せめてコインランドリーで洗える羽毛布団があったら知りたい・・・
羽毛布団が欲しいけど、洗えないならちょっと微妙かも・・・
この記事ではこんな疑問を解決します。
睡眠環境・寝具指導士で寝具業界の営業のしーさんが解説します。
寒くなってきたときに大活躍の羽毛布団ですが、洗えないものがほとんどって知っていましたか?
夏場に使う羽毛肌掛け布団やダウンケットは洗えるものがほとんどですけど、冬に使う本掛け羽毛布団は基本的に洗えないと思っておいた方がいいです。
この記事では最近販売されるようになってきた洗える羽毛布団について解説していきます。
洗えるといっても家庭の小さい洗濯機では洗えなくて、コインランドリーのような大型の洗濯機で洗えるというものになります。
そもそも今までの羽毛布団はなぜ洗ってはいけないのかということや洗える羽毛布団をおすすめする理由も簡単に解説しつつ、洗える羽毛布団を解説していきます。
そもそも羽毛布団は何故洗ってはいけないのか?
そもそも羽毛布団は何故洗ってはいけないのと疑問に思う人も多くいると思います。
羽毛布団を洗ってはいけない理由は主に2つあります。
- 羽毛が吹き出す可能性がある
- 布団が縮んでしまう可能性がある
今までの羽毛布団が洗えないといわれている理由は大きく分けるとこの2つです。
特に何の加工もされていない綿100%の生地の場合だと上のような状態になる可能性が高くなります。
羽毛布団は洗うことによって生地の目が開いてしまい、羽毛が吹き出してきてしまうことがあります。
一度吹き出してしまうとそこから羽毛がどんどん出てくることになります。
そうなってしまうとその羽毛布団はもう使えません。
羽毛が吹き出すと掃除も大変です・・・
もうひとつは羽毛布団が縮む可能性があることも覚えておいてください。
生地は洗うと基本的に縮みます。
普段着ている服でも同じで、洗うと縮んでしまうことってありますよね。
あれと同じで羽毛布団も縮んでしまいます。
たしかに縮んだ経験がある・・・
どれぐらい縮むかは生地の素材やキルティングでも変わる部分なので一概には言えませんが、綿100%の生地だと5%ぐらい縮むことはザラにあります。
5%ぐらい気にしないと思うかもしれませんが、羽毛布団の丈の長さは210㎝あるので5%縮むと10㎝程度縮むことになります。
10㎝って冷静に考えれば結構縮んでいますよね。
私はそこまで身長もないからそれぐらい縮んでも大丈夫だと思うけど・・・
横幅はシングルサイズの羽毛布団で150㎝なので5%縮むと7.5㎝も縮むことになります。
特に横幅は寝返りするときに背中が出やすくなったり、布団が持ち上がってしまうので寒く感じてしまうことになります。
それではせっかく買った羽毛布団の意味がなくなってしまいますよね。
たしかに寒い思いをするなら羽毛布団を使う意味がないわ・・・
こんなことにならない為にも羽毛布団は洗ってはいけません!
