寒いから羽毛布団を使ってみたいけど、どれがおすすめ?
買い替えで失敗はしたくないな・・・どこかおすすめのブランドってないの?
この記事ではこんな疑問にお答えしていきます。
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業マンのしーさんが解説します。
羽毛布団って自分で選ぶのはなかなか大変ですよね。
どのお布団も柄が違っていたり微妙にスペックが違っていたり書いていなかったりするので、イマイチ判断ができません。
羽毛の良し悪しや生地の良し悪しで判断できる人ならいいですが、そうでない人も多いですよね。
そんな時はメーカーで判断して購入するのもありですよ。
この記事では日本の寝具メーカーのなかでも老舗の西川の羽毛布団の中からおすすめの羽毛布団を紹介していきます。
寝具メーカーで選ぶメリットやデメリットを知りたい方や他にどんなメーカーがおすすめか気になるといった方は先におすすめメーカーから選ぶ羽毛布団!【迷った時はメーカーで選ぶのもあり】という記事をご覧ください。
西川の羽毛布団のおすすめ5選
今までは一口に西川と言っても東京西川(西川産業)や西川リビング、京都西川など分かれていましたが、2019年2月から3社統合して西川株式会社としてまとまりました。
この記事で紹介する羽毛布団は過去の西川3社の羽毛布団の中からおすすめの理由とともに紹介していきます。
ちなみに昭和西川に関しては別会社ですので、昭和西川のおすすめの羽毛布団に関しては下の記事にて紹介しているので参考にしてみてください。
値段は安めでもおすすめの西川の羽毛布団
なるべく安くしっかりとした品質の羽毛布団が欲しい人にはコチラがおすすめ。
西川の羽毛布団の中ではまだ安い方です。
先に商品のスペックや仕様についてまとめます。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15% 抗菌加工
- キルト:4×5マス立体キルト ぬくもり仕上げDX
- 羽 毛:イギリス産ホワイトダックダウン85% フェザー15% DP350
- 充填量:1.3㎏
- サイズ:約150×210㎝(シングルサイズ)
- 本体重量:約2.10㎏
- 生 産:日本製
- 備 考:J-TASラベル付き
- 数量限定で毛布か掛け布団カバーか古布団回収キットがもらえる
羽毛に関してはイギリス産の羽毛を使用していて、羽毛のふくらみを表すDPは350ということで最低限の保温性はあり充填量も1.3㎏ということで十分です。
最近では1.0㎏入りの羽毛布団や1.1㎏入りの羽毛布団も多いなか、1.3㎏の増量タイプは嬉しいポイント。
羽毛の産地といえばポーランドやハンガリーが有名ですが、イギリス産の羽毛を使うことで少しだけコストダウンができています。
とはいえ個人的には羽毛の産地はあまり気にしなくてよくて、羽毛の品質を比べるときに大事なのはDP(ダウンパワー)なので、むしろコストが下がるので助かります。
ちなみに羽毛布団の産地やDP(ダウンパワー)については【失敗しない選び方】羽毛の産地の違いは?大事なのはDP(ダウンパワー)【ラベルも解説】という記事で解説しているので気になった人は読んでみてください。
では、この羽毛布団のおすすめポイントをまとめます。
- 西川品質でも価格が安い
- 収納ケース付き
- 数量限定で毛布か掛け布団カバー、古布団回収キットがもらえる
逆に気になるポイントは羽毛の品質。
イギリス産の羽毛という部分が問題なのではなくて、DPが350とそこまで高くないのが気になります。
DP(ダウンパワー)が低いとふくらみにくく、保温性に若干不安があります。
正直、おすすめするならせめてもうワンランク上の羽毛布団がおすすめですが、とりあえず羽毛布団を使ってみたいといった人や寝室は空調で暖かくして寝るといったひとならアリかと思います。
ただ羽毛のDPの不足を補うために増量して1.3㎏入りにしているので、ある程度の保温性はあるのでよほどの寒がりの人以外は心配しなくても大丈夫。
羽毛の充填量プラス羽毛の品質をカバーするためにぬくもりDX仕上げで仕上げています。
とはいえ、どんなものか見てみないとわかりませんよね。
イメージを貼っておきます。
こんな感じで羽毛布団の真ん中部分の体に当たる部分に羽毛を多めに充填しています。
これで寒くならないようにカバーしてくれています。
価格が安いのにしっかりと考えられているので、安くても寒い思いをすることはありませんよ。
