。
マットレスの関連寝具についてのまとめ
マットレスの購入の際におすすめされる寝具について必要なものと不必要なものについて解説しました。
もう一度、下に簡単にまとめておきます。
- ベッドパッド…必要、購入されることをおすすめします。
- シーツ(BOXシーツ)…必要、購入されることをおすすめします。
- 敷きパッド…お好みでOK、季節によっていろいろ機能性のものがあります。
- 除湿シート…お好みでOK、除湿シート+こまめに風を通してあげることが大事。
- マットレスパッド(トッパー)…不要、へたってきた時に購入を検討してください。
上2つのベッドパッドとシーツに関しては購入しておくことをおすすめします。
下3つの敷きパッドや除湿シートに関してはお好みで大丈夫ですし、マットレストッパーは今使ってるマットレスがへたってきたり、寝心地が悪くならない限り不要です。
無理して買う必要もありません。
必要な時期がきたら購入を検討するって感じでいいですよ。
この記事を読んでマットレスを購入する際に本当に必要な寝具の参考にして賢くお買い物をしてくだいね。
マットレスに関する記事はマットレスのおすすめの使い方のまとめでまとめていますのであわせてご覧ください。
ベッドのフレームを買い替えも検討しているのであれば【失敗しない】ベッドの選び方をサイズや素材・種類ごとに解説!【メリット・デメリットあり】という記事で用途別におすすめのフレームを解説しているので参考にしてみてください。
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