西川と昭和西川って別会社?
西川って統合したって聞いたけど、何か変わるの?影響は?
今回はこんな疑問にお答えしていきます。
睡眠環境・寝具指導士で現役の寝具業界の営業のしーさんが解説していきます。
羽毛布団やマットレスなどの寝具を見ていると「西川」と書いた寝具を見かけることが多いと思います。
でも「西川」といっても東京西川、西川リビング、京都西川、昭和西川など結構な数があります。
例に出した4社は寝具メーカーとしての西川ですが、他にも販売会社としての西川もあったりして結構複雑です。
ただ、お布団を買って使う人からすれば品質がよければあまり気にしなくてもいい話ですけどね。
ちなみにこの記事を書いている2020年1月の時点からは寝具メーカーとしての「西川」は西川株式会社と昭和西川株式会社の2つを覚えておけば大丈夫です。
東京西川と西川リビング、京都西川の3社は2019年2月1日で3社統合して西川株式会社になりましたので。
めちゃくちゃざっくりですが、マットレスのイメージキャラクターに大谷翔平を起用しているのが「西川」、マツコ・デラックスを起用しているのが「昭和西川」って感じで覚えるのが簡単です。
この記事では西川の違いや統合した西川の影響について解説していきます。
西川(nishikawa)の違いについて
冒頭で西川株式会社と昭和西川株式会社だけ覚えておけばいいと書きましたが、ここではもう少し詳しく解説していきます。
店頭やネット通販、最近ではジャパネットなどのテレビ通販でも見かけることが多くなってきた西川の寝具ですが、よく見ると京都西川であったり昭和西川であったりすることも。
自分が気に入った寝具であればメーカーはどこであっても気にしないという人は気にしなくてもいいですが、この記事を読んでるという人は違いが気になっていると思うので簡単に解説していきます。
西川株式会社(nishikawa)とは
西川株式会社とは2019年2月1日より西川産業(東京西川)、西川リビング、京都西川の3社が統合した会社になります。
2020年1月時点ではまだ3社それぞれのブランドや旧3社の名前が使われているといった状況ですが、これは今後数年のうちに西川に一本化されていく予定です。
ですので、今でも店頭やネットで寝具を検索した場合、東京西川や西川リビングの商品を見かけることも多くあります。
ちなみにこの統合した3社は元をたどると同じ会社です。
元は1566年創業の西川甚五郎商店という日本でも有数の歴史を持った企業だったりします。
これが西川産業(東京西川)で、京都西川や西川リビングは元々は支店だったのですが分社化されて取り扱う商品も別々、仕入れルートも別々で販売先では各社それぞれが商品の売り込みをするといった感じでした。
しかし時代の流れもあり、3社が得意とする商品やサービスを集約して日本の西川ではなく世界の西川になるため統合に踏み切り西川株式会社になりました。
西川で有名な寝具といえば野球の大谷翔平選手をイメージキャラクターとして採用しているエアーですね。
アスリートを多くイメージキャラクターに採用しているので知っている人も多くいるかもしれません。
ちなみにエアーはふるさと納税の返礼品にもなっています。
僕の控除の限度額ではマットレスは無理でしたが、エアーの枕を返礼品としてもらったのでレビューしてみました。
詳しくは【最安はふるさと納税】西川のエアー枕を使った感想を正直にレビューします!の記事をご覧ください。
西川株式会社について簡単に説明するとこんな感じです。
次は昭和西川について解説していきます。
昭和西川株式会社について
元々は西川の製造部門として昭和寝具工業という名前の会社でしたが、1968年より昭和西川と社名変更をしています。
元々は製造が中心の会社でしたが、百貨店向けに寝具の製造販売を始め、今では量販店やネット販売やテレビショッピングでも寝具を販売しています。
西川と同じく西川甚五郎商店が起源ですが、西川とはビジネス上の交流は今はなくライバル関係にあるので完全に別物で考えてもらえれば大丈夫です。
昭和西川で有名な寝具はムアツ布団でマツコデラックスがイメージキャラクターをやっているので見たことがある人も多いかもしれませんね。
上の昭和西川の看板商品でもある「ムアツふとん」についてムアツふとんの口コミや評判は?おすすめを寝具指導士が徹底解説!【安く買う方法も】という記事で徹底的に深掘りして解説しています。
「ムアツふとん」がどんなマットレスなのか興味があるという人はぜひ参考にしてみてください。
他にもディズニーキャラクターの寝具も扱っていたりします。
あくまで個人的な意見ですが、僕はどちらかというと昭和西川の方がおすすめです。
西川と昭和西川の品質はどちらがおすすめ?