他にも羽毛布団を使わない時期に収納しておく不織布のケースに入って届くので保管方法もバッチリ考えられています。
このお布団はなるべく安く羽毛布団を買いたいけど、できれば西川の羽毛布団が欲しいといった人におすすめです。
さらに今なら数量限定ではあるものの毛布や掛け布団カバー、古布団を回収してくれるキットがもらえるのでコスパも高いです。
このキャンペーンはいつまで続くのかはわからないので購入する前にしっかりと確認してから購入してください。
このお店の他の羽毛布団でも同様のキャンペーンを行っていたので、早めに購入しないと無くなるかもしれないので注意してくださいね。
コスパが良いおすすめの西川の羽毛布団
先ほどの羽毛布団に似ていますが、羽毛の品質など少し違いがあります。
お値段は若干高くなりますが、先ほどの羽毛布団と比較しても品質面やコスパを考えるとこちらの方がおすすめですよ。
おすすめの理由もあるので、自分の好みや予算にあわせて選んでみてください。
それではこのお布団の仕様についてまとめます。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15% 抗菌加工
- キルト:4×5マス立体キルト ぬくもり仕上げDX or 3×6マス立体キルト ファインフィット(柄によって変わります)
- 羽 毛:フランス産ホワイトダックダウン90% フェザー10% DP400
- 充填量:1.3㎏
- サイズ:約150×210㎝(シングルサイズ)
- 本体重量:約2.10㎏
- 生 産:日本製
- 備 考:J-TAS認証あり
- 数量限定で毛布か掛け布団カバー、古布団回収キットがもらえます。
こちらも羽毛の産地はフランス産で、先ほどより羽毛の品質はいいものが使われています。
ダウン率が90%に変更になり、羽毛のふくらみやすさを表すDP(ダウンパワー)も400にグレードが上がっています。
羽毛の質が上がり、ふくらみやすくなったのにも関わらず、充填量は先ほどと同じ1.3㎏ということで暖かさがアップしていますよ。
ダウン率が上がることによって羽毛のチクチク、ゴワゴワとした感じが軽減されるのも大きなポイント。
今使っている羽毛布団がチクチクとかゴワゴワしてふんわり感を感じない人はダウン率が高い羽毛布団を選ぶと改善できますよ。
個人的には羽毛の産地は気にしないのですが、この羽毛布団にはJ-TASの認証があります。
このJ-TASは羽毛の産地を認証する制度で、このラベルにはシリアルナンバーが割り振られており、羽毛の原産地から製品までをトレースできます。
もし羽毛の産地が気になる人はこのJ-TAS認証があるものを買うといいですよ。
羽毛布団を初めて買う人や少し寒がりな人はこのクラスからがおすすめです。
先ほどの羽毛布団は安いというメリットはありますが、最低限のクラスだと思っているので羽毛布団の良さをわかってもらえるのはこのクラスからだと思います。
先ほどのお布団と比較した場合の違いはこんな感じで、おすすめポイントについてもまとめます。
- 羽毛の質が上がったのでより暖かく眠れる
- 西川の中でもコスパいい
- カバーなどの特典付き
この羽毛布団も掛け布団カバーや枕カバー、布団回収キットなど特典が選べます。
西川の羽毛布団でコスパが高いものが欲しいのであればこの羽毛布団はおすすめですよ。
グースを使った西川のおすすめ羽毛布団
西川の羽毛布団を買うなら生地にもこだわって綿100%が欲しいという人におすすめなのがこの「西川 羽毛布団 ハンガリー産ホワイトグース90% DP400 増量1.3kg」です。
羽毛はダックよりグースがいいって人におすすめの羽毛布団になります。
ダックではなくグースを使うことによって羽毛の臭いを軽減することができます。
最近では羽毛の洗浄技術も上がってきているので、ダックでも臭うことはほとんどないですけどね。
それではこの羽毛布団についてまとめます。
- 側生地:ポリエステル85% 綿15%
- キルト:二層キルト
- 羽 毛:ハンガリー産シルバーグースダウン90% フェザー10% DP400
- 充填量:1.3㎏
- サイズ:約150×210㎝(シングルサイズ)
- 本体重量:約2.30㎏
- 生 産:日本製
- 備 考:J-TAS認証あり
- 数量限定で毛布か掛け布団カバー、古布団回収キットがもらえます。
この羽毛布団は生地は今まで紹介したようなポリエステル85%綿15%の羽毛布団ではよく使われる生地を使用していますが、保温性をよりアップさせた二層キルトを採用しています。