洗えない羽毛布団をどうしても洗いたいというのであれば、自分で洗うのではなくクリーニングに出すことをおすすめします。
実際に僕も羽毛布団はクリーニングに出してます。
洗える羽毛布団を買うことのメリット
羽毛布団を洗ってはいけない理由についてはわかったと思いますが、逆に洗える羽毛布団を買うことのメリットも簡単に解説します。
洗える羽毛布団を買うことで得られるメリットは3つ。
- 洗うことで清潔で衛生的に使える
- 羽毛布団のふくらみが回復する
- クリーニングに出すよりコスパがいい
1つ目は当たり前かもしれませんが、洗うことで清潔で衛生的に使えます。
汚れや臭いを落とすことはもちろん、ダニ対策にもなります。
アレルギーの原因になるダニの糞や死骸も洗い落とすことができますよ。
2つ目は羽毛布団は洗うことでふくらみが回復します。
羽毛についた汚れや湿気が落ちるのでふくらみやすくなるんですよね。
ふくらみが回復すると空気を含みやすくなるので暖かく寝ることができますよ。
具体的にどれくらい変わるのかというのは羽毛布団を宅配クリーニングのフレスコで洗った感想を写真付きで解説!【評判や口コミも】という記事で実際に羽毛布団を洗う前と洗った後を比較した写真があるので参考にしてみてください。
3つ目はクリーニングに出すよりコスパがいいこと。
これも結構大きなメリットで羽毛布団をクリーニングに出すと8,000円以上かかることなんてザラにあります。
自分で持ち込むクリーニングでも3,000円ぐらいはかかります。
ただ洗える羽毛布団を買うことでコインランドリーで洗えるようになると、コインランドリーだと1回あたり700円ぐらいで済みます。
これだと羽毛布団を洗うハードルがぐっと下がりますよね。
毎シーズン洗うことが現実的になりますし、経済的な負担も大きく減ります。
キレイ好きな人はもちろん、もし汚れてしまったり臭いが気になった時でも簡単に洗うことができるので洗える羽毛布団はおすすめですよ。
洗える羽毛布団のおすすめ3選
実際に洗える羽毛布団のおすすめを紹介しつつ解説します。
羽毛布団が洗えることのメリットについては解説してきましたが、羽毛布団の性能について詳しく解説するので、選ぶときの参考にしてみてください。
ホワイトダックダウン90% 多機能かつ高機能なコインランドリーで洗える羽毛布団
値段もお手頃でおすすめなのが「洗える羽毛布団 ホワイトダック90% 1.2kg」です。
洗える羽毛布団ってどんなものなのか興味がある人におすすめの羽毛布団です。
この羽毛布団の仕様についてまとめます。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15%
- キルト:4×5マス立体キルト
- 羽 毛:ホワイトダックダウン90% フェザー10% DP350
- 充填量:1.2㎏
- サイズ:150×210㎝(シングルロング)
- 総重量:約2.05㎏
- 生産国:日本製
- 備 考:コインランドリー洗い対応、ダニシャット加工、抗菌防臭加工、静電気防止加工、吸水速乾加工、ダイヤモンド起毛加工、不織布バッグ付き
生地自体はよくあるポリエステル混の生地ですが、コインランドリー洗いに対応していて多機能なのがおすすめポイント。
生地にはダニシャット加工がされているので、ダニが布団の中に入らないように加工されています。
ただこのダニシャット加工はダニを寄せ付けない忌避効果はないので注意してください。
抗菌防臭加工が施されているので、生地の上で雑菌が繁殖しにくく臭いの発生が抑えられるのも嬉しいポイント。
静電気防止加工も施されているので冬場に多い静電気のパチパチも抑えられるので、地味に嬉しいです。
ポリエステル系の布団カバーを使っている人だったらわかる人もいるかもしれませんが、カバーを外す時にパチパチしたりしませんか?
あれ本当に嫌ですよね・・・
完全に静電気を無くすことはできないのですが、この羽毛布団に使われている生地であればある程度軽減はできますよ。
他にも普通はポリエステルが多く入っている生地の肌触りはシャカシャカとした感じになりがちですが、この羽毛布団はダイヤモンド起毛加工が施されているので肌触りはかなり改善されています。
これは業界にいてるからこそわかる部分かもしれませんが、普通のポリエステル85%綿15%の生地よりもダイヤモンド起毛加工がしている生地の方が明らかに肌触りは良いですよ。
僕の個人的な感覚ですが、シャカシャカというよりはしっとりとしたイメージです。
地味な部分ですが、結構おすすめです。
羽毛に関してはホワイトダックダウン90%の350DP(ダウンパワー)なので、ダウンパワーは少し物足りない部分があります。
ただ、それを補うために充填量が1.2kg入っているので、暖かさという面でも及第点かなと思います。
