羽毛の産地で何が違うか知ってますか?正しい選び方教えます!

中国羽毛選別 おふとん

羽毛の産地っていろいろあるけど、何が違うかってちゃんと知ってる人はどれだけいるでしょう?
ほとんどの人はなんとな~く

「ポーランド産だとよさそうだな~」

とか

「中国産か~、なんとなく悪そうな感じがする~」

なんて安易に思っていませんか?

 

これ、イメージだけで間違いですよ。
大事なのはDP(ダウンパワー)です!

しっかりと知識をつければ産地によって何が違うか?
羽毛を見分ける上で大事なポイントはどこか?

今回は産地の違いと正しい羽毛の見極め方をお話します!
お布団屋が教えてくれないホントのことをバッチリ書きますね。

 

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羽毛の産地による違いについて

世界地図

以前の記事で書いたんですが、日本では羽毛が採れないので100%輸入です。
入ってくる産地の多くはポーランド、ハンガリー、フランス、中国になります。
他にも最近ダウンジャケットで有名なカナダやドイツからも入ってきています。

 

「じゃぁ、そんなにいろいろな国から輸入してるってことはそれぞれに特徴ってあるの?」

と疑問に思いますよね?

ぶっちゃけるとそんなに違いはありません!

まぁこんだけだと理由わかりませんので、詳しくお話します。

見分ける方法としては、「どこで採れたか?」よりも「どれだけ大きな羽毛が採れたか?」の方がよっぽど大事なんです。
その前提があって初めて産地が関わってきます。

 

鳥も生き物ですので、環境に応じた成長をします。
暖かい地域で育った鳥と寒い地域で育った鳥では採れる羽毛の大きさに差があります。

暖かい所に生息するのにそんなに保温性はいりませんよね?
そんな場所で生きているのにむちゃくちゃ暖かい毛が生えてたら体温調節が上手くいかずにバテバテになっちゃいます。

逆も同じで寒い所にいてるのに毛がスカスカだったら寒くて弱ってしまいますよね?

つまり寒い地方で育った鳥の方が羽毛は大きくなりやすいのです。
一般的にヨーロッパの羽毛は高値ですが、実際寒いところで育った鳥の方が羽毛も大きいものが採れます。

ただここで注意して欲しいのが、あくまで寒い地域で飼育されている鳥からは大きな羽毛が採れやすいだけです。
なのでヨーロッパってだけで無条件にいい羽毛だと信じるのはいけません。

ヨーロッパの羽毛でもしっかりと成長していない鳥から採取された場合は未成熟の為、羽毛も小さくあまりいい品質のものではありません。
産地だけで判断するのは危険です!

 

では次に中国の羽毛ってみなさんどんなイメージがありますか?

汚い、臭いそう、ちゃんと洗ってないんじゃないか?といったイメージを持たれている人が非常に多いかと思います。

僕は中国産の取り扱いもしていますが、お布団屋さんでさえそんなイメージを持っている人が非常に多くいます。

本当のところはどうなの?って思いますよね?

基本的に問題ありません。
というのもしっかりとした羽毛布団だと中国から羽毛自体は輸入してきますが、洗浄は国内でしますので日本の基準でしっかりと洗浄と管理がされます。

安い羽毛布団だと中国で洗浄しただけのものも使うことがありますが、中国も洗浄技術がかなり向上している為、問題は起こりにくくなっています。
普段使う分には問題ないと思いますよ。
仮に臭いなどの問題があった場合は購入したお店に相談しましょう。
交換や返金などの対応をしてもらえますよ。

ちなみに羽毛の大きさもヨーロッパに負けないぐらい大きいものもあります。
まぁもちろん安いものであんまりオススメはしないなぁってものもありますけど。笑

 

一つ注意ですが、今の話はあくまで日本製の羽毛布団に限定した話です。

海外製の羽毛布団の場合は注意が必要です。
何が違うのかというと、海外製でも品質管理の部分において日本の基準で生産を依頼します。
問題は管理を担当するのが外国人だという点がネックになります。
やはり文化も感覚も違うので、外国人が気にならない臭いでも日本人は気になるケースが発生します。

仮に中国洗浄の羽毛を使って日本でお布団を作った場合、臭いがしたら生産過程や検品過程で絶対にチェックが入り、生産ストップして出荷を止めます。


ですが海外製だとそのままスルーして輸入され販売される可能性があります。
これは例に挙げた中国だけに限らず他の国で生産されたお布団についても同様です。
やっぱり最終的に「だれが作ったか?」「検品したか?」というのは非常に大事なポイントになります。

よほど信頼しているものを除いては海外製の製品はオススメしません!

 

いい羽毛の見分け方

どう選ぶ?

羽毛ってお布団にしてもダウンジャケットにしても基本的に中に入っていますので見ることができません。
本当は中に入るものを自分の目で大きさを見るのが一番いいのですが、それは現実的に難しいです。

工場直売や店頭で充填するのを見れるところもありますが少数です。
今やお布団は専門店で購入される量よりもネットやテレビなどの通販や量販店で購入される量の方が増えてきています。

実際にお布団の中身を見れずに買う場合、どのようにして見分ければいいかお話します。

本当に大事なポイントはひとつだけですので、購入を検討される方は是非覚えておいてください。

 

DP(ダウンパワー)を見てください!

いきなり言われてもなんのこっちゃさっぱりわからないかと思います。
次で説明していきますね。

DP(ダウンパワー)とは?