お布団を選ぶときにメーカーを気にする人も多くいると思います。
そんな時に僕らが気にするのはどこのメーカーがいいというのも大事ですが、どちらの商品が品質がよくてコスパがいいか?というところが1番気になりますよね?
西川の違いについて説明しているブログ記事は他にもあって歴史の部分など細かに解説しているページもあります。
ただ、どちらがいいかなどについて書かれている記事はほとんどないので、ここを深掘りして解説していきます。
ただし、思いっきり私見が入った意見なので参考までにそうゆう見方をしている人もいると思ってください。
羽毛布団の品質とコスパについて
羽毛布団の品質とコスパについては正直、昭和西川に軍配が上がるかなと思っています。
特に品質面については以前までの西川が3社のときは西川だったのですが、統合後は少し未知数な部分があります。
内部でも人事異動が多く、若干不安定な気もしますので。
ここはもう少し様子見といった感じですね。
コスパの部分は正直あまり良くないかなと。
元々、高品質で値段も高い羽毛布団も多かったので。
西川の羽毛布団については【2024年】西川の羽毛布団おすすめ5選!【布団選びで失敗したくない】という記事で解説していますので参考にしてみてください。
西川の夏用の寝具であるダウンケットについても【2024年版】西川の洗えるダウンケットのおすすめ3選!【わかりやすく解説】という記事で解説しています。
夏場の暑い時期に使う羽毛布団を探している人はこちらを参考にしてください。
対して昭和西川はコスパの部分は元々優れているのですが、ここ最近ではかなり攻めた営業をしているようで値段が安く品質もいいものが増えてきている気がします。
とはいえ百貨店向けの寝具をやっていますので品質も元々いいけどね。
昭和西川のおすすめの羽毛布団については【2024年1月更新】昭和西川の羽毛布団のおすすめ3選!【コスパ抜群】という記事で解説していますので参考にしてみてください。
品質に関しては西川が現状少し不安要素もありつつ未知数といった感じで、昭和西川は安定しているように感じます。
コスパに関しては昭和西川が優れていてるので昭和西川の方に軍配が上がるといった感じです。
品質面についても旧西川3社と比較してもそこまで大きな差があったワケではないですしね。
トータルで考えたときは昭和西川かなと僕は思っています。
西川と昭和西川の違いについてのまとめ
西川といってもたくさんあるので中々わかりにくいですが、西川と昭和西川を覚えておけばいいですよ。
今は移行期なので東京西川と西川リビング、京都西川の商品がありますが、これは今後西川に統一されていくと思います。
あと大事なのは西川と昭和西川は完全に別物だと考えてください。
有名寝具メーカーを語る上では絶対に外せない西川ですが、他にもいいものを作っている寝具メーカーはたくさんあるので西川だけにこだわらず選んでみてくださいね。
ちなみに2023年は羽毛布団も値上がりしていますが、これでもまだマシです。
2024年は円安の影響をモロに受けるのでさらに値上がりが予想されます。
買い替えを考えているのであれば早めにに買い替えておくほうがお得ですよ。
おすすめの羽毛布団を【2024年】羽毛布団のコスパ抜群おすすめ人気ランキング10選【寝具業界の人間が選んでみた】という記事でランキング形式で紹介しているので参考にしてください。
コメント
寝具に興味があり色々勉強しています。
昭和西川さんのムアツマットがすごいと噂を聞いて調べてたところでこちら拝読させていただきました。
とてもわかりやすかったです!
ありがとうございました。
コメントありがとうございます!
お返事遅くなってすいません・・・
ちょっと流行り病にかかってまして。
わかりやすいと言ってもらえて嬉しいです。
ちょこちょこモデルチェンジや商品ラインナップの変更もあるようなので、また情報もアップデートしておかねば。
良ければまた見にきてくださいね。