どちらかというと羽毛布団の生地の機能性の部分に全振りした羽毛布団というイメージですかね。
羽毛布団としての暖かさは最低限確保しつつ、使い勝手という機能性の部分に力を入れた羽毛布団です。
寒がりな人でも春や秋の合い掛け羽毛布団として使うのもアリですし、気密性に優れたマンションに住んでいる人、空調設備を使って温度調整をしている人にはおすすめできる羽毛布団ですよ。
この洗える羽毛布団 ホワイトダック90% 1.2kgは洗える羽毛布団を探しているけど、できるだけ費用を抑えつつ多機能かつ高機能の羽毛布団が欲しい人におすすめです。
ホワイトグースダウン93% コインランドリーで洗える羽毛布団
この記事で紹介する洗える羽毛布団の中でグースを使いったお手ごろな羽毛布団がこの「ホワイトグースダウン93% コインランドリーで洗える羽毛布団」です。
品質、機能、値段のバランスがいいのがこの羽毛布団です。
楽天でも口コミ件数も多く、レビューを参考にできることもおすすめポイントになります。
それではこの羽毛布団の仕様をまとめます。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15%
- キルト:5×6マス立体キルト
- 羽 毛:ホワイトグースダウン93% フェザー7% DP400
- 充填量:1.2㎏
- サイズ:150×210㎝(シングルロング)
- 総重量:約2.0㎏
- 生産国:日本製
- 備 考:コインランドリー洗い対応、抗菌防臭、7年保証、不織布バッグ付き、古い羽毛布団の回収サービスあり
生地自体は先ほどの「洗える羽毛布団 ホワイトダック90% 1.2kg」と同じようにポリエステル85%綿15%なのですが、生地の肌触りや機能性に若干の違いはあるものの、大きな違いは羽毛がグレードアップしています。
別に洗えれて暖かければ特にこだわりはないよって人にはかなりおすすめです。
先ほどの「洗える羽毛布団 ホワイトダック90% 1.2kg」よりも暖かく、寒がりな人はこっちを選ぶ方がいいですよ。
他の羽毛布団との違いは30マスと細かいキルティングになっているので、ドレープ性(肌への添いやすさ)が高いのはこの羽毛布団の良いところ。
寝ている時にお布団の隙間から入ってくる空気が気になるという人にはおすすめですよ。
羽毛の品質は産地が記載されていないので、おそらく中国産か台湾産の羽毛原料を使用していると思います。
ただ、個人的には羽毛は産地よりもダウンパワーやダウン率を重視した方が寝心地に影響すると思っているので、ダウン率が93%で400ダウンパワー以上あるこの羽毛は十分におすすめできる品質。
臭いが気になるという人は産地よりもダックかグースを気にする方がいいですよ。
この羽毛布団に使われているのはグースなので、元々臭いが少なく羽毛の臭いが気になるという人にもおすすめですよ。
ちょっぴり値段は高く感じるかもしれませんが、洗える羽毛布団でグースを使っていることを考えるとコスパは高めです。
値段で考えるなら先ほどの「洗える羽毛布団 ホワイトダック90% 1.2kg」がおすすめですし、品質で考えるならこの「ホワイトグースダウン93% コインランドリーで洗える羽毛布団」がおすすめです。
コインランドリーで洗えるハンガリー産ホワイトグース93%を使った高品質羽毛布団
品質も重視しつつコインランドリーで洗える羽毛布団が欲しいのであれば「ハンガリー産ホワイトグース93% 410DP 日本製 洗える羽毛布団」がおすすめです。
お値段は先ほどのものより高くなってしまいますが、羽毛はグースを使っており産地もハンガリーなのでコスパはかなり高いと思っています。
まずはこの羽毛布団の仕様についてまとめます。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15%
- キルト:4×5マス立体キルト
- 羽 毛:ハンガリー産ホワイトグースダウン93% フェザー7% DP410
- 充填量:1.2kg
- サイズ:150×210㎝(シングルロング)
- 総重量:約2.00kg
- 生産国:日本製
- 備 考:コインランドリー洗い対応、ダニシャット加工、抗菌防臭加工、静電気防止加工、吸水速乾加工、ダイヤモンド起毛加工、ロイヤルゴールドラベル付き、不織布バッグ付き
この記事の1番最初に紹介した「洗える羽毛布団 ホワイトダック90% 1.2kg」と柄は違いますが、使われている生地は同じです。
先ほどの「洗える羽毛布団 ホワイトダック90% 1.2kg」では説明していませんでしたが、この生地には吸水速乾機能のある特別な糸で織られているので、従来のポリエステルの生地と比較した場合、ムレにくく快適に使うことができますよ。
寝る前も蒸れてなかなか寝付けないことが多い・・・
こんな人にもおすすめです!