二層キルトのイメージとしては下の画像を見てもらえれば少しイメージしやすいかなと思います。
二層キルトは立体キルトと比較して、お布団の中の暖かさを逃がしにくい特徴があり保温性が高いキルティングになります。
ただ、このキルティングはコストが高くなるので高級品に採用されることの多いキルトパターンですね。
寒がりな人にもおすすめのキルトパターンですよ。
使われている羽毛もこのクラスからダックからグースに変更されています。
ダックからグースに変わることで羽毛の臭いのリスクも軽減されるので羽毛の臭いが気になる人におすすめですよ。
それではこの「西川 羽毛布団 ハンガリー産ホワイトグース90% DP400 増量1.3kg」のおすすめポイントをまとめます。
- 二層キルトを採用しているので保温性アップ
- DP400を1.3㎏入れているのでふくらみは十分
- グースを使っているので臭いのリスクが少ない
- カバーなどの特典付き
中に入っている羽毛もダックからグースに変わることで動物臭の臭いの発生リスクも軽減されます。
ダックとグースの違いを詳しく知りたいという人は【羽毛布団】羽毛のメリットやデメリットを解説!ダックやグースで何か変わるの?という記事で詳しく解説しているので、そちらを参考にしてみてください。
この「西川 羽毛布団 ハンガリー産ホワイトグース90% DP400 増量1.3kg」は羽毛の品質にこだわって暖かく眠りたい人におすすめですよ。
生地にもこだわった綿100%で西川のおすすめ羽毛布団
ポリエステル素材の生地はちょっと・・・という人におすすめなのがこの「羽毛布団 西川 シングル 増量1.3kg ハンガリー産グースダウン90%」です。
このクラスぐらいになってくるとかなり高品質の羽毛布団で満足度も高くなってきますよ。
それではこの羽毛布団の仕様についてまとめます。
- 側生地:綿100%
- キルト:二層式キルト ぬくもり仕上げDX
- 羽 毛:ハンガリー産シルバーグースダウン90% フェザー10% DP400
- 充填量:1.3㎏
- サイズ:約150×210㎝(シングルサイズ)
- 本体重量:約2.50㎏
- 生 産:日本製
- 備 考:J-TAS認証あり
今まで紹介している羽毛布団はポリエステル混のものでしたが、ここからは綿100%の側生地が採用されています。
側生地が綿100%だと吸湿性や吸水性が高いので、寝ている時でもムレ感が軽減されるので寝心地がかなり良くなりますよ。
こういった寝苦しさも側生地が綿100%になるだけで改善する可能性があります。
もちろん布団カバーも綿100%のものが前提ですけどね。
これだけでも寝心地はだいぶ改善しますよ。
先ほどと同じく羽毛はハンガリー産のシルバーグースを使っており、品質面では問題ありません。
ダウンパワーは先ほどの「西川 羽毛布団 ハンガリー産ホワイトグース90% DP400 増量1.3kg」と同じなので羽毛がふくらむ力には違いがありません。
シルバーだと生地から透けて羽毛の黒点(ブラックポイント)が見えて見栄えが悪くなるのを気にしている人もいるかもしれませんが、柄があればほぼ気になりませんし、カバーをかければ全く気になりません。
それではこの羽毛布団のおすすめポイントをまとめておきます。
- 綿100%の生地を使用しているので吸湿性が高く風合いもいい
- 2層キルトであたたかい空気を逃がさない
- DP400を1.3㎏入れているので暖かさは十分
- グースを使っているので臭いのリスクが少ない
- J-TAS認証あり
キルティングに関しても二層キルトを採用しているので保温性も高く、満足できる内容だと思います。
羽毛の品質自体は先ほどの羽毛布団とほとんど同等スペックで最高品質とまでは言えませんが、十分高品質な羽毛を使っています。
環境にもよりますが、マンションなどの気密性の高い環境であれば、この羽毛布団1枚でも寝ることができると思いますよ。
この「羽毛布団 西川 シングル 増量1.3kg ハンガリー産グースダウン90%」は高品質な羽毛布団の中でもコスパを重視したい人におすすめです。
羽毛の質にもこだわってあたたかい羽毛布団が欲しい人におすすめ
せっかく西川の羽毛布団を買うなら品質にこだわったいい羽毛布団が欲しいという人におすすめなのが「増量1.25㎏ ハンガリー産マザーグース93% 綿100%2層キルト 日本製 羽毛布団」です。