DPとは、どれだけ羽毛が膨らみを持ち、どれだけ復元力を持っているかを数値化したものです。

あまり気にしなくてもいいですが、計測方法も載せておきます。

内径29㎝のシリンダーに羽毛を30g入れその上から重さ94.3gの円盤を入れる。その時の高さを計測し、羽毛の体積を求め1gあたりの体積をダウンパワーとして表す。

画像:日本羽毛製品協同組合のホームページより

ね?

全然違うでしょ?
これ同じ量の羽毛なんですけど、こんなにも膨らみが違います。
ひと口に羽毛といっても生育環境の違いもあり膨らみ方は全然違います。

それを数値化することで購入を検討する時や比較をする時の判断材料になるようにしました。
基本的には数値が大きくなればなるほどいい羽毛だと考えてもらって大丈夫です。
市販されているものではDP350~440までの商品がメインですね。
中にはDP480なんかの化け物みたいに膨らむむちゃくちゃいいものもあったりします。

 

ゴールドラベルについて

羽毛ふとんについているラベルについて話をしていきます。
このラベルはゴールドラベルと呼ばれています。

もしかしたら見たことがある人もいるかと思います。
見たことがない人はせっかくなのでどんなのがあるか見ていってください。

必ずしもついているワケではありませんが、日本羽毛製品協同組合に加入しているメーカーであればつけることが可能なラベルです。

日本羽毛製品協同組合についてはまた記事にするかもしれませんが、簡単に言ってしまえば品質管理を徹底して消費者が安心できるような羽毛製品の情報の発信や試買テストを実施し怪しい羽毛製品が市場に出回っていないかチェックしている組合です。

絶対ついていないとダメなラベルではありませんが参考にはなります。
ここでラベルの見分け方を見て購入する時の参考にしてくださいね。

ニューゴールドラベル

画像:日本羽毛製品協同組合のホームーページより

DP300以上の羽毛に使用可能なラベルになります。

他にも基準があり、ダウンの混率が50%以上、洗浄度500mm以上、酸素係数4.8mg以下といった条件があります。

このように細かい条件もあるのですが、ここはまともに洗浄等の処理をしている羽毛であればクリアできる条件だと思います。

僕自身これ以下の規格の話はほぼ聞いたことがありませんし、あったとしてもオススメできるような商品ではありません。
ダウンの混率なんかも50%以下だと羽毛ふとんと言えなくなり羽根ふとんと呼ばれるようになります。

羽毛ふとんと羽根ふとんとあればみなさんどちらを買いますか?

おそらく羽毛ふとんの方を選ぶ方が多いと思います。
ということは違法な業者以外はここは基本的にきっちりやってきます。

では次のラベルを見ましょう!

エクセルゴールドラベル

画像:日本羽毛製品協同組合のホームページより

DP350以上でダウンの混率は80%以上がラベルの条件になります。
他の部分に関してはニューゴールドラベルと変わりません。

正直羽毛布団の購入を検討されている方であれば最低でもこのクラスからのものをオススメしたいですね。

本当はこの次のクラスの羽毛ふとんからがオススメですが、とりあえず羽毛ふとんを使ってみたいという方はこのクラスでお試しをしてみるのもいいかと思います。

ロイヤルゴールドラベル

画像:日本羽毛製品協同組合のホームページより

DP400以上でダウンの混率は90%以上がラベルの条件です。
ここも先ほどと同じで他の条件はニューゴールドラベルと同じになります。

このクラスから使われている羽毛ふとんは基本的にオススメできる商品だと思います。
羽毛の暖かさや膨らみを実感できるクラスです。

ただしお値段も少しいいお値段になってはきますけどね!笑

プレミアムゴールドラベル

画像:日本羽毛製品協同組合のホームページより

DP440以上でダウンの混率が93%以上が条件のラベルになります。
ここでも他の条件はニューゴールドラベルと同じです。

最高クラスの羽毛になります。
このクラスの原料は流通量も他のクラスの羽毛と比較して少ないものも多く、本当にいい羽毛でしかこのクラスの羽毛原料は作れません。

もちろん羽毛ふとんの暖かさや膨らみも最高クラスのものがほとんどです。

ただこのクラスの羽毛を使ったおふとんは非常に高価になりますので、お財布にゆとりがある方、高くてもいいおふとんで眠りたいという方にオススメです。

 

まとめ

長々と書いてしまいましたが、大事なポイントは下にまとめます。

 

  1. 羽毛の産地にはこだわらなくていい!
  2. 大事なのはDP(ダウンパワー)!

 

この2点を覚えておけば大丈夫です。
最後はラベルの説明もしましたが、あくまでDPの説明の補足としてお話したまです。
ついていないよりはついている方が安心といったレベルです。

実際大手寝具メーカーである西川系列の羽毛布団にはついていませんし。
西川の場合は自社できっちりと羽毛を試験してデータを出せるように保管しています。
西川以外でもデータをきっちりと管理しているメーカーは多いので、ラベルがついていないとダメ!って縛りはつけない方がいいです。
選択肢が少なくなっちゃいますしね。

あくまで大事なのはDPの数字ということを覚えておいてください。
寝具に携わる人間としてはDP400以上のものがオススメです。
安いものと比較したら少し高く感じるかもしれませんが、暖かく寝心地もいいので本当にオススメできますよ!

毎日使うものですから妥協して安い羽毛布団を買って後悔するぐらいであれば、しっかりとしたいいものを買う方が結果的に満足できます。
3万円違ったとしても羽毛布団は5年以上は使えるので日割りで考えると1日で16円程度の差しかありません。

だったらいいもの使ってしっかり寝て、仕事に遊びに全力が出せる環境を作った方がいいと思いませんか?
どう考えるかは人それぞれですが、一度しっかり考えてみてもいいと思いますよ。

とまぁ今回はここまで!
ほな、また!

おふとん
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