他にもこの吸水速乾機能があることで、コインランドリーで洗った場合でも水を含んでくれるのでしっかりと洗えますし、乾かすときも綿などの生地と比較しても乾きが早いというメリットもあります。
さらにこの「ハンガリー産ホワイトグース93% 410DP 日本製 洗える羽毛布団」では羽毛の品質もグレードアップしており、高品質なハンガリー産ホワイトグース93%の410DP(ダウンパワー)を使用していることで暖かさと寝心地がアップしています。
グースを使うことでよくある羽毛の臭いのリスクが軽減していますし、410DPということでふくらみも十分です。
羽毛がふくらむと空気を多くふくらむので、暖かさが増しますよ。
さらにこの羽毛布団には高品質なハンガリー産ホワイトグースが1.2㎏も入っているのでボリューム感もしっかりとあるので安心です。
寝室の温度にもよりますが、暖房をつけて寝る人やタイマー設定をしている人であればこの羽毛布団1枚でも十分に寝れると思いますよ。
羽毛の品質としては満足できるレベルで羽毛の品質と日本製のお布団を保証するロイヤルゴールドラベルも付属するので安心です。
このロイヤルゴールドラベルは羽毛の品質を保証するのはもちろんですが、他にも日本製の羽毛布団の保障にもなります。
最近では海外製の羽毛布団も増えてきていますが、やっぱり品質が良くなかったり臭いのトラブルがあったりします。
せっかく高いお金を出して羽毛布団を買うのなら安心して買いたいですよね?
そんな人は羽毛の品質を保証しつつ、日本製まで保証してくれるゴールドラベル付きの羽毛布団の購入をおすすめします。
せっかく買うのだから失敗したくない・・・
そんな人はゴールドラベル付きの羽毛布団なら安心です!
しかもこの「ハンガリー産ホワイトグース93% 410DP 日本製 洗える羽毛布団」はロイヤルゴールドラベル付きの羽毛布団の中でもコスパは高めです。
個人的には羽毛の品質を考えつつ、機能性と値段を考えると2024年の羽毛布団の中ではトップクラスのコスパじゃないかと思っているぐらいです。
この「ハンガリー産ホワイトグース93% 410DP 日本製 洗える羽毛布団」は気軽に羽毛布団を洗いたいけど品質もしっかりと大事にしたいという人におすすめの羽毛布団です。
側生地の素材は綿にこだわりたいという人以外にはかなりおすすめできる内容になっていますよ。
ぱっと見は高く感じるかもしれませんが、シーズンごとにクリーニングに出すことを考えるとかなりコスパが良いおすすめできる1枚です。
洗える羽毛布団のおすすめのまとめ
今まで羽毛布団は洗えないものがほとんどでした。
ここ最近では羽毛布団も洗いたいという要望が増えてきていたので、やっと開発されたという感じですね。
今までは洗う場合は自己責任でしたしね。
やっぱりメーカーのお墨付きがあると安心できます。
今後も洗える羽毛布団は増えてくると思いますよ。
他にも洗える羽毛布団が出てきたら追加していきますし、おすすめも変更していきますね。
もしかしたら近々僕もどれか買ってみてレビューするかもです。
純粋に興味ありますし。
その時は別記事で使用感を書きますね。
最後にこの記事で紹介した羽毛布団をもう一度まとめておきます。
できるだけ安く洗える羽毛布団が欲しいという人におすすめ。
グース使いでコスパ高く洗える羽毛布団を購入したい人におすすめ。
自分で洗いたいけど、羽毛の品質にもこだわってお得な羽毛布団が欲しいという人におすすめ。
いやいや、羽毛布団は洗わないからもっとコスパの良い布団や品質の良い羽毛布団が欲しいという人は【2024年】羽毛布団のコスパ抜群おすすめ人気ランキング10選【寝具業界の人間が選んでみた】という記事で2022年のおすすめの羽毛布団についてランキング形式で解説しているので、参考にしてみてください。
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