めちゃくちゃ地味でネットで見ているだけではわからない部分ですが、このお布団に採用されている生地は綿100%の80サテンは専門店でも採用される高品質な羽毛布団用の生地を使っています。
80サテンを使うことで生地の風合いが良くなり、柔らくしなやかで体へのフィット性が高くなります。
単純に寝心地が良くなりますよ。
ますはこのお布団のスペックについてまとめます。
- 側生地:綿100% 80サテン
- キルト:2層キルト
- 羽 毛:ハンガリー産シルバーマザーグースダウン93% フェザー7% DP430
- 充填量:1.25㎏
- サイズ:約150×210㎝(シングルサイズ)
- 本体重量:約2.4㎏
- 生 産:日本製
- 備 考:羽毛にbioup加工、J-TAS(シリアルナンバー管理)
先ほどの「羽毛布団 西川 シングル 増量1.3kg ハンガリー産グースダウン90%」と比較してもワンランク上の羽毛布団です。
使っている羽毛がほぼ最高ランクになっています。
- グースでDP430なのでふっくらあたたか
- グースを使っているので臭いのリスクが少ない
- 羽毛は1.25kg入りでボリューム十分
- 綿100%の80サテンを使用しているので吸湿性が高く風合いもいい
- 2層キルトであたたかい空気を逃がさない
- カバーや枕などの特典付き
羽毛に関してはハンガリーのシルバーグースを使っているのでダックと比較した場合、臭いの発生するリスクが少なくなっています。
DPも430なので十分ふくらみやすい羽毛で保温性が高く、ハンガリー産ということで中国産はちょっと・・・と思う人も安心です。
DPが440になると最高品質のプレミアムクラスなので、それの一歩手前ということでほぼ最高クラスですよ。
ちなみに羽毛布団の臭いについては羽毛布団は臭い?原因と具体的な解決策は3つという記事で解説していますので気になる方は参考にしてみてください。
側生地に関しても綿100%で吸湿性が高くムレにくく、80番手サテンとよばれる細い糸で織られている生地です。
蒸れるとなかなか寝付けない・・・
そんな人でも綿100%なら大丈夫!
綿100%の80サテンは布団の専門店で高級な羽毛布団によく採用されている生地になります。
通販などでは綿100%を謳えれば訴求ポイントになるので、同じ綿100%でも60番手サテンや40番手ツイルと呼ばれる生地を使うことがよくあります。
この番手の数字は大きくなればなるほど、細い糸を使用して織られており柔らかさとしなやかさがアップします。
それに番手が上がるほど軽くもなるので、どんどん寝心地が良くなります。
正直、ネット通販などでこのクラスの生地を使うと値段が上がって売れにくくなるのにしっかりと高品質の生地を使っているのはさすが西川といった感じです。
値段は高くてもしっかりといい羽毛布団で眠りたいという人には本当におすすめです。
羽毛布団としての品質もかなり満足のできるクラスですし、しっかりといいものを長く使いたいという人におすすめですよ。
西川の羽毛布団のおすすめ5選のまとめ
羽毛布団を選ぶのが難しく感じるといった人は信頼できるメーカーで買うのも一つの手です。
その点では西川の品質基準はかなり高めに設定されているので安心できますよ。
布団といえば西川と言われるぐらい寝具業界では老舗であり有名です。
そんな西川なので蓄積されているノウハウもかなり豊富で問題も少ないです。
仮に万が一、臭いなどの初期不良があれば返品・交換といった対応をしてもらえると思いますよ。
信頼を積み上げてきているメーカーですので変な対応をして信頼を失うようなことはしないと思いますので。
どんな羽毛布団を買うかお悩みの人はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね。
メーカー問わずおすすめの羽毛布団が知りたいという人は【2024年】羽毛布団のコスパ抜群おすすめ人気ランキング10選【寝具業界の人間が選んでみた】という記事をご覧ください。
他のメーカーやノンブランドでもコスパの高い羽毛布団をまとめて紹介しています。
そもそも羽毛布団ってどう選べばいいの?選び方がわからない、気になることがあるといった人は【2024年版】羽毛布団で失敗しない選び方まとめ!【おすすめやお手入れ方法も解説】という記事でよくある疑問についてまとめているので参考にどうぞ